ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ

ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ
    タグ
    • 印刷する
    • add calendar
    会 期
    20220716日 -  20220925
    開催時間
    10時00分 - 17時00分
    ⼟曜・祝前⽇: 9時30分~19時00分、⽇曜・祝日: 9時30分~18時00分
    最終⼊館は閉館時間の 30分前まで
    休み
    月曜日
    祝日の場合は開館し翌平日休館
    入場料
    有料
    一般:1,000( 800 )円 / 大高生・65 歳以上:800( 600 )円
    ※( )内は 20 名以上の団体料金。 ※中学生以下無料・障がい者手帳をお持ちの方とその介添者( 1 名)は無料
    展覧会の撮影
    不可
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    市原湖畔美術館 TEL:0436-98-1525 E-mail:info@lsm-ichihara.jp
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    市原湖畔美術館
    住所
    〒290-0554 千葉県
    市原市不入75-1
    最寄り駅
    高滝
    電話番号
    0436-98-1525

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

     想像力をふくらませ、躍動感たっぷりの筆致で描いたデビュー絵本『オオカミがとぶひ』によって、彗星のごとく出版業界に登場したミロコマチコ(1981- )は、以後国内外の絵本賞や文芸賞をたて続けに受賞し、常に新作が期待される絵本作家のひとりです。いっぽうで、大きな画面いっぱいに生物や植物をのびのびと描き、時には音楽家と共鳴しながら即興でペインティングを行うなど、画家としての活躍にも注目が集まっています。
     デビューから約10年、ミロコマチコは、絵本作家、そして画家として、男女問わず、幅広い世代から支持され、デザイナーやアーティストからも一目置かれる存在となりました。とりわけ近年の表現は、従来のエネルギッシュで破天荒なイメージに加えて、どこか霊的な存在をも感じさせるものへと変化し、その世界のさらなるひろがりを感じさせます。自然豊かな奄美大島へ住まいを移し、これまでとは異なる時間の流れや環境のなかで暮らしはじめたこと、そして、この地の伝統的な染色文化に触れたことも、少なからず影響しているのかもしれません。
     本展は、「ミロコマチコとは何者なのか」をテーマに、近作・新作を中心とした絵画や絵本原画、書籍の装画や企業とのコラボレーションを展示すると同時に、奄美大島での暮らしや制作風景も紹介しながら、ミロコマチコの底知れぬ魅力に迫ろうとするものです。

    展覧会のみどころ

    ■近作
    絵本作家デビュー前後から、延べ50回以上のライブペインティングを行ってきたミロコマチコ。ライブペインティングで描かれた大きな作品をはじめ、2016年から2019年に描かれた絵画が一堂に会します。近作からは、ダイナミックなタッチでいきものの本質を捉えるよく知られたミロコマチコの表現から、大きく変容するきざしを見て取ることができます。

    ■装画・アートディレクション
    絵本作家や画家として活躍するほか、書籍の装画や企業とのコラボレーションなど、イラストレーションやアートディレクションといった仕事も数多く手がけています。2015年以降、表紙のイラストを手掛ける『味の手帖』の原画など、ミロコマチコの装画・アートディレクションの仕事を紹介します。

    ■近作絵本の原画
    1年約1冊のペースで絵本を発表してきたミロコマチコは、2014年を境にその表現がさらに色彩豊かになり、においや音など五感を刺激するものへと変容していきました。世界最大規模の絵本原画コンクールであるブラティスラヴァ世界絵本原画展(第26回)において金牌を受賞した『けもののにおいがしてきたぞ』(2016年、岩崎書店)をはじめ、『まっくらやみのまっくろ』(2017年、小学館)、『ドクルジン』(2019年、亜紀書房)の3冊の近作絵本の原画を紹介します。

