Chim ↑ Pom展:ハッピースプリング

Chim↑Pom展_ポートレート 撮影: 山口聖巴 Photo: Yamaguchi Seiha

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    会 期
    20220218日 -  20220529
    開催時間
    10時00分 - 22時00分
    火曜は17時00分まで
    ※入館は閉館時間の30分前まで ※会期中無休 ※ただし5/3は22時00分まで
    入場料
    有料
    一般[平日]1.800円(1,600円)、[土・日・休日]2,000円(1,800円)、学生(高校・大学生)[平日]1.200円(1,100円)、[土・日・休日]1,300円(1,200円)、子供(4歳~中学生)[平日]600円(500円)、[土・日・休日]700円(600円)、シニア(65歳以上)[平日]1.500円(1,300円)、[土・日・休日]1,700円(1,500円)
    ※事前予約制(日時指定券)を導入しています。専用オンラインサイトから 日時指定券」をご購入ください。 ※当日日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしでご入館いただけます。 ※表示料金は消費税込 
    作品の販売有無
    展示のみ
    子連れ
    この情報のお問合せ
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    森美術館
    住所
    〒106-6150 東京都
    港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
    最寄り駅
    六本木
    電話番号
    050-5541-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

    開催概要

    主催:森美術館
    企画:近藤健一(森美術館シニア・キュレーター)
    会期:2022年2月18日(金)-5月29日(日)
    会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)ほか
    開館時間:10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで)
    *入館は閉館時間の30分前まで
    *会期中無休
    *ただし、5/3(火)は22:00まで
    *当館の新型コロナウイルスの感染症対策への取り組みについてはウェブサイトでご確認ください。
    https://art-view.roppongihills.com/jp/info/countermeasures/index.html

    日本で最もラディカルなアーティスト・コレクティブ、Chim↑Pom最大の回顧展
     森美術館は、2022年2月18日(金)から5月29日(日)まで、「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」を開催します。
     アーティスト・コレクティブ、Chim↑Pom(チンポム)は、独創的なアイデアと卓越した行動力で、社会に介入し、私たちの意表を突く数々のプロジェクトを手掛けてきました。作品の主題は都市、消費主義、飽食と貧困、日本社会、原爆、震災、スター像、メディア、境界、公共性など多岐にわたり、現代社会の事象や諸問題に対するメッセージ性の強い作品でありながら、その多くにはユーモアや皮肉も感じられます。
     また、コロナ禍において顕在化している、感染症や疫病患者に対する差別や偏見、汚染や境界といった社会問題について、彼らは、それらを予見するかのようにこれまでの作品のなかで取り上げています。その示唆に富む課題提起は、今、まさに考察に値するといえるでしょう。
     本展は、結成17周年を迎えるChim↑Pomの初期から近年までの代表作と本展のための新作を一挙に紹介する初の本格的回顧展です。展示は、都市と公共性、ヒロシマ、東日本大震災などのテーマに則して構成され、作家が一貫して考察する事象を浮き彫りにしつつ、活動の全貌を検証します。一方で、創意工夫に富んだダイナミックな展示構成により、作品に新たな光を当てることを試みます。
     展覧会のサブタイトル「ハッピースプリング」には、長引くコロナ禍においても明るい春が来ることを望み、たとえ待ちわびた春が逆境のさなかにあっても想像力を持ち続けたい、というChim↑Pomのメッセージが込められています。先行きが不透明な今日、既成概念を打ち破る彼らの力強い作品は私たちの想像力を刺激し、共により良い未来を考える道標となるでしょう。

    Chim↑Pom略歴
    2005年東京で結成。メンバーは、卯城竜太、林靖高、エリイ、岡田将孝、稲岡求、水野俊紀。世界各地の展覧会に参加するだけでなく、自らもさまざまなプロジェクトを企画する。2015年、アーティストランスペース「Garter」を東京、高円寺にオー
    プン。また、東京電力福島第一原子力発電所事故による帰還困難区域内で、封鎖が解除されるまで”観に行くことができない”国際展「Don't Follow the Wind」(2015年3月11日~)の発案と立ち上げを行い、作家としても参加。同年、プルデンシャル・アイ・アワードで大賞を受賞。近年の主な個展に「また明日も観てくれるかな?」歌舞伎町商店街振興組合ビル(東京、2016年)、「ノン・バーナブル」ダラス・コンテンポラリー(米国、2017年)、「平和の脅威(広島!!!!!!)」アート・イン・ジェネラル(ニューヨーク、2019年)、グループ展に、「第29回サンパウロ・ビエンナーレ」(2010年)、「アジア・アート・ビエンナーレ2017」国立台湾美術館(台中、2017-2018年)、「グローバル・レジスタンス」ポンピドゥー・センター(パリ、2020年)、「今、ここ、ルートヴィヒ美術館にて:共に歩み、共に挑む」(ケルン、2021-2022年)などがある。

