平川祐樹 Untitled Tear

Untitled Tear/2022   2022   4K, Approx. 15min 30sec, silent

Untitled Tear/2022 2022 4K, Approx. 15min 30sec, silent

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会 期
20220621日 -  20220806
開催時間
11時00分 - 19時00分
休み
日曜日,月曜日,祝日
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
アンドーギャラリー
情報提供者/投稿者
開催場所
ANDO GALLERY
住所
〒135-0023 東京都
江東区平野3-3-6
最寄り駅
清澄白河
電話番号
03-5620-2165

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

平川祐樹は1983年愛知県生まれ。場所や事物に宿る「固有の時間」をテーマに、メディア考古学を応用した映像作品を制作しています。近年取り組んでいる、失われた映画を扱った「Lost Films」シリーズは国内外で高く評価され、2019年にはロッテルダム国際映画祭(オランダ)、オーバーハウゼン国際短編映画祭(ドイツ)、ショートウェーブス映像祭(ポーランド)など数々の映画祭にて招待上映されています。近年の主な展覧会に、2020年「State of Motion 2020: Rushes of Time」(シンガポール国立公文書館、シンガポール)、2020年「Spirit and Endeavours」(ソールズベリー大聖堂、イギリス)、2021 年「ストリーミング・ヘリテージ | 台地と海のあいだ」(名古屋市内各所)、2021 年「Lumiere」(ダラム大聖堂、イギリス)などがあります。
アンドーギャラリーで4回目となる本展では、視ることと触れることの根源的な接点をテーマとした新作「Untitled Tear/2022」を発表いたします。映像に現れるのは、カメラの心臓部である撮像素子(イメージセンサー)に直接置かれた人間の涙です。映像制作において撮像素子に直に触れることはタブーとされていますが、作家はそこにあえて一滴の涙を配置して撮影しました。剥き出しの撮像素子の上で表面張力が生じた涙は、あたかも鈍いレンズのように機能し、不明瞭に外界を捉えています。平川は、涙を感傷的な意味やロマンティックな題材として扱ってはいません。より生理的な意味合いとして、人間の眼球を保護する涙液(るいえき)としての涙です。カメラの撮像素子と人間の涙液、この無機と有機の対極とも取れる2つの物質を直に接合し、そこに新たな景色を見出しました。
スマートフォンの急速な普及によって、デジタル画像は当たり前のように触覚性を獲得しました。夜眠る前、多くの人々は暗闇でスマートフォンを片手に日々変化する情報を受信しています。その何気無い日常の1コマに、作家は生物の進化史を重ね合わせたと言います。かつて光を感知する触手であったとされる眼球、そして触覚性を獲得したデジタル画像。それはあたかも、海中に注ぐ太陽光を求め触手を伸ばすカンブリア紀の生物のようでもあります。視ることと触れることの根源的な接点、そして共通して現れてくる欲望の形。そこには美術の深淵に迫るテーマが垣間見えます。前シリーズとは異なる新たなテーマのもとで制作されたミニマルな映像世界をどうぞご高覧ください。

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