ウラサキミキオ展 -まどはひらかれとじられる-
会期: 2022-03-28 - 2022-04-02
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
抽象絵画
風景画
絵画
現代アート
開催内容
ウラサキミキオが絵画表現によって私たちに伝えようとしている、ある感覚。その感覚を敢えて一言で表すならば「ある光景が日常に唐突に現れては、消える」ということになります。普段の何気ない瞬間に、まるでウラサキを「ちょっと・・・」と呼び止めるかのように、その光景は「窓」のように開かれますが、その窓の向こうを見極めようとして目を凝しても、窓はみるみるうちに閉じられていくのです。そのような感覚がなぜ、起こるのか、それは何を意味しているのか、ウラサキにとってその問いは、彼の絵画表現の探求の道筋となってきた、ものの「存在自体を見ることは可能か」という問いと重なっています。なぜなら、彼を引きつけるその光景とは、人が知らず知らず身につけてしまう「ものの見方」の殻を破って「存在自体」が肉薄してくる瞬間なのかもしれないからです。