坪田菜穂子展 記述、全体の量を把握する
会期: 2022-01-13 - 2022-01-22
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
開催内容
日常の風景を描き起こした素描他を組み合わせ、見たものを解体し再構築する試み。
紙・ペン・鉛筆・水彩などを用いた作品を中心に約15点で構成。
ギャラリー檜eでの展覧会です。
作家のコメント
日々眠り、文字数を数え、画像の重さと読み込み速度を確認した。
高層ビルのガラスが反射する太陽光に反応し、あと何分で薬缶の水が沸騰するかを推し量ろうとした。
外気温と野菜が傷んでいく速度。
電波が届かない位置と洗濯物の乾く時間。
その中に一枚一枚が挟まっている。
折り返しの電話番号をメモしたボールペンは、翌日方眼紙の上にもあった。
今描いているのは一部であり一角だが、全体の総量を見ながらそこに触れている。
明日の目覚ましを三回分かける。