ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡̶市民が創った珠玉のコレクション

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会 期
20220629日 -  20220926
開催時間
10時00分 - 18時00分
毎週金・土曜日は20時00分まで
入場は閉館の 30 分前まで
休み
火曜日
入場料
有料
決まり次第、展覧会HPでお知らせします
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
050-5541-8600 (ハローダイヤル)
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
国立新美術館
住所
〒106-8558 東京都
港区六本木7-22-2
最寄り駅
乃木坂
電話番号
050-5541-8600(ハローダイヤル)

詳細

展覧会内容

このたび、ドイツのルートヴィヒ美術館が所蔵する、20世紀初頭から現代までの優れた作品をご紹介する「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション」を開催いたします。
ケルン市が運営するこの美術館のコレクションは、市民のコレクターたちによる寄贈を軸に形成されてきました。二度の世界大戦、東西ドイツへの分裂から統一へといたる激動の20世紀を生きた寄贈者たちは、同じく困難な状況に翻弄され、ときに立ち向かい、またときに社会の新しい息吹に鼓舞された、同時代の美術家たちに目を向けました。
本展覧会では、ルートヴィヒ美術館のコレクションの代表的な作品を、寄贈にかかわったコレクターたちに焦点を当ててご紹介します。なかでも、館名に名を冠するルートヴィヒ夫妻は、美術館の顔とも言うべき存在です。ともに大学で美術史を学んだ実業家のペーターと妻イレーネが寄贈した、ヨーロッパ随一の優れたポップ・アートのコレクションやロシア・アヴァンギャルドの貴重な作品群、数多くのピカソの優品は、ルートヴィヒ美術館のコレクションの核を形成しています。一方、表現主義や新即物主義などドイツ近代美術の名品の多くは、ケルンで弁護士として活躍したヨーゼフ・ハウプリヒに由来します。彼は、第二次世界大戦から守り抜いた貴重な作品群を、戦後まもなくケルン市に寄贈し、社会に大きな希望を与えていました。展覧会では、こうした代表的なコレクションに加え、グルーバー夫妻からの購入と寄贈をもとに圧倒的な質と量を誇るまでに成長した写真コレクションや、現代美術を振興するさまざまな取り組みを経て収蔵された2000年代以降の作品もご紹介します。
ルートヴィヒ美術館は、美術を愛する個人の活動が、寄贈や支援という行為によって社会に接合する場として機能してきました。本展覧会でご紹介する、油彩や彫刻、立体作品、映像、写真を含む152点の出品作品は、美術館と市民との生きた交流の証です。本展覧会が、私たちの社会における美術館の意義と役割を見つめなおす契機になれば幸いです。

[みどころ]
未来を買ったコレクターたち
ルートヴィヒ美術館のコレクション形成に寄与したのは市民コレクターたちでした。文化・芸術を愛し守り、次世代に継承しようとしたコレクターたちの未来への想いは、ルートヴィヒ美術館のコレクションや芸術活動の礎にもなっています。美術と社会のゆるぎない結びつきは、日本に生きる現在の私たちにとって示唆にあふれています。

美術史をたどる、100年の多様な表現
ドイツ表現主義、新即物主義、キュビスム、ロシア・アヴァンギャルド、バウハウス、シュルレアリスム、ピカソやポップ・アート、前衛芸術から抽象美術、そして2000年代以降の美術まで、20世紀初頭から今日までの多様な表現をご紹介します。また、それぞれのセクションに挿入された写真コレクションは、時代の精神を生き生きと伝えています。女性作家たちのきらりと輝く表現にも注目ください。

時代が息づく珠玉の152点
20世紀前半のふたつの世界大戦と戦後の復興、東西の統一を経て、現在ではヨーロッパを牽引する国のひとつとなったドイツ。美術を通じて歴史が分かり、歴史のなかに美術が見えてくる展覧会です。人間と社会、そして歴史に迫る珠玉の152点をお楽しみください。

主催・協賛・後援

主催:国立新美術館、ルートヴィヒ美術館、日本経済新聞社、TBS、BS-TBS
後援:ドイツ連邦共和国大使館

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