“ かさなる波紋 ” 牧田紗季 / 三毛あんり

“ かさなる波紋 ” 牧田紗季 / 三毛あんり
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    会 期
    20210212日 -  20210221
    開催時間
    12時00分 - 18時00分
    休み
    火曜日
    入場料
    無料
    作品の販売有無
    販売有
    この情報のお問合せ
    s+arts
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    s+arts
    住所
    〒106-0032 東京都
    港区六本木7-6-5 六本木栄ビル3F
    最寄り駅
    六本木
    電話番号
    03-3403-0103

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    s+arts(スプラスアーツ)より、牧田紗季と三毛あんりによる二人展「かさなる波紋」の開催をお知らせいたします。
    日本画や水墨画の技法・素材を用いながら、女性像を主なモチーフに現代における個の内面性を描く両者の作品には、アプローチ方法は異なりますが、共通する点も多くあるように見受けられます。その中でも、とりわけ重要な要素として考えられる“水”を本展の主なテーマとして掲げることにいたしました。

    牧田紗季は、重力から解放された夢の中のような浮遊感のある情景を描きます。近年では、鉛筆画や木箱を使った立体作品にも取り組み、自身の制作の幅を広げています。非現実(夢/空想/過去の記憶)への逃避や望みを描くことで、心の奥底にしまい込まれる名前のない感情、片隅にある記憶の断片を作品の中に落とし込み、作中の人物に追体験させているのです。

    「夢の中の情景、過去の記憶や空想の世界といった「ここではないどこか」を切望する気持ちは現実逃避願望とも言える。しかし、身体は現実の世界から離れることはできない。過去と現在、夢と現実を行き来しながら、どうしても“いま”“ここ”に生きなければならないという葛藤は、きっと多くの人が感じたことがあるのではないだろうか。そんな苦悩を抱きながらも現実に生きなければならないわたしの、そして鑑賞者の、不安や孤独感、悲しみや痛みを作品という形にすることで昇華させられることを望み、制作している。」
    --- 牧田紗季

    三毛あんりは、古典を手掛かりにしながら、内面化した同時代の無意識を「想像上の自画像」として描きます。独特の主張を含みながらも奥に秘めた意図のようなものが感じられ、繊細さと人の記憶に残るような強さを兼ね備えています。作中に描かれる人物の仕草や表情は艶かしくもどこか謎めいており、愛らしさと同時に妖怪のような不気味さも垣間見られます。

    「ふと下をみると、波打つ水面に己の姿が揺らめいている。水面に映った眼は、左右に揺れて、恐ろしいような形をとるけれど、私はこれが自分の形だと承知している。揺れる体から拡がる波紋が、遠くの方で、別の波紋とかさなる。遠くでかさなるあの波紋もまた、私の形をとっているのだろうか。」
    --- 三毛あんり

    水は、彼女達が制作過程で用いる和紙や膠、岩絵具には不可欠のものであると同時に、お湯、蒸気、体の内側を流れる血潮など、様々な姿に形を変えます。また、時として様々な姿を映し出す鏡のような役割も果たします。私たち自身を映すこともあれば、夜空に浮かぶ月を映すこともあるでしょう。
    水面に生じる波紋がかさなるように、互いの存在がそれぞれの作品に影響を与え合う、大変興味深い展示となりました。両作家共に波紋を連想させるような円形の作品も発表いたしますので、これを機に是非お楽しみくださいますようお願い申し上げます。

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