吉岡耕二 色彩の旅 アドリア海を描く―クロアチアー

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会 期
20120202日 -  20120212
開催時間
10時00分 - 19時30分
この情報のお問合せ
Bunkamura Gallery 03-3477-9174
情報提供者/投稿者
開催場所
Bunkamura Gallery
住所
〒150-8507 東京都
渋谷区道玄坂2-24-1
最寄り駅
渋谷
電話番号
03-3477-9174

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

色を追いかけてきた。太陽を追いかけるように―

 まばゆいばかりの色使いで、“ 色彩の魔術師” と呼ばれる吉岡耕二。24 歳で自由な色彩表現を求めてパリ国立美術学校に留学した吉岡は、1975 年に日本人としては最年少の31 歳でサロン・ドートンヌの正会員に推挙されるという栄誉に輝いた。
   
 その頃から地中海を中心としたヨーロッパや北アフリカ、カリブなど様々な土地を巡り、その情景をキャンバスに描いている。その伸びやかなマチエールと大胆な構図は観る者を魅了し、吉岡の手によって鮮烈に彩られた風景は、都市の新たなイメージをも提示するのだ。
 Bunkamura Galleryでの11 回目の個展となる本展のテーマは吉岡が今秋訪れたばかりのクロアチアである。これまで描いてきた地中海シリーズ、エーゲ海につながるアドリア海をついに吉岡がキャンバスに描く。アドリア海周辺の街は世界遺産にも登録されており、吉岡が綺麗な海として賞賛し、以前から描きたいと想いを寄せてきた場所の1つでもある。
 パリを始まりにヴェネツィア、フィレンツェ、イスタンブール、カダケス、ミコノスやサントリーニ、地中海、エーゲ海などの地中海周辺を放浪し描き続け、同じように太陽を求め、色を求め、そのあたたかさを求め、今回は地理的・気候的にもつながるアドリア海に至った。やはり陸続きのヨーロッパ大陸からあたたかさを求めていくと、地中海周辺に南下することになるようだ。

 クロアチアといっても日本人にとってあまり馴染みのない国かもしれないが、東ヨーロッパに位置するこの国には、地中海の北に位置するアドリア海沿岸部に、ユネスコ世界遺産にも登録された「アドリア海の真珠」と呼ばれるほどの美しい景観が魅力的な街ドゥブロヴニクがある。かのバーナード・ショウは“ この世で天国を求める者はドゥブロヴニクに行かれよ”と書いている。
 
 アドリア海は、これまで描いてきた地中海やエーゲ海と同じ地中海性気候だが、吉岡の目には異なる海の色に捉えられたという。海に面している景勝地は観光としても有名な旧市街が広がり、ゴシック、バロック、ルネサンスなどの歴史を感じさせる街並みや、地中海の暖かな気候と陽気さを感じることができる。
 赤い屋根、地中海の太陽光、透き通った海、クロアチアで感じとれる全てをキャンバスの上で繰り広げる吉岡ならではの配色や力強さは、アドリア海の美しさを語り、街の賑わいを聞かせ、教会の崇高さを漂わせることだろう。

今回は新作の油彩約30 点、オイル・オン・ペーパー、デッサンのほか、新作版画も併せて展開する。
吉岡耕二の色を追い求める旅を是非お楽しみいただきたい。

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