開催時間 |
12時00分 - 18時30分
初日13:00より 最終日16:00まで |
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休み |
無し
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作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
mail info@binosha.jp Tell 03-5834-2048
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒110-0001 東京都
台東区谷中1-3-3 |
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最寄り駅 | 根津 |
電話番号 | 03-5834-2048 |
4月19日(火)よりコムラマイ個展 “ i ”を開催いたします。
コムラマイはヌードを撮る作家としてよく知られていますが、その作品は一般的なセクシュアルなヌード写真とは異なります。一瞬、どの部分を撮っているか戸惑うほどの画面いっぱいの肌のアップは果物や種子の表皮のようにあるがままの自然物の美しさと生きている事の瑞々しさを感じます。
多くの皆様のご来廊をお待ちしております。
▍作家より 個展に寄せて
その傷がどうしてそこにあるのか。時間を遡って理由を思い出す時、私が私であることを再確認している気がします。
年明けに点滅する青信号に向かって走るも足がもつれて擦り剥いた膝、何度もいじってしまうから2週間治らなかった指のささくれと切り傷、15年以上前の鬼ごっこで転んで手首に残った痕。傷と記憶を照らし合わせると、この体が生まれた日から今日までずっと続いている一つの存在なのだと実感できます。
傷は生きる過程で増えるものですが、肌の色や体毛、骨格といった制御しづらい部分も私である証拠なのかもしれません。それらは元を辿れば過去との繋がりを意味します。この皮膚の奥には大勢の時間が漂っています。過去はこちらをずっと見つめていて、私も折に触れて声がする方へ振り返ります。
この体は、私とこれまでに生きていた誰かの存在の履歴です。傷は肉体と記憶を紐づける印です。どうしてだか、私は私でいたいのです。時々その事実に酷く疲れてしまうのに。
手指の消毒、マスクの着用にご協力をお願いいたします。
ギャラリー内が込み合っている場合、入廊をお待ちいただく場合がございます。