泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅲ 古美術逍遙―東洋へのまなざし

八大山人《安晩帖》清時代・康煕33年(1694)重要文化財*頁替え有り 泉屋博古館蔵

八大山人《安晩帖》清時代・康煕33年(1694)重要文化財*頁替え有り 泉屋博古館蔵

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    会 期
    20220910日 -  20221023
    開催時間
    11時00分 - 18時00分
    ※金曜日は19時00分まで開館 ※入館は閉館の30分前まで
    休み
    月曜日
    ※祝日の場合は開館、翌平日休館。
    入場料
    有料
    一般1,000円(800円)、高大生600円(500円)、中学生以下無料
    ※20名様以上の団体は()内の割引料金 ※障がい者手帳ご呈示の方はご本人および同伴者1名まで無料
    この情報のお問合せ
    泉屋博古館東京
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    泉屋博古館東京
    住所
    〒106-0032 東京都
    港区六本木1-5-1
    最寄り駅
    六本木一丁目
    電話番号
    050-5541-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

    泉屋博古館東京リニューアルオープンを記念して開催する館蔵名品展第3弾。古くより人々のまなざしを集めてきた東洋美術の名品の数々を、国宝2件・重要文化財10件も含めて一挙にご紹介します。
    住友家に蒐集された美術品は、仏教美術、日本絵画・書跡、茶の湯道具・香道具、中国絵画・書跡、文房具の多岐にわたります。日本の絵画は人々が愛でる花鳥風月を描き、中国絵画は目に見えない「気」をどう表すか格闘を続けました。また、茶の湯や煎茶は茶を飲む行為に視覚の悦びを生み出しました。そして人間という無常な存在に慈悲の目を向ける仏。東洋の美術は、まなざしのドラマに溢れています。
    本展では、そうした東洋美術をめぐるまなざしのドラマを、住友コレクションを生み出した数寄者の「目」とともにご紹介いたします。

    [展示構成]
    §1:和の美をかざる-日本書画と茶の湯道具
    住友コレクションには、様々なジャンルの日本の絵画・書が残されています。例えば、墨という色材だけで、移り変わる世界の一瞬を描き出す水墨画。これが邸宅の床の間にかかると、場の空気は引き締まったことでしょう。鮮やかな彩色と緻密な描写が目をひく大画面の掛幅や屏風は、大広間をもてなしの場へと変貌させました。手元で楽しむ小作品としては、我が国の豊穣な物語世界を伝える絵巻物をご紹介します。
    また書画鑑賞の重要な場となったのが、茶会です。住友コレクションの蒐集者・住友春翠もまた茶の湯の世界へと足を踏み入れたひとり。本展では春翠が関係した茶会の記録を紐解きながら、実際に100年ほど前の茶会で取り合わせられた書画と茶道具もご紹介します。

    §2:仏のかたち-仏教美術
    当館の仏教美術は数こそ多くありませんが、仏教伝来の道筋を辿るように地域的な広がりを持つのが特徴です。特に中心は金銅仏。青銅器蒐集で培った住友春翠の中国の金属工芸に対する審美眼が発揮されたジャンルです。一方、仏画では、高麗時代の朝鮮半島で制作された《水月(すいげつ)観音像(かんのんぞう)》に清らかな品格を見出すことができ、春翠らしい清雅の美意識が感じられます。また、日本で制作された鏡像は、その線刻のあまりの細やかさに「キャンバス」が金属であることを思わず忘れさせる驚きの作品です。
    当館のコレクションは、仏教美術史を通観できるものとは言えませんが、作品それぞれに人々の祈りから生まれた美が宿り、それを見出したコレクターたちの眼を感じとることができます。

    §3:典雅と奇想-中国書画
    住友コレクションの中国書画は、個性の異なる二人の手によって主に蒐集されました。そのひとりが、住友寛一。住友春翠の長男です。はじめ近代西洋の芸術を愛好していた寛一は、やがて東洋美術、特に文人画の魅力に気付きます。彼が心惹かれたのは、伝統に縛られない個性的な画風をつくりあげた画家たちで、結果的に八大山人や石濤らの作品が集まります。
    一方、父・春翠が集めた中国書画も魅力的です。好んだのは型破りよりも気品ある画面。用いる空間を念頭に置きながら蒐集した作品ばかりです。たとえば煎茶会でかけるための明清書画。あるいは茶の湯で唐物として尊ばれた南宋絵画。近代の数寄者同士の交流の上では必要とされた書画ばかりで、クラシックで重厚感を漂わす作品群です。
    この二つの中国書画コレクションは単なる親子の趣味の違いにとどまりません。日本が中国絵画に求めた理想が明治から大正にかけてゆるやかに変化したその軌跡をなぞるような、二代がかりの一大コレクションなのです。

    §4:文人の粋-文房具と煎茶
    文房すなわち書斎は、主の美意識が最も反映される場所です。その美意識を凝縮したものが、文房で使う道具(文房具)です。中国の文人たちは、文房に清らかな美しさを求めました。書画制作に必須の文房四宝(筆、硯、墨、紙)や、自然の偉大な気を宿す石に瓶花、先人の美意識と技術の結晶である青銅器、清風を生む煎茶など次々と文房に取り入れ、友との清談を楽しみました。日本でも江戸時代以降、こうした生き方に共感を抱く人々が現われ、煎茶会を開いて楽しみます。住友家15代当主の住友春翠(1864-1926)もその一人でした。本展では、煎茶会のしつらえをイメージした展示を行うことで、かつて文房という空間ではどのように芸術が鑑賞されていたのかご紹介します。今の私たちにとっては、思いもよらない新鮮な芸術の楽しみ方がきっと見つかるはずです。

    前期:9月10日(土)~10月2日(日)後期:10月4日(火)~10月23日(日)

    主催・協賛・後援

    主催:公益財団法人泉屋博古館、日本経済新聞社

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