    [本展のみどころ]
    活動初期から、多くの代表作や新作までを一挙に紹介する大型回顧展
    本展は「サンキューセレブブロジェクト アイムボカン」(2007年)など初期の代表作、核の問題を扱った《ヒロシマの空をピカッとさせる》(2009年)や《LEVEL7 feat.『明日の神話』》(2011年)、「ビルバーガー」シリーズ(2016/2018年)など数々の大型作品や、ユーモア溢れる小作品、参加型・体験型作品など代表作を網羅的に紹介します。
    国際的に活躍するChim↑Pomの世界初の本格的回顧展となります。

    作家発案による驚きに満ちた展示構成
    本展は、作品を年代順に展示する一般的な回顧展とは趣が異なります。作品は都市と公共性、肉体、境界といったテーマに則して展示され、作品鑑賞のための動線を複数設けることで展覧会の多様な読み解きを可能にします。また、アスファルトを用いた空間構成や、展示室を丸ごと一室使って、多数の作品を1つの巨大インスタレーションのように構成するなど、ダイナミックな展示空間が体感できます。さらに会期中には会場内でイベントやパフォーマンスなども多数行われる予定です。

    本展のための2点の新作、展覧会場に託児所をオープン
    2020年のエリイの出産を機に構想された新作映像インスタレーションを発表します。また、Chim↑Pomのメンバーと同世代の子育て事情から着想を得た新たなアートプロジェクト「くらいんぐみゅ一じあむ」では、展覧会場内に託児所を開設。より多くの人に本展を鑑賞してもらうことを目指しながら、日本における子育て環境への問題意識を喚起します。

    「公共」の概念をみなさんと共に考えます
    近年Chim↑Pomは、自身のスタジオの私有地内に私道を作り、誰でも通行・利用することができるようにしました。また、台湾では美術館の屋内外に一本の長い道を作り、そこに適用される独自の規則を策定しました。このようにChim↑Pomは「道」という主題を通じて「公共性」や「公と個」について私たちに一考を促します。

    作品をめぐるさまざまな議論や対話を再検証します
    過去にChim↑Pomの作品のいくつかは結果的に議論を呼び、特に広島と東日本大震災を主題とする作品は論争に発展しました。本展はこれらの作品について、作品そのものだけでなく、年表や関連資料などの展示や作品にまつわる賛否両論も紹介するなど、複数の視点で論争を再検証します。

    東日本大震災から10年、そしてコロナ禍の今、新たに見えてくるものは?
    日本では2011年東日本大震災発生以降、より良い社会形成を目指す作家の活動が活発になり、Chim↑Pomも複数のブロジェクトを行なってきました。10年を経た今、それらの再検証を試みます。
    一方、2016-2017年にメキシコと米国の国境沿いで敢行した「境界」をテーマにしたプロジェクトや、2019年にマンチェスター国際芸術祭で、19世紀に同地で流行したコレラとビールの歴史的関係をテーマにした大型の参加型プロジェクトなどは、図らずしてコロナ禍で顕在化した社会課題を扱っています。そして2020年、緊急事態宣言下の東京を舞台に新作を制作するなど、日本社会を鋭い眼差しで観察しつづけています。本展はこのような彼らの活動について、今日の社会を参照しつつ、議論のプラットフォームになることを目指します。

    [展示のテーマ]
    都市と公共性
    Chim↑Pomは初期から都市を舞台にプロジェクトを多数行っています。《ゴールド・エクスペリエンス》(2012年)ではゴミ袋をエンターテインメント性溢れる巨大な立体作品に変え、近年では「Sukurappu ando Birudoプロジェクト」(2016-2017年)や《道》(2017-2018年)、「酔いどれバンデミック」(2019-2020年)など、都市論や公共性を論じるものへと発展を逐げています。

