開催時間 |
12時00分 - 19時00分
※コロナウィルス拡散防止の影響等で会期が変更になる場合がございます。予めご了承ください。 |
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休み |
日曜日,月曜日
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
Gallery MoMo Projects
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒106-0032 東京都
港区六本木6-2-6 2F |
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最寄り駅 | 六本木 |
電話番号 | 03-3405-4339 |
GALLERY MoMo Projects では 1 月16 日( 土) から 2 月13 日( 土) まで藤森詔子による個展「舵を取れ!」を開催致します。
藤森詔子は 1986 年北海道生まれ、2013 年東京芸術大学修士課程を修了し、群馬青年ビエナーレ(2010 年) やFACE2014 損保ジャパン美術賞などに入選し、国内で個展を重ねて来ました。
初期作品では、内臓や血管が透けて見えてしまうかと思えるほどの、皮膚というより薄い皮膜で覆われた性別が判然としない人物を描き、そうした肌で感じられる感覚にシリアスにリアリティを持ち、モチーフとして来ました。
近作では、皮膚を覆い隠すファッションを第二の肌と捉え、身に着けた女性は人間というよりマネキンに近く無機質に描かれています。散りばめられたモチーフには、鏡やショウウインドウのガラスなどのファッションと関係のある日常的な風景を描き、コミュニケーションとしてのファッションやSNS などを肯定的に表現しました。
しかし、そうしたコミュニケーションの在り方や、人との距離感をテーマに描こうとしてきた藤森にとってコロナ禍では断絶を余儀なくされ、 “人に近寄れない病気” であるコロナ感染症の状況は、制作内容に影響せざるを得なかったと語り、自粛中を自身の絵画に対するあり方を再考する機会と捉え、思考を深める時間として来ました。
そして、自分と向き合う時間が多かったからこそ絵画を目指した原点を改めて見つめ直すことができ、その契機となった、希望を捨てず困難に立ち向かう強い姿を描いた名画や、これまでテーマにしてきたコミュニケーションを示唆する名画をモチーフに選び、藤森らしい丁寧に何層も重ねられた絵の具で新たな表現を獲得し、名画に励まされた作品を生み出しました。
感染者が再び増え、予断を許さない状況での開催ですので、ご来場に当たっては事前にウェブサイトやSNS をご確認いただきながら、新たな藤森の展開をご高覧いただければさいわいです