川瀬巴水 旅と郷愁の風景

川瀬巴水 旅と郷愁の風景
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    会 期
    20211002日 -  20211226
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    入館は閉館の30分前まで
    休み
    月曜日
    11月16日(展示替えのため)
    入場料
    有料
    オンラインチケット 一般1300円、大学生1000円
    当日窓口チケット 一般1500円、大学生1100円

    ※高校生以下、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方はご本人とその介助者1名は無料、被爆者健康手帳をお持ちの方はご本人のみ無料です(いずれも要予約、入場時要証明)。※時間枠の定員に空きがある場合に限り、美術館受付で当日窓口チケットを販売します。
    作品の販売有無
    展示のみ
    子連れ
    この情報のお問合せ
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
    イベントURL
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    SOMPO美術館
    住所
    〒160-8338  東京都
    新宿区西新宿1-26-1
    最寄り駅
    新宿
    電話番号
    050-5541-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    旅情詩人と呼ばれた画家

     大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883~1957)の回顧展です。巴水は、微風に誘われ、太陽や雲、雨を友として旅に暮らし、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯描き続けました。それは近代化の波が押し寄せ、街や風景がめまぐるしく変貌していく時代にあって、日本の原風景を求める旅でもありました。
     その版画制作を支えたのが、浮世絵版画にかわる新しい時代の版画「新版画」を推進した版元の渡邊庄三郎でした。二人の強固な制作欲は、海外にも通用する木版「美」の構築をめざし、今や巴水の風景版画は、郷愁や安らぎをもたらす木版画として多くの人々に愛されています。
     本展覧会は、初期から晩年までの木版画作品より、まとめて見る機会の少ないシリーズ(連作)を中心に構成し、巴水の世界へ誘います。伝統木版技術を駆使した詩情豊かな版画群は、都会のしばしのオアシスとなることでしょう。

    第1章 版画家・巴水、ふるさと東京と旅みやげ
    幼少より絵を好んだ巴水(本名 文治郎)は、十代半ばに画家を志望しますが、糸組物職人の跡取りであることから周囲に反対されます。しかし、画家への夢を捨てきれず、父親の事業の失敗を契機に、家業を妹夫婦に譲って絵の道を志します。日本画、洋画を学び、27歳にして鏑木清方に正式に入門、「巴水」の画号を授かります。日本画修業を積みながら進むべき方向を模索していた頃、同門の伊東深水の連作木版画『近江八景』(1918年)に感銘を受けます。木版画制作に強い興味を抱いた巴水は、深水の連作を手がけた版元・渡邊庄三郎のもとで、幼い頃から慣れ親しんだ地を題材に「塩原三部作」を制作、これが好評を得たことを機に、渡邊庄三郎と巴水とは「新版画」という新たな芸術を目指す盟友としての関係が始まります。旅先や生まれ育った東京を描き、巴水は風景画の絵師として、新版画の制作を牽引する存在となっていきます。

    第2章 「旅情詩人」巴水、名声の確立とスランプ
    巴水の創作活動が順調に進んでいた1923(大正12)年、関東大震災が発生しました。巴水の家は全焼、写生帖188冊含む画業の成果すべてを失います。渡邊庄三郎も店を焼け出されましたが、ほどなく再建に取りかかり、巴水を励まして旅へと送り出します。これが102日間におよぶ巴水の生涯最長の写生旅行となり、この時の写生帖をもとに、続々と新たな作品を生み出していきます。まずは、震災で中断していた『日本風景選集』を再開し、『旅みやげ第三集』の制作に着手します。震災後の作風は、以前よりも色彩の明るさや鮮やかさを強調する傾向が見られ、写実的な精密さも増しています。風景木版画家として国内外の展覧会で高い評価を受けた巴水でしたが、やがてマンネリズムなどを指摘する声もあがり、スランプの時期を迎えます。

    第3章 巴水、新境地を開拓、円熟期へ
    制作に行き詰っていた巴水は、1939(昭和14)年、画家仲間の誘いに応じ朝鮮旅行に出かけます。初めて見る広大な風景や風俗の新鮮さに魅了され、それらの写生に基づく連作『朝鮮八景』、『続朝鮮風景』で新境地を開拓します。しかし、1941(昭和16)年の太平洋戦争勃発により、最大の輸出先アメリカとの関係が断たれ、戦時統制で版画の制作は困難となります。空襲が激しさを増す中、巴水夫妻は塩原に疎開しますが、敗戦を迎えると、進駐軍が海外へのお土産として版画を求め、空前の新版画ブームが訪れます。戦前から人気の高かった巴水の版画はよく売れ、これを弾みに渡邊との共同作業を再開します。そして1952(昭和27)年には、文部省文化財保護委員会による木版画技術記録事業の対象に巴水が選ばれるという栄誉を授かります。

    【前期】10月2日~11月14日 【 後期】11月17日~12月26日

    主催・協賛・後援

    主催:SOMPO 美術館、毎日新聞社
    協賛:損保ジャパン
    特別協力:渡邊木版美術画舗
    資料提供:大田区立郷土博物館
    企画協力:ステップ・イースト

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