開催時間 |
10時00分 - 18時00分
入場は17時30分まで |
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休み |
月曜日
3月 21日(月・祝)は開館、3月 22日(火)休館 |
入場料 |
有料 一般900円、団体(20名以上)700円、高校生以下/70歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料 ※学生証、年齢のわかる身分証明書が必要です。詳しくはお問合せください。 ◎一年間有効フリーパス「年間パス」2,000円 ◎学生とシニアのための特別割引デー「FirstFriday」→学生証をお持ちの方と65歳~69歳の方は、毎月第一金曜日(3月4日、4月1日、5月6日)100円 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
水戸芸術館(代表) TEL:029-227-8111
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒310-0063 茨城県
水戸市五軒町1-6-8 |
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最寄り駅 | 水戸 |
電話番号 | 029-227-8111 |
本展は、「家族」と「記念写真」をテーマに活動する写真家・浅田政志による作品を、制作の原点から最新作まで、本人の言葉とともに辿る最大規模の個展です。
2008年発表の『浅田家』以来、浅田は自身の家族を被写体に、自らも一緒に様々なシチューエーションを演じるセットアップ写真の手法で、時とともに変わる家族の様子を取り込みながら、作品制作を続けています。また、被写体として公募した家族と、撮影自体が「記念」となる作品も制作してきました。さらに、東日本大震災では津波に流された写真を洗浄するボランティア活動に携わり、その経験からアルバムを作り、そして残すことの大切さを伝える活動を行っています。
本展では浅田の全シリーズに加え、最新作『私の家族』茨城版を発表し、震災後10年を迎えた岩手県野田村の写真返却活動の今を追跡します。『私の家族』では、参加者を被写体かつ共同制作者として迎え、その人にとっての家族の記憶や思いに焦点をあて、浅田による写真と参加者による文章で家族の物語を表現します。
新型コロナウイルス感染症による制約のもと、私たちはこれまでになく「家族」と向き合うことになりました。また、ここ近年頻度が高まる自然災害は、かけがえのない「思い出をいかに残すか」という問いを、私たちに突き付けているといえます。浅田が写し出す多様な家族像を通して、誰かの、そして、あなたにとってのベストアルバムに想いを馳せてみませんか。
[見どころ]
浅田政志の全シリーズを総覧する浅田政志史上最大規模の個展
本展では、代表作『浅田家』(2003-2008) のほか、『NEW LIFE』(2008-2010)、『浅田家全国版』(2011-)、『みんな家族』(2007-2019)、『アルバムのチカラ』(2011-2021)、『せんねん』(2014-2018)、『まんねん』(2016-2919)、『一点』(2018-2020)、『私の家族』(2020-)を展示します。さらに、浅田から家族への Q&A も加え、家族の関わりから浅田政志の活動を紐解きます。
少年時代のエピソードに始まり、浅田本人の言葉が展覧会をナビゲート
浅田の作家活動のもととなった少年時代のある夏の出来事を始め、浅田の文章を通して、家族とともに制作してきた作品をユーモアたっぷりに紹介します。また、全国各地の様々な家族と共同で制作した記念写真についても、その背景にあるコンセプトを語ります。
茨城県在住の 5 組の家族と最新作『私の家族』茨城版を撮り下ろし、本展で初公開。
最新作シリーズ『私の家族』は、家族がそろってカメラに向かう家族写真ではなく、ある一人の視点から捉えられた家族観を、浅田による複数の写真と参加者による文章によって表すものです。本シリーズでは参加者は被写体であるだけでなく、自分の家族にまつわる記憶や思いを浅田とともに表現する共同制作者として迎えられます。撮影者と被写体の関係をより相互的なものへ更新する『私の家族』シリーズを一挙に展示します。
写真の「残し方」について考えるきっかけとなった東日本大震災後の写真返却活動を追跡。
大震災後、岩手県野田村で、浅田は津波による瓦礫の中から救い出された写真を洗浄し、持ち主に返却する活動に出会いました。その活動を通して、大切な人の記憶が像となった写真のかけがえのなさを痛感した浅田は、写真を「残す」ことについて改めて考え、アルバムを作ることを推奨するようになります。本展では野田村の写真返却活動の今を追跡して紹介するとともに、実際に当館で実施した写真を残すワークショップ「私の一枚」の参加者による作品を同展会場で展示します。
来場者が自由に撮影できる撮影スポットを設置。
明治初期の写真館にあった定番の撮影小道具(カウチや花瓶など)を、アーティストユニットmagmaが現代風にアレンジし、浅田政志展だけの撮影スタジオとして来場者を迎えます。
■アーティストトーク
日時:2月19日(土)①11:00~12:00/②14:00~15:00(開場30分前)
会場:水戸芸術館会議場
出演:浅田政志
定員:各回40名 ※要予約/先着順/受付開始1月25日(火)
参加費:無料 ※展覧会入場券が必要です。
■休館日特別企画 浅田政志が撮る展示風景写真のモデル大募集!
