陶芸家 辻村史朗
会期: 2022-05-13 - 2022-06-19
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
クラフト
展覧会タグ:
作陶
茶わん
自選回顧展
辻村史朗
壺
陶芸
器(茶道具・食器・花器)
開催内容
人里離れた山間の奈良・水間(みま)町に住まいを兼ねたアトリエと窯を自らの手で造り、自然に溶け合うように暮らす陶芸家、辻村史朗(1947~奈良県生まれ)。型にとらわれず、とことん自己と向き合い、心赴くままに生みだされた作品は、エネルギーに満ち溢れ、国内外で高く評価されています。
洋画家を志して上京した10代後半、絵に没頭する日々の中で自己を追求したいという思いが募り、禅門を叩きます。修行の日々を過ごした辻村は、「人間の内なるものから発する何かと、ものを造ることから生じる何か、この二つの何かが自分の生きるうえでの指針となった」と振り返ります。
そして20代のはじめ、日本民藝館で名も無きひとつの大井戸茶碗に感動したことがきかっけで、師匠を持たず作陶の道に進み、今日まで精力的に土をいじり、日々思うがままの創作を続けています。
本展は、作陶を始めた初期から現在に至る作品を網羅する自選回顧展です。作陶の原点となっている茶わん、壺や花器を中心に、書や絵画など約150点により、多才な辻村史朗の世界をご紹介します。