練馬区立美術館開館35周年記念 Re construction 再構築

小野木学 《 風景 》 1968 年 油彩 ・キャンバス 練馬区立 美術館蔵

小野木学 《 風景 》 1968 年 油彩 ・キャンバス 練馬区立 美術館蔵

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会 期
20200708日 -  20200927
開催時間
10時00分 - 18時00分
入館は17時30分まで
休み
月曜日(ただし 、 8月10日(月・祝)、9月21日(月・祝)は開館、8月11日(火)、9月23日(水)は休館)
※8月3日(月)~8月8日(土)は展示替えため休館
入場料
有料
[プレ展示]無料
[本展示]一般 800 円、高校・大学生および 65~74歳 600円、中学生以下および 75歳以上無料
※一般以外の方(無料・割引対象者)は年齢等の確認できるものをお持ちください。 ※20名以上の団体は一般600円/高校・大学生500円 ※障がい者手帳をご提示の方(介添え者1名まで)は、一般400円/高校・大学生300円
展覧会の撮影
不可
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
練馬区立美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
練馬区立美術館
住所
〒176-0021 東京都
練馬区貫井1-36-16
最寄り駅
中村橋
電話番号
03-3577-1821

詳細

展覧会内容

練馬区立美術館は2020年に開館35年目を迎えます。
 これを記念し、現代の作家とともに当館の所蔵作品を再解釈し、新たな視点を提案する展覧会を開催します。
 参加作家は、青山悟、大小島真木、冨井大裕、流麻二果の4名。各作家へ当館所蔵作品を再構築した作品制作を依頼。プレ展示2階展示室のみ使用においてその制作過程や思考・テーマを紹介し、新作旧作合わせて本展示にて公開します。

 所蔵作品を「歴史」の面から紹介する章に始まり、画材の選択や個々人の視覚・色覚に左右される「色」のセクションを流、イメージを投影する「メディア」について青山、展示室という「空間」について冨井、そしてそれらを受け取る「身体」を大小島が担当し、これらを辿りながら美術館における鑑賞全体の再構築へとつなげていきます。各作家が起点とする所蔵作品は、松岡映丘《さつきまつ浜村》、池上秀畝《桜花雙鳩・秋草群鶉図》、小野木学の油彩画や郭徳俊の「大統領シリーズ」など。35年間の練馬区立美術館の蓄積を経て、36年目の新しい扉を開きます。
 加えて、当館所蔵作家、大沢昌助の旧国立競技場壁画に関する資料を紹介するコーナーも設けます。

【プレ展示】2020年7月8日(水)~8月2日(日) 無料 2階展示室のみ
【本展示】2020年8月9日(日)~9月27日(日) 有料

Section 色
美術作品の鑑賞には視覚の占める割合が高く、形はもとより色がその鑑賞要素として大きく関わってきます。
特定の色からは様々なイメージが生まれ、作品の意味合いを大きく左右します。
抽象的な色面を構成する画家流麻二果の「色の跡」と題するシリーズに因み、松岡静野の《舞妓》を再構築し、用いられた色からその作品を探っていきます。また絵画においては、絵具の選択が表現の幅に影響を与えることが多々あります。岩絵の具を用いた松岡映丘《さつきまつ浜村》と、同サイズの流の油彩作品を展示することで、共通する水辺のテーマとともに、画材による色の変化を体感します。

流麻二果(ながれまにか)
1975年生まれ。女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒。2002年文化庁新進芸術家在外研修員(アメリカ)。パブリックアート、ファッションブランドとのコラボレーションや、ダンスパフォーマンスの美術・衣装、建築空間の色彩監修など幅広く活動。

Section メディア
一般的に美術の枠組みを定義するものとして、絵画や彫刻と呼ばれるメディア(情報の伝達や記録、保管などに用いられる装置)があります。しかし今日、絵画・彫刻以外を表現手段とする例も多く、ある特定のメディアを用いることは、作品に投影されるイメージをより際立たせる効果を生み出します。ミシンを使った刺繍作品を展開する青山悟は、機械と人との関わりや労働の在り方など、ミシンに纏わる様々な問題を浮かび上がらせます。
雑誌や写真というメディアに写る記号をふと逸らしユーモアをたたえる郭徳俊の作品とともに、コロナ禍の中、青山が立ち上げたプロジェクト「Everyday Art Market」を中心とした作品群を紹介します。

青山悟(あおやまさとる)
1973年東京生まれ。ロンドン・ゴールドスミスカレッジのテキスタイル学科を1998年に卒業、2001年にシカゴ美術館附属美術大学で美術学修士号を取得し、現在は東京を拠点に活動。工業用ミシンを用い作品を制作している。

Section 空間
現在私たちは、どこにいても様々なイメージを並列に共有することができます。しかし実際の展示空間の中では、その人の身長や歩く速度、体の癖、他人との距離が見え方に影響するのはもちろんのこと、部屋の形、展示物の大きさや配置によって動きが誘導される場合も多く、個人の性質と空間との掛け合いで焦点が定まります。抽象的な油彩画「風景」シリーズを中心に、小野木学の多くの作品を一部屋で見せると同時に、冨井大裕の既製品を構成した彫刻作品を点在させることで、両者の〈風景〉が混ざり合い、鑑賞者ごとにそれぞれの焦点が発見されていく空間となります。

冨井大裕(とみいもとひろ)
美術家。1973年新潟県生まれ。2015-2016年文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてニューヨーク(アメリカ)に滞在。現在東京在住。既製品に最小限の手を加えることで、それらを固定された意味から解放し、色や形をそなえた造形要素として、「彫刻」のあらたな可能性を模索する。

Section 身体
身体は、細胞一つ一つの集合体と、周囲の環境との関係によって成り立ちます。両者の関係性は時代や地域により異なり、また今年に入り大きな変化を感じた方も多いのではないでしょうか。他者(生物はもちろん全ての存在)の視野を内在化し、物語ることを追求する大小島真木のインスタレーションに、荒木十畝、池上秀畝による昭和初期の花鳥画を配し、変容し続ける身体の宇宙を問いかけます。また、美術鑑賞は他の様々な活動同様、身体全てを使った経験です。今回の展覧会で例えれば、歴史概念であり、視覚であり、社会との接点であり、空間を処理する能力。様々な感覚に知識や経験が掛け合わされ、個々の鑑賞が生まれる場所をお楽しみください。

大小島真木(おおこじままき)
1987年東京生まれ。日本各地を初め、インド、メキシコ、ポーランド、中国、フランス、海洋調査船タラ号での海上などで滞在制作。鳥や森、菌、鉱物、猿など異なるものたちの環世界を自身に内在化し、物語る装置としての作品制作を行う。

主催・協賛・後援

主催:練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)

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