開催時間 |
9時00分 - 17時00分
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休み |
会期中無休
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クリエイター在廊 |
無
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入場料 |
有料 高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) ※()内は20名以上の団体料金。 |
展覧会の撮影 |
不可 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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子連れ |
可 |
この情報のお問合せ |
八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)
〒391-0115 長野県諏訪郡原村17217-1611 TEL&FAX:0266-74-2701 |
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒391-0115 長野県
諏訪郡原村17217-1611 |
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最寄り駅 | 富士見 |
電話番号 | 0266-74-2701 |
清水多嘉示が芸術家として大成していく道を切り拓いたのは、単身パリに渡った渡仏時代でした。その陰には一人の友人の存在がありました。旧制諏訪中の同級生であり銀行家の傍ら考古学研究者として活躍した両角守一。このたびご遺族から当館へご寄贈いただいた両角守一旧蔵の美術作品・清水関係資料(交流の証)を初公開し、清水多嘉示生誕125周年の記念展といたします。
原村出身の芸術家 清水多嘉示は、諏訪で代用教員として教鞭をとりながら気鋭の画家として活躍し、さらなる絵画修行のため、1923年に渡仏します。その際に旧制諏訪中学校の同級生であった考古学者 両角守一と先輩の立木茂が中心となり、渡欧後援画会を組織し応援しました。フランスからの書簡で清水の制作活動の様子を伝え聞いた両角は、折々に諏訪の応援者たちにその活躍を伝え、滞仏期の清水の芸術を支えます。清水という芸術家を通じて近代彫刻の巨匠 アントワーヌ・ブールデルと諏訪の両角との間にも交流が生まれています。清水が帰国する1928年には、諏訪大社秋宮の狛犬を制作する計画が進められ、両角がその仲立ちとなりました。
本展では、清水多嘉示や2人の師であった西岡瑞穂や両角と交流のあった作家ら20点あまりの当館新収蔵作品を中心に、考古学資料や書簡など両角守一の関連資料を展示し、清水多嘉示や諏訪の芸術活動を支援した考古学者 両角守一のもう一つの顔にクローズアップします。
◆トークイベント
1. 対談「近代彫刻の系譜:ロダン―ブールデル―清水多嘉示」
彫刻研究をリードする2人の専門家が、ロダン以後の彫刻から清水多嘉示へと続く近代彫刻の
系譜、両角守一コレクションの魅力と意義について徹底討議
登壇者:髙橋幸次(フランス彫刻史研究/日本大学芸術学部名誉教授/国際ファッション
専門職大学教授)×黒川弘毅(武蔵野美術大学彫刻学科教授/彫刻家/修復家)
日 時:4月29日(金・祝) 13:30~15:30
2. 講演「諏訪の考古学者の系譜~両角守一を中心に~」
考古学者 両角守一と清水多嘉示をとりまく諏訪の人々を語る
講 師: 三上徹也(考古学研究/大昔調査会理事)
日 時:6月16日(木) 13:30~15:00
3. ギャラリートーク
八ヶ岳美術館スタッフの解説つきで会場を見学します。
日 時:4月9日(土)、5月15日(日)13:30~14:30
◆ブロンズクリーニング隊 番外編「室内彫刻のメンテナンス講座」
どなたでも文化財保存のお話をたのしめる鑑賞講座です。美術館のなかにある彫刻の状態を
観察したり、ロビーや応接間で出会う室内彫刻を長く楽しむ秘訣を一緒に考えてみましょう。
講 師:黒川弘毅 (武蔵野美術大学教授) 聞き手:小泉悦夫(八ヶ岳美術館館長)
日 時:4月30日(土) 13:30~15:00
※上記各イベントとも参加費無料/入館料別途、要予約 会 場:八ヶ岳美術館 企画展示室
◆ワークショップ
1. 考古学者のスケッチ鑑賞と土器スケッチ会
考古学者の両角守一が描いたスケッチを鑑賞したり、両角守一もコレクションした縄文土
器のスケッチをしてみよう。
日 時:4月17日(日)・5月22日(日)13:30~15:00
※上記各イベントとも参加費無料/入館料別途、要予約 会 場:八ヶ岳美術館 企画展示室
2. 粘土でつくる ゆらゆら縄文モビール
縄文土器の文様の粘土パーツでモビール(うごく室内かざり)をつくってみよう。
日 時:6月5日(日)13:30~15:30
参加費・材料費:300円/入館料別途、要予約 会 場:八ヶ岳美術館 企画展示室
主 催: 八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協 賛: スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、たてしな自由農園
協力: 青山敏子(清水多嘉示遺族)、武蔵野美術大学(清水多嘉示共同研究)
入口にて検温、情報記入 イベント人数制限あり(予約要)