開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
月曜日,火曜日,水曜日,木曜日
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入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
harmas@fabre-design.com
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒135-0024 東京都
江東区清澄2-4-7 |
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最寄り駅 | 清澄白河 |
電話番号 | 03-3642-5660 |
アルマスギャラリーでは、7月2日から下出和美による個展を開催します。
下出和美は、少女と植物をモチーフとして多くの作品を描いています。
空き地や裏庭のような、人の手入れをされていない、もしくは放棄されたようにみえる植物の茂みのなかに、少女が佇んでいたり、寝転んでいたりします。
かくれんぼのような遊びの情景を思わせますが、主人公であるはずの人物たちの表情からは感情は読み取れず、背景であるはずの植物と同化しているようです。
今回の作品には動物も多数登場しますが、植物、少女、動物が折り重なり、そこにある存在はすべて等価値であるように描かれています。
東京では久々の展示となります。
散歩しにいくような気持ちでご来場くだされば幸いです。
野原の真ん中にひょろりと高く伸びる一本のハルジオン。
風で揺らめいている。
緩やかに野原を2分する。
画面に引く1本の線も、こうあればいいと思った。
光が降りそそぐ野原で、野良猫が寝転び、カメがのそのそ歩き、虫たちは蠢いている。
死ぬ前に思い出す光景がここであればいいと思えた。
それぞれがそれぞれの理由で移動したり立ち止まる。こちらはこちらの勝手なイメージでその理由を推し量る。
犬の動きを見て人間の言葉をあてた動物番組じゃあるまいし…と、うんざりする。
しかしそれでも相手が許す限り親密な距離に近づきたいと思う。
野原にゆるやかに在るハルジオンのような線を、探り探り星と星をつなぐような辿々しい線を、
絵画の中で探る。
下出和美
ご来場の際はマスクの着用および入り口での消毒液のご使用をお願いします。