開催時間 |
12時00分 - 18時30分
初日13:00から 最終日16:00まで |
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休み |
※24 日(月)、25 日(火)休廊
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この情報のお問合せ |
Gallery美の舎 mail : info@binosha.jp tel : 03-5834-2048
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒110-0001 東京都
台東区谷中1-3-3 |
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最寄り駅 | 根津 |
電話番号 | 03-5834-2048 |
ギャラリー美の舎は、2021 年5 月18 日(火)より吉野俊太郎展 “Plinthess”を開催致します。
台座に関する研究を行なっている吉野俊太郎にとって、展示台座とは「上に載るあらゆるオブジェクトに〈彫刻〉を投射することができる、幻灯機のような演出装置」であるといいます。
「消滅した後の彫刻」をコンセプトとした2018 年の作品《消えたオーミエール》にて、上に何も載らない展示台座を作品として発表して以降、吉野は展示台座に作品と同等の価値を見出すようになりました。
吉野は展示台座には二つのタイプがあると考えます。 一つは四天王像が踏みつける邪鬼を一例とする、展示台座と同一の性質を持つが、その状況から「踏みつけられる」という外見的性格を持つもの。もう一つは例えば興福寺所蔵の龍灯鬼・天灯鬼、あるいはカリアティードやアトラスと呼ばれるような人像柱などで、こちらは「支える」という関係性を有するものです。前者の踏みつける/踏みつけられるいうヒエラルキックな関係性に相対して、後者では上に位置する灯籠や建築は支えられることでそのかたちを保つことができており、この二つのタイプそれぞれは外見的には同じ状況であるにもかかわらず主体性の在処とその役割が大きく異なります。この二種の展示台座のあり方から吉野は、展示台座が道化的両義性を持っているのではないかと推察します。踏みつけられるような姿を見せて、自身の無力さを見せつけたと思えば、実は陰で作品を支え、あるいは作品の内容を掌握し、見え方をコントロールしている。展示台座は作品をできるだけ高い位置に持ち上げ、そうして作品にある種の特権を与える効果を有しています。
本展のタイトルである“Plinthess”(プリンセス)とは、“台座”を意味するPlinth(プリンス)を女性名詞化した、吉野による造語です。権力誇示のための道具として都合よく扱われてきた展示台座が実は男性的顕示性だけではなく、本質的に両義的性質を抱えているのではないかという問いから始まる本展では、まず展示台座の上などといった外面ではなく内面に目を向け、両義性の対極を意識するところから始めます。展示台座自体がその性質からどのような人格を内に秘めているのか、吉野の展示台座にまつわる考察をぜひこの機会にご高覧いただければ幸いです。
企画:SYP GALLERY ディレクター 原田雄
必ずマスク着用をお願いいたします。
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三人以上でのご来廊はお控えください。
混みあわないよう、ギャラリー内の人数を調整いたします。お待ちいただくことがありますのでご理解ください。