本展の記録写真を、モデルを入れて浅田ディレクションによるセットアップ写真として撮影します!
日時:2 月 21 日(月) ①10:30 ~ 12:00 /②14:00 ~ 15:30
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
定員:各回 10 名 ※抽選制/申込受付 1 月 5 日(水)~ 1 月 31 日(月)
参加費/モデル料:無償 ※本展記録集プレゼント
※撮影した写真は本展記録集に掲載され、また当館の活動として印刷物やインターネットで公開されます。
■浅田政志と生前遺影を撮りませう。
最高のポートレイトがあれば悩みがひとつ消え、あとは人生を謳歌す
るのみ!ご自身らしい装いで。バストアップの肖像です。プチ・ヘア
メイク付。
日時:5 月 4 日(水・祝) 9:30 ~ 16:30 一人あたり準備込み1時間
①9:30 ~ 10:30 /②10:00 ~ 11:00 /③10:30 ~ 11:30 /
④11:00 ~ 12:00 /⑤11:30 ~ 12:30 /⑥13:30 ~ 14:30 /
⑦14:00 ~ 15:00 /⑧14:30 ~ 15:30 /⑨15:00 ~ 16:00 /
⑩15:30 ~ 16:30
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー ワークショップ室など
対象:40 歳以上
定員:10 名
※浅田政志が選考します/申込受付3月1日(火)~3月31日(木)
参加費: 6,000 円(台紙・データ付 各 1 点)
※展覧会入場券が必要です
■浅田政志が2022年お子さんベストポートレイトを狙います!
一番お気に入りの服で大切なものと一緒にひとりで撮るよ。おうちの
人は応援してね。
日時:5 月 5 日(木・祝)10:00 ~ 16:00 一人あたり 30 分
①10:00 ~ 10:30 /②10:30 ~ 11:00 /③11:00 ~ 11:30 /
④11:30 ~ 12:00 /⑤13:00 ~ 13:30 /⑥13:30 ~ 14:00 /
⑦14:00 ~ 14:30 /⑧14:30 ~ 15:00 /⑨15:00 ~ 15:30 /
⑩15:30 ~ 16:00
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー ワークショップ室
対象:5 歳~小学 6 年生
定員:10 名 ※抽選制/申込受付 3 月 1 日(火)~ 3 月 31 日(木)
参加費:3,000 円(台紙・データ付 各 1 点)
※同伴する保護者は展覧会入場券が必要です。
■サイン会
ご購入いただいた本展覧会記録集に浅田がサインします!
日時:5 月 8 日(日)13:30 ~ 15:30
会場:水戸芸術館内
定員:100 名 ※要予約/先着順/受付開始 4 月 1 日(金)
参加費:無料 ※展覧会入場券が必要です。
主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
協力:株式会社ケンコープロフェショナルイメージング、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、サントリーホールディングス株式会社
企画:竹久侑(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)
[同時開催]クリテリオム98 西澤諭志
若手作家と水戸芸術館現代美術センター学芸員が共同企画する展覧会シリーズ。
西澤諭志は、カメラを用いて個人の身辺を記録し、そこに浸食し写り込む社会的、経済的な側面へと意識を向けた写真作品や映像作品を制作してきました。2018年からは、日常的な風景に遺された記念的造形物(モニュメント)に眼を向け、過去の災禍を象徴する記念碑や展示・観光施設、復興後の被災地といったモチーフにも取り組んでいます。
今展では、これまでの主題に加え、日常に溶け込んだ行動変容や眼に見えない制約が垣間見える2019年以降の風景の記録を再編集し発表します。
会期:2022年2月19日(土)~ 5月8日(日)
会場:現代美術ギャラリー第9室
主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
協賛:有限会社アジアシステムサービス
企画:後藤桜子(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
※クリテリオムは、ラテン語で「基準」を意味し、若手作家の新作を中心に紹介する企画展です。
※料金は展覧会入場料に含まれます