    肉体
    Chim↑Pomにとって、身体表現は最も基本的な表現手段です。ビデオカメラと身体だけをツールに路上に出た活動初期から現在まで、それは一貫して続けられています。CG技術が発達した今、実際に身体を使わずとも作品化は可能かもしれませんが、Chim↑Pomのメンバーは敢えて、生身の体にタトゥーを入れ、絶食したり、嘔吐を繰り返すなど、身体そのものを表現の核に用います。そこにはリアルな感覚があり、私たちを驚愕させます。

    境界
    Chim↑Pomは2014年からアメリカの国境問題をテーマとした「ジ・アザー・サイド」(向こう側)のシリーズを手掛けます。タイトルは、アメリカ国境沿いに住むメキシコ側の人々がアメリカを呼ぶときの通称です。一方で2015年からは東京電力福島第一原子力発電所事故による帰還困難区域内で、封鎖が解除されるまで”観に行くことができない”国際展「Don't Follow the Wind」を発案、参加中です。作家が継続的に取り組むこの主題は、移動制限や都市封鎖が行われているコロナ禍の今日、重要性を増しているのではないでしょうか?

    ヒロシマ
    2008年、広島の原爆ドーム上に飛行機雲で「ピカッ」という文字を描いた作品《ヒロシマの空をピカッとさせる》(2009年)。作家の意図は、「平和」という現代日本社会の基盤への無関心の蔓延を漫画的に可視化するというものでしたが、誤解や憶測も混じり、論争になりました。被爆者とその関係者に対して事前告知の不徹底を謝罪した後もChim↑Pomは彼らや一般市民と対話を重ね、時に共働し、プロジェクトを継続しています。折り鶴を使った《パビリオン》(2013年-)や《ノン・バーナブル)(2017年)、原爆の残り火をともし続ける《ウィー・ドント・ノウ・ゴッド》(2018年)など、当地を主題にした作品を制作し続けています。

    東日本大震災
    2011年東日本大震災発生直後、Chim↑Pomは震災と津波、原発事故に閔する様々なプロジェクトを立て続けに行ないました。《不撓不屈》(2011年)に始まり、《リアル・タイムス》(2011年)、《気合い100連発》(2011年)など彼らの代表作が誕生し、《LEVEL7 feat.『明日の神話』》(2011年)では、渋谷駅にある岡本太郎の壁画《明日の神話》の右下の壁の余白部分に、福島第一原子力発電所の事故を描いた絵をゲリラ的に設置しました。現在も帰還困難区域内でブロジェクトを継続するなど、10年後の現在でもこのテーマはChim↑Pomにとって重要なものです。

    May,2020,Tokyo
    2020年5月、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言下の東京で行われたプロジェクト。Chim↑Pomは青焼き写真の感光液を塗ったビルボードを都心部の街中各所に設置。「Tokyo 2020」、「新しい生活様式」という文字の部分は感光させず、白く残しました。本作は、日光と影、雨風を援用し、「ステイホーム」のスローガンのもと、緊急事態宣言下の人通りが激減した街の外気や時間を青く焼き付けたものといえるでしょう。明るい青写真が描かれていた2020年の東京の奇妙な現実がシンプルに表現されています。

    エリイ
    Chim↑Pomのメンバー、エリイは、カンボジアの地雷原にて、チャリティーとセレブリティ文化をテーマに地雷爆破と寄付のプロジェクトを敢行したり、結婚制度を社会的に検証すべく、デモ申請を行い自身の結婚パレードを路上で開催するなど、行動によって、世界に存在する根深い社会問題に新たな視点を与えてきました。時にマスメディアにも登場し、ポップアイコンとしても捉えられる一方で、文芸誌で文学作品を連載するなど、その活動と存在感は捉えどころかありません。また、一見するとChim↑Pomの顔のようにも思われますが、既存のジェンダー観やフェミニズム論、アーティスト像に当てはまらない、エリイの多様な側面について考察します。

    主催・協賛・後援

    主催:森美術館
    企画:近藤健一(森美術館シニア・キュレーター)

    新型コロナウイルス感染症予防対策

    新型コロナウイルスの感染症対策への取り組みについては森美術館ウェブサイトでご確認ください。
    https://art-view.roppongihills.com/jp/info/countermeasures/index.html

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