開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
月曜日
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
TOTEM POLE PHOTO GALLERY
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒160-0004 東京都
新宿区四谷四丁目22 第二富士川ビル1F |
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最寄り駅 | 四谷三丁目 |
電話番号 | 03-3341-9341 |
目に見えない表現世界を考える時、自分の体で対象が放つ空気感を感じるのは当然だが、そこで心が感じていたことは一体なんだろう。
そのように言葉にはしにくい物や景色の状態を指し示す言葉を思い出した。それはオノマトペである。
擬声語を意味するフランス語「Onomatopee」との初見は日本の漫画だった。こういう言葉は、確実に漫画というビジュアル表現の中で重要な役割を果たしている。
そして日本は、日常会話の中にも多くのオノマトペが使われている世界屈指オノマトペの国だった。
こういうオノマトペのような存在が写真世界にもあると思う。それは我々が会話や文章の中で使用する言語とは異なり、視覚言語の特性をよく備えている。
対象を見て、想像力が喚起される時に、自身の中に潜む記憶が甦ることがある。そんな時には、まるで読んでいた漫画のオノマトペが頭の中で繰り返されるような感覚が蘇ってくる。
そこで、私はこの感覚を撮影現場で感じながら、対象の在り方を考え直して撮影した。
写真を選ぶ時に現実から離れ、もう一つ抽象的な階層世界が段々見えるようなってくると感じた。
今まで経験したことのない記憶を再生させる方法として「ビリビリ、キラキラ、フワフワ」のようなオノマトペに対象世界を置き換えることで、物が存在する状態に強いリアリティが生まれ出した。
そこでは編集作業の中で、写真が指し示すイメージの方向性が明確に浮かび上がってくるのだった。
そのイメージに沿ってオノマトペを考えることで、心の中に湧き起こる既視感を写真に定着させるようになっていった。
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