はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡 ̶古代美術、印象派、そして現代へ

藤島武二《東洋振り》1924 年

藤島武二《東洋振り》1924 年

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    会 期
    20220129日 -  20220410
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    2月11日を除く金曜日は20時00分まで
    ※入館は閉館の30 分前まで
    休み
    月曜日
    3月21日は開館、3月22日
    入場料
    有料
    日時指定予約制 https://www.artizon.museum/ (2021年11月29日[月]よりウェブ予約開始)
    ウェブ予約チケット1,200円、当日チケット(窓口販売)1,500円、学生無料(要ウェブ予約)

    ※ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口でも当日チケットを販売します。 ※中学生以下の方はウェブ予約不要です。
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    アーティゾン美術館
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    アーティゾン美術館
    住所
    〒104-0031 東京都
    中央区京橋1-7-2
    最寄り駅
    京橋
    電話番号
    050-5541-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

    公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館は、「はじまりから、いま。1952ー2022アーティゾン美術館の軌跡̶古代美術、印象派、そして現代へ」を開催します。
    アーティゾン美術館は、5年間の休館と改名を経て、2020年に新たにオープンしました。前身となるブリヂストン美術館の創設者石橋正二郎は実業家として成功を収める一方、日本近代洋画や西洋近代美術を中心とするコレクションを築き、美術館を設立しました。1956年の石橋財団設立後、その収集と美術館運営は財団に引き継がれます。また正二郎の長男幹一郎は、財団運営をおこなうとともに、自ら戦後フランスを中心とした抽象絵画を収集しました。幹一郎の没後、それらは正二郎から引き継がれた日本東洋古美術などとともに遺族によって石橋財団に寄贈され、従来のコレクションに大きな発展をもたらしました。石橋財団の運営によるアーティゾン美術館は、これまでの活動とコレクションを引継ぎ、拡張するとともに、コレクションと現代美術家との共演による展覧会「ジャム・セッション」などの新たな企画にも挑戦しています。
    本展では、1952年のブリヂストン美術館開館から70年の歴史を持つアーティゾン美術館の軌跡を、約170点の作品と資料とでご紹介いたします。また、これまで開催した展覧会のポスターや開館以来続く土曜講座の記録、美術映画シリーズ、正二郎の欧米外遊記録などさまざまなアーカイヴ資料とともに、歴史を振り返ります。

    【見どころ】
    石橋財団コレクションの現在から70年の歴史を振り返ります。
    石橋財団は現在約2,800点の作品を所蔵しています。古代美術、西洋近代美術、日本近代洋画、20世紀の抽象絵画や現代美術、そして日本東洋古美術など多岐に渡るコレクションがどのように形成されていったのか、収集の歴史を遡りながら代表的な作品約170点をご紹介します。

    新収蔵作品《平治物語絵巻常磐巻(ときわのまき)》(重要文化財)を初公開
    「平治物語」の終盤を、全長16mに渡って描いた絵巻が、新たにコレクションに加わりました。やまと絵の特徴を示す鎌倉時代13世紀の制作で、平清盛や常盤御前、牛若などが登場し、ドラマティックなストーリーが展開されています。

    ザオ・ウーキーの大作、14年ぶりの展示
    中国出身の画家ザオ・ウーキーは、東洋と西洋が融合した独自の画風を切り開き、戦後のパリ画壇で確固たる地位を確立しました。本展出品作《無題》(1982年)は、長さ3.7mを超える中国紙に墨で描かれた大作で、展示されるのは14年ぶりです。石橋財団の理事長であった石橋幹一郎はザオ・ウーキーを高く評価し、コレクションを築きました。この作品も自ら収集したもののひとつで、ザオから礼状が届くなど、両者の深い交流を示すものです。

    さまざまなアーカイブ資料を公開
    1952年のブリヂストン美術館の開館記念展から現在までの100点以上の展覧会ポスターを一堂に展示するほか、1950ー60年代初頭に前田青邨や坂本繁二郎ら芸術家たちの姿を撮影した記録映画、2,300回を超える土曜講座の記録なども公開します。土曜講座では、これまでに多くの美術史家や武者小路実篤、岡本太郎ら著名な文化人、芸術家による貴重な講演がおこなわれてきました。

    【展示構成】
    第1章アーティゾン美術館の誕生
    第1章では、近年の収集作品とともに、コレクションと現代美術家の共演による展覧会「ジャム・セッション」をきっかけに収蔵された作品などをご紹介します。アーティゾン美術館では、藤島武二《東洋振り》をはじめ、日本近代洋画や印象派などの従来の中心的なコレクションの充実に加え、20世紀初頭から現代までの美術へも視野を広げ収集しています。あわせて、これまで開催した展覧会のポスターや、ブリヂストン美術館の開館当初から続く土曜講座の記録もご覧いただけます。

    第2章新地平への旅
    1998年の石橋幹一郎没後、遺族によってその個人コレクションが石橋財団に寄贈されたことで、従来のコレクションに大きな拡がりがもたらされました。なかでも幹一郎が収集したザオ・ウーキーをはじめ、戦後フランスの抽象絵画は、正二郎のコレクションと現在のコレクションをつなぐ重要な位置づけにあります。また、幹一郎がその公開に尽力した日本および中国の書画・陶磁器などのコレクションや、1953年に立ち上げた映画委員会による、芸術家のアトリエ風景などを取材して制作した記録映画をご紹介いたします。

    第3章ブリヂストン美術館のあゆみ
    石橋財団コレクションは、1961年に寄贈された石橋正二郎の個人コレクションが基礎となっています。正二郎は日本近代洋画や西洋近代美術を中心とするコレクションを築き、美術館を設立することでそれらを広く一般に公開しました。また、欧米の美術館・博物館を数多く視察したことで古代美術にも関心を拡げ、開館後も積極的に収集しています。ここではブリヂストン美術館の開館初期のコレクションをご紹介し、あわせて正二郎による欧米外遊の記録を資料とともに振り返ります。

    主催・協賛・後援

    主催:公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館

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