開催時間 |
9時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで |
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休み |
月曜日 (9月21日・11月2日を除く )、 9月 23日(水)
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入場料 |
有料 一般:1,000 円(840円)、大学生: 500円(420円) ※( )内は20名以上の団体料金、前売料金、県内宿泊者割引料金 ※高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳持参) ※県内65歳以上の方は無料(健康保険証等持参) ※障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
山梨県立美術館
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情報提供者/投稿者 |
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住所 |
〒400-0065 山梨県
甲府市貢川1-4-27 |
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最寄り駅 | 甲府 |
電話番号 | 055-228-3322 |
19世紀のフランスで活躍したギュスターヴ・クールベ(1819-1877)は、伝統的な美術や旧来の政治体制に反発した前衛的な画家として知られています。理想化したり想像上の物を描くのではなく、自らの目で見た「あるがまま」の現実の姿を絵に描きとめたレアリスム(写実主義)の画家として、時に政治批判を含む作品やスキャンダラスな内容の作品を発表し、人々の注目を浴びました。
一方、クールベは、故郷のフランシュ=コンテ地方の山々や森、フランス北部のノルマンディーの海を繰り返し描いています。特に1860年代以降、海の情景を好んで描き、当時の人々から賛辞を得ました。クールベの海は、それまでの時代に描かれた物語性や感傷性に富む海とも、後の世代が描いたレジャーとしての海とも異なる視点で描かれています。
本展覧会では、クールベの海の絵画を中心として、故郷を描いた風景画や狩猟画、またモネやミレーなど他の画家たちが描いた海など約70点を一堂に展示し、クールベが風景画の歴史に遺した足跡を探ります。
クールベの海
フランスとスイスの国境にあるジュラ山脈の渓谷で育ったクールベにとって、海は身近な存在ではありませんでした。1841年、22歳にして初めて「地平線のない海」を見た彼は、「谷の住民には奇妙なものです」と両親に書き送っています。1869年の夏には、ノルマンディー地方のエトルタに滞在し、海の広大さと激しさ、光、気候の変わりやすさ、白亜の岸壁の明るい色に魅了され、多数の海の情景を描いています。パレットナイフを用いたクールベの作品には、躍動感に満ちた海が写実的に表現されています。
海の風景画はクールベの作品の中でも当時から人気が高く、総点数は100点以上にもなります。本展では、クールベが描いた様々なヴァリエーションの海の絵画を展示します。
クールベの自然・動物
クールベは、故郷の自然や、鹿や猟犬など狩猟をテーマにした作品を多く描いています。それまでの絵画の伝統では、古代ローマを思わせるイタリアの風景など、理想化された風景画がしばしば描かれましたが、19世紀に入ると、画家たちは自分たちの目の前にある身近な風景を描こうと試みました。パリ近郊のフォンテーヌブローの森へと写生に出かけたバルビゾン派の画家たちは、その代表的な存在です。クールベもまた、故郷の特徴的な山々や、生命力にあふれた動物たちを、自らの目を通して描き出しました。
さまざまな画家の海
18世紀頃までの西洋絵画では、海は何らかの物語や比喩と結びつけて描かれたり、人間の力ではどうにもならない恐ろしい存在として描かれたりしました。しかし、19世紀になって身近な風景が絵画のモチーフとして見られるようになると、海に対する見方も変わります。19世紀半ば以降、フランスに鉄道が走ると、海もレジャーの場となり、モネやブーダンといった画家たちが海の風景画を多く描くようになりました。
主催:山梨県立美術館 読売新聞社 美術館連絡協議会 テレビ山梨
協賛::ライオン 大日本印刷 損保ジャパン
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、山梨日日新聞社・山梨放送、テレビ朝日甲府支局、朝日新聞甲府総局、毎日新聞甲府支局、産経新聞甲府支局、共同通信社甲府支局、時事通信社甲府支局、山梨新報社、日本ネットワークサービス、エフエム富士、エフエム甲府
協力:日本航空、山梨交通