青柳健二写真展 オオカミは大神

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会 期
20210819日 -  20210824
開催時間
10時00分 - 19時00分
最終日15:00まで
休み
水曜日
入場料
無料
展覧会の撮影
この情報のお問合せ
048-825-3910(ギャラリー楽風)
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
日本茶喫茶・ギャラリー楽風
住所
〒330-0064 埼玉県
さいたま市浦和区岸町4-25-12
最寄り駅
浦和
電話番号
048-825-3910

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 ニホンオオカミに対する関心が高まる昨今、日本全国に残る狼像を追ったフォト・ルポルタージュ『オオカミは大神 弐』(天夢人/山と渓谷)出版を記念した写真展。
 埼玉県秩父市に鎮座する三峯神社は狼信仰の神社で、狛犬の代わりに狼(お犬さま/御眷属様)像が守っています。狼は鹿や猪から農作物を守ってくれる益獣でもあり、山の神の使いとして敬われてきました。その後江戸では、火事や盗難除けとして信仰されました。そして疫病(コレラ)が流行ったときも狼(お犬さま)が疫病除けとして用いられました。コレラは「狐狼狸(コロリ)」などと呼ばれ、この世のものではない異界の魔物の仕業だと思われました。日本を侵そうとする異国が「千年モグラ」「アメリカ狐」を操ってコレラを蔓延させているという妄想を生んだのです。
 そこで、異国の狐の魔物を退治してくれるのは、日本で最強の狼しかいない、狼なら三峯神社だ、ということで人々が殺到しました。三峯神社の狼のお札を村で祀り、コレラ除けを祈願したのです。もともと狐憑きという精神病にも、昔から狼(頭骨)が効果があるという信仰もベースとしてあったので、なおさら狼に頼ることになったようです。
 また、岡山県の高梁市の木野山神社も狼信仰の神社で、古くから流行病、精神病に対する霊験あらたかで、コレラや腸チフスなどの疫病が流行した時に、病気を退治するものとして狼様が祀られました。木野山神社への参拝者が増えたので、県は、今で言うところの「密を避けるために」多人数で同社を参拝することを禁じる布達まで出しています。
 今回の写真展では、疫病除けに御利益があるといわれた全国(北は岩手県から南は岡山県まで)の狼像を紹介します。早くこのコロナ禍が収まってくれることを願うばかりです。

特典

『オオカミは大神』、『オオカミは大神 弐』、書籍購入の皆様には、狼像のお札ふうの作品をプレゼントします。

主催・協賛・後援

ギャラリー楽風

新型コロナウイルス感染症予防対策

ギャラリーは、喫茶店の2階にあるので、入店の際にはアルコール消毒、ギャラリーに上る人数制限を行う場合があります。
マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保ってご鑑賞ください。

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