    ■山形ビエンナーレ
    ミロコマチコにとってターニングポイントとなった、2016年、2018年に参加した山形ビエンナーレ。山形ビエンナーレで発表した、人間と野生動物それぞれの視点からつづられた「おはなし」でできた山車型の立体絵本《あっちの耳、こっちの目》や《からだうみ》を紹介します。人間と野生動物が同じ場面を共有しながらも、両者の意識が交錯することはなく、自然のなかにおける人間の在りかたを問いかけます。

    ■新作
    山形のような圧倒的な自然の中では、東京のような便利な暮らしは何の役にも立たないことを実感したミロコマチコは、いきものとして生きるために2019年6月に奄美大島に住まいを移します。奄美大島で暮らすうちに、見えないものの音を聞き、その気配を感じるようになったミロコマチコが描く、決まったかたちを持たない、不思議ないきものたちが現れます。また、市原湖畔美術館会場での開催に合わせて描き下ろされた《2匹の声》も初公開します。

    関連イベント

    ■オープニングセレモニー
    展覧会の開催を記念して、ミロコマチコさんからご挨拶を頂戴いたします。
    日時:7月16日(土)9:30~
    会場:企画展示室入口
    参加費:無料(別途要入館料)

    ■ワークショップ「海のカーテンをつくろう」
    大きな布にマジックや絵の具を使って自由に海の仲間を描き、みんなで大きな海をつくりましょう。
    日時:7月16日(土)10:30~12:00
    定員:20名 ※事前申込制、先着順
    参加費:1,000円(別途要入館料)
    対象:4才~小学校低学年
    講師:ミロコマチコ

    ■ライブペインティング「海を混ぜるⅥ」
    数年に亘りコラボレーションしてきたミロコマチコと音楽家・haruka nakamura(ピアノ)によるライブペインティング。
    当館多目的ホールの大きな窓を開放して芝生広場までを会場に、パフォーマンスを行います。
    日時:7月17日(日)15:00~16:30(開場14:30)
    出演:ミロコマチコ、haruka nakamura(ピアノ)
    会場:市原湖畔美術館多目的ホール+芝生広場 ※雨天時は多目的ホール内のみで開催します。
    定員(有料席):30名(多目的ホール内、要事前申込)
    参加費(有料席):1,000円(別途要入館料)

    主催・協賛・後援

    主催:市原湖畔美術館[指定管理者:(株)アートフロントギャラリー]、朝日新聞社
    協力:亜紀書房、朝日出版社、朝日新聞出版、味の手帖、iTohen、岩崎書店、幻冬舎、講談社、小学館、newton、ブレーメン、ブロンズ新社

    新型コロナウイルス感染症予防対策

    ・ご入館時に検温をお願いしております。37.5℃以上ある方のご入館はお断りしております。
    ・ご入館にあたり、来館者の皆さま(グループの代表者 1 名)の連絡先(お名前、お電話番号)を頂戴しております。
    ・館内では、マスク着用のご協力をお願いいたします。
    ・こまめな手洗いにご協力をお願いします。
    ・咳やくしゃみをされる際は、マスク、ハンカチ、ティッシュなどで口をしっかり覆う「咳エチケット」にご協力ください。
    ・発熱、咳などの風邪症状がある方や、体調に不安がある方は、ご来館をご遠慮ください。

    関連情報

    同時期開催
    <b>常設展「深沢幸雄のガラス絵」</b>
    会期:2022 年 7 月 2 日[土]–10 月 10 日[月・祝]

    当館常設展示室では、日本を代表する銅版画家であり、市原市名誉市民である深沢幸雄の作品を主に、市原市にゆかりのある作家の作品を、年に4回の展示替えを行い、紹介しています。
     本展では、銅版画家である深沢幸雄の、銅版画家ならではの手法で描かれたガラス絵をご紹介いたします。深沢は、ガラスに “削り” を施し、朱色・セルリアンブルー・金色などを用い、鮮烈な色彩で描くことにこだわりました。2020年当館でのガラス絵展示以降、新たに収蔵した作品も展示いたします。

    平均:0.0 
    レビューした人:0 人

    近くの展覧会

    人気の展覧会

    <<        >>

    クリップした展覧会はありません。