吉村貴子個展 - 雲根 -

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会 期
20211101日 -  20211113
開催時間
11時30分 - 19時30分
休み
日曜日
この情報のお問合せ
いりや画廊
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
いりや画廊
住所
〒110-0014 東京都
台東区北上野2-30-2
最寄り駅
入谷
電話番号
03-6802-8122

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

吉村貴子個展
– 雲根 (UNKON) –
2021年11月1日から11月13日
11時30分〜19時30分(最終日16時)

彫刻家吉村貴子は、石とガラスを用いて、実体は無くても、淡いつながりで形成される「空」(くう)の世界の表現に挑んでいます。

禅僧の漢詩資料である『中華若木詩抄』に、「雲ハ石ヨリ生ズルニヨリテ、石ヲ雲根ト云ゾ」
とあります。高い山の岩にぶつかった水蒸気は、命を得て湧き上がり、さまざまな形に変化していきます。それが雲だというのです。つかみどころの無い雲の根源、つまり「雲根」は、正反対に圧倒的な存在感をもった石なのです。

かねてより石とガラスを素材に、そこにあることはわかっているのに触れようと手を伸ばしてもすり抜けていく「何か」を作品として表現してきた吉村は、今回「雲根」をテーマに選びました。

硬い石を磨き上げずに輪郭が作られ、曖昧と確かさが背中合わせに共存する石彫作品。
キャスト鋳造した塊を削り、磨いて形を作る過程で、生み出される半透明の色と滑らかさ、そして形が一致することで生み出される触覚的な気体感を感じるガラス作品。
この二つの素材が、吉村の感性によって融合されることで、ゆっくりと時を刻む「雲根」空間を創出致します。
今展覧会では石作品による床インスタレーション作品と壁面ガラス等の新作を中心とした
作品を展示いたします。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

                                                いりや画廊学芸員 園浦眞佐子

吉村 貴子
YOSHIMURA TAKAKO

1986 東京造形大学造形学部美術学科Ⅱ類卒業
1988 同校研究生修了
2016 京都造形芸術大学大学院芸術研究科修了

EXHIBITIONS
1986 ~ 89 第 71 ~ 73 回二科展(東京都美術館)
1987 第 72 回二科展(東京都美術館) 特選受賞
1991 彫刻 3 人展(ホテル ニューオータニ)
1996 あーとらんだむ展(OZ 大泉 西武)
1997• 99 個展(銀座 ギャラリー オカベ)
2000•01•03 個展(銀座 フタバ画廊)
2001•03•12•14•17•20 個展(青山 ギャルリー ワッツ)
2006 第 12 回十日町石彫シンポジウム(十日町市)
2008 個展(カリモク関西ショールーム)
個展(銀座 ギャラリー 403)
2008•12•13•14•18•19 2人展(鎌倉ジ. アースギャラリー 市原ギャルリー梦心坊 姫路古民家ギャラリーWEARCH 目白ギャラリールヴァン)
2008•11 個展(銀座 O ギャラリー )
2009 個展 ( 世田谷 スペース S)
2010•11 個展 ( 代官山 プラスディー )
2011 個展(中浦和 ギャラリー健)
2013 個展(目白 ギャラリールヴァン)
株式会社サカモト(木工家具)とのコラボレーション展
(新宿 リビングデザインセンター OZONE monova •飯能 サカモト ショールーム knock knock) 2014 Stone and Women(入谷 いりや画廊)
2020 第 59 回日本クラフト展(東京ミッドタウン•デザインハブ) 優秀賞受賞

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