替場綾乃展 「mourning flowers」

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会 期
20120114日 -  20120211
開催時間
12時00分 - 19時00分
休み
日・月曜・祝日休み
最終日の2月11日(土)は祝日ですがオープンいたします。
クリエイター在廊

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この情報のお問合せ
ギャラリーモモ 六本木
TEL / FAX 03-3405-4339
情報提供者/投稿者
開催場所
GALLERY MoMo Projects
住所
〒106-0032 東京都
港区六本木6-2-6 2F
最寄り駅
六本木
電話番号
03-3405-4339

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 このたびGALLERY MoMo Roppongi では、1 月14 日( 土) から2 月11 日(祝・土)まで3 年振りの個展となる替場綾乃展「mourning flowers」を開催いたします。
 替場綾乃は1984 年生まれ、2008 年多摩美大美術学部絵画科卒業、当ギャラリーでは2 度目の個展となります。
 作品はテキスタイルに使われる繰り返し文様のようですが、立体や合板などいろいろな支持体に描かれ、支持体の形状を含め、その内容は現代的なモチーフに溢れています。
 川端康成の短編集に「化粧」という作品があり、向かいの斎場の厠で、ある時「ハンケチでしきりと涙を拭いている十七八の少女を」見て、作品の中の「私」は「隠れて泣きに来たのにちがいない」と思います。ところがその少女は「全く思いがけなく」鏡を見て「にいっと一つ笑うと、ひらりと厠を出て行ってしま」い「水を浴びたよう」に驚くという場面があります。
 女性の現実と内面との断絶を表すかのようですが、ここには女性の持つしたたかな強さがあり、悲しみの底からいち早く立ち上がる力にもなりうる、無意識の仕草でもあるように思えます。
 先の大震災ばかりでなく、それ以前に個人的にも深い喪失感を抱く状況に見舞われた替場は、この短編の少女のありようが今の自分に一番近いと言います。初期の代表作「少女はもふくでおどる」はまさにそうした作品の端緒となる作品ですが、そうした感性は今展でも引き継がれ、個展のタイトルにも表れています。
 「mourning flowers」は、主に北米大陸に生息する哀しげな声で鳴く鳩mourning dove( ナゲキバト) からの造語(ナゲキバナ)ですが、今展ではそうしたモチーフに合わせて、裁断した厚めの合板やパネルに光沢のある表面を作り、アクリルや油彩で繊細な文様を施した作品を展示します。
 また壁面にはmourning flowers を象徴する黒い花を描く予定で、花びらの内側は白いレースが描かれ、喪に服しながらどこかでもう先に進もうとしている強さや優しさ、いつかは枯れてしまう花にずっと泣き続ける事は出来ないという意味を込めています。
 まだ震災の傷が癒されたわけではありませんが、こうした女性の強さを改めて認識し、新たな年への希望となればと願っています。是非ご高覧いただければさいわいです。

[作家コメント]
くらな穴はこわいけど覗いてしまう
さびしくてさびしくて 空虚をぎゅっと抱きしめる
かなしくて泣きつかれて遠い夢をみる
まっすぐあるくためのぐにゃぐにゃした彼女のバランス」
2011 年 替場綾乃

関連情報

オープニングレセプション: 2012年1月14日(土) 18:00 - 20:00

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