Haroshi I versus I

ハロシ Haroshi GUZO 2020 Carved skateboard elements H50 x W18 x D12 cm ©Haroshi Photo by Shigeru Tanaka Courtesy of NANZUKA

ハロシ Haroshi GUZO 2020 Carved skateboard elements H50 x W18 x D12 cm ©Haroshi Photo by Shigeru Tanaka Courtesy of NANZUKA

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    会 期
    20210710日 -  20210808
    開催時間
    11時00分 - 19時00分
    休み
    月曜日
    入場料
    無料
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    NANZUKA UNDERGROUND
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    NANZUKA UNDERGROUND
    住所
    〒150-0001 東京都
    渋谷区神宮前3丁目 30-10
    最寄り駅
    原宿
    電話番号
    03-5422-3877

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    このたびNANZUKAは、東京都在住のアーティストHaroshiによる個展「I versus I」を、渋谷神宮前の新ギャラリーNANZUKA UNDERGROUND にて開催致します。2017年「GUZO」、昨年の夏に2Gと3110NZにて同時開催をした「FREE HYDRANT CO」、「1:1」 に続く新作による個展となります。

    Haroshi は、2003年より独学で習得した技法を駆使し、スケートボードデッキの廃材を使った彫刻作品、インスタレーションを制作しています。故キース・ハフナゲルのストリートブランドHUFとのコラボレーションや、BATBのトロフィーなどを通じて、現代のストリートカルチャーの深層を体現する数少ないアーティストの一人として、絶大な支持を集めています。2018年には、Art Basel Miami BeachのNOVAセクションにおける個展、2019年から2020にかけてJeffrey DeitchのNYとLAを巡回した「Tokyo Pop Underground」にて、この展覧会を象徴する5m四方の大作のインスタレーションを発表し、大きな話題となりました。 

    Haroshiの作品を理解する上で、「ストリートカルチャー」の起源と現在の複合的な「ストリート」の語彙について語らないわけにはいきません。"Street Culture”とは、1970年代に、NYのブロンクスで、ラップ、ブレイクダンス、DJ、グラフィティといった遊びが発展して生まれた「ヒップホップ」と、LAのドックタウンを拠点とするZ-BOYSというチームによって、プールスケーティングやエアーランディングといった革命的なスタイルが齎された「スケートボード」シーンを同時に象徴する言葉とされています。ここで重要な事は、このカルチャーの担い手が、人種的・性的なマイノリティやドロップアウトしたキッズといった人々であり、上位社会における価値規範に対抗した、独自の価値観や行動様式、言語を育むという創造性に根ざしていた事です。やがて、この”Street”という言葉の意味は、“PUNK“のイデオロギーとも融合しながら熟成して成長し、「信念を曲げずに生きるカッコ良さ(real)」、「バトルの精神(beef)」、「自分で生み出す(DIY)」、「仲間を大事にする(my men / homie)」といった哲学的な意味を含む言葉として定着するようになりました。振り返って、Haroshiの作品を捉える時、そこに見えるのは、自らが育った、こうしたカルチャーへの実直なリスペクト(尊敬)であり、また揺るぎないスケードボードへのひたむきな愛情です。Haroshiが、自ら使い古したスケートボードで作品を作ろうと決めた時、そこにまず最初にあったものはスタイルではなく、熱情であり、その事実がHaroshiの現在に至る全ての創作活動を支えているのです。

    本展「I verus I」は、「己との戦い」をテーマにした渾身の新作を集めた個展になります。今回展示される作品は、大きく分けて3つのシリーズから構成されます。使い終わったスケートデッキを刻んで平らに並べ直し、スケーター1人1人の個人史とスケートボードカルチャーの総体を絵画として構成したモザイク平面作品「Mosh Pit」、スケートボードとそのカルチャーを愛するものへの守り神としての彫像作品「GUZO」シリーズ、また古いプラスティックビニール製のアクションフィギアを修復改造し、新たな命を吹き込んで生まれ変わらせたモノへの愛情を象徴するソフビ作品のシリーズです。パンデミックによって、さまざまな制限を強いられることになった私たちの生活や社会構造の変化を目の当たりにしながら、Haroshiはスタジオにこもり、まるで修行僧のように、ただ黙々とここに並ぶ作品たちを製作し続けてきました。

    Haroshiは、本展に寄せて自らの作品について次のように解説しています。
    「Mosh Pitは、役目を終えたスケートボードの傷ついた美しい姿にフォーカスした作品です。スケートボードのグラフィックは、スケーターの繰り出すトリックによって各々の形に傷ついて(ペインティングされて)、その美しさは完成形に向かい、と同時に、終局にも向かっていきます。まるでMosh Pitのようにスケーターのぶつかり合うようなパッションを、その結晶でもあるスケートボードによってそのまま作品に閉じ込めたのです。GUZOはスケーターを支えてきたスケートボード自体の自己犠牲の精神を尊いものとし、それを神格化した神像です。スケートボードの傷ついていく様は、まるで “ the passion of the skateboard “ といっても良いような、ドラマチックなもので、僕らの代わりに傷ついていくスケートボードを神様として復活させなくてはと思いました。ソフビのシリーズは、子供の頃に僕らの手によって砂場やお風呂場で繰り広げられた激しい死闘の末、傷だらけになり破損したソフビ人形達を、大人になった僕らが今、またコンクリート上で激しい死闘を繰り広げ、深手を負わせたスケートボードによって修復し、傷ついた両者がお互いの足りない部分を補いながら、新たな形に進化していく物語です。」

    本展に際し、Haroshiの2003年から現在に至る作品をアーカイブした、全520ページに及ぶカタログNANZUKAの自費出版にてリリースいたします。展覧会期間中は感染症対策を徹底し、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

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