最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。

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    会 期
    20200808日 -  20200927
    開催時間
    10時00分 - 20時00分
    入場料
    有料
    一般:400(300)円 学生:300(200)円
    ※( )は前売料金(チケットぴあ) ※障がい者等とその介護者1名・アルティアムカード会員・三菱地所グループCARD(イムズカード)会員無料
    ※会場内の混雑・密集を避けるため入場制限をおこなうことがございます。
    ※状況により変更・中止する場合がございます。ご来場の際は、アルティアムのウェブサイト(http://artium.jp)を必ずご確認ください。
    展覧会の撮影
    この情報のお問合せ
    三菱地所アルティアム
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    三菱地所アルティアム
    住所
    〒810-0001 福岡県
    福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8F
    最寄り駅
    福岡
    電話番号
    092-733-2050

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    数々の新しい詩の運動をまきおこしてきた注目の現代詩人・最果タヒ、九州初の個展開催!

    中学生のころからインターネット上で言葉を発表しはじめた最果タヒ。2006年に投稿作品が第44回現代詩手帖賞を受賞、翌年に第一詩集『グッドモーニング』を刊行し、第13回中原中也賞に選ばれる。2015年には詩集『死んでしまう系のぼくらに』で第33回現代詩花椿賞を受賞するなど、詩人として高い評価を得ています。
    スマートフォンで詩を書き、現代の感情を繊細かつ鋭く表現する最果タヒの作品発表の場は、本やインターネット上にとどまりません。SNSの活用、作詞、詩集の映画化、商業施設とのコラボレーションといった幅広い活動によって、これまで詩に触れる機会が少なかった若い世代もファンに取り込んでいます。近年は、横浜美術館での個展や、詩のホテルなど空間を使った作品発表を積極的に試みるなど、多様で新たな詩の運動は、より一層注目を集めています。

    言葉が、わたしを飛び越える。現代の感情=言葉を体験するインスタレーション!

    本展は「詩の展示」。読者が会場を歩き回り、空間全体で言葉を体感するインスタレーションです。なかでも、天井から多数の言葉が書かれたモビールを吊るす《詩になる直前の、アルティアムは。》は重要な作品の一つ。表裏に異なる詩の断片が記された、静かに揺れ動くモノトーンの紙片はいくつもの言葉の連なりを生み出し、その偶然から詩を切り取るのは読者自身です。
    この作品を始め、最果タヒは書き下ろし作品を含む自らの詩を大胆に断片化し、空間いっぱいに展開させます。つまり会場にあるのは、作品があなたに読まれ、初めて意味を持つものであってほしいと願う、最果タヒによる「詩になる直前」の言葉たち。それらを追いかける体験を通して、自分の心が動く言葉やその瞬間、あるいは、目が「無意識に読んでいる」感覚に気付くような、言葉との新たな出会いが生まれるでしょう。
    本展アートディレクションは、これまで最果の数々の書籍(『死んでしまう系のぼくらに』を始めとする詩集三部作など)のデザインを手がけてきたグラフィックデザイナー佐々木俊が担当。また、同時期(7/10~8/30)、イムズ館内各所でも、最果タヒの詩が展開されます。あわせてお楽しみください。

    最果タヒ(TahiSaihate) 詩人・作家
    1986年生まれ。2006年、現代詩手帖賞受賞。2008年、第一詩集『グッドモーニング』で中原中也賞を受賞。2015年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞を受賞。その他の主な詩集に『空が分裂する』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(同作は2017年石井裕也監督により映画化)。
    エッセイ集に『きみの言い訳は最高の芸術』『「好き」の因数分解』、小説に『星か獣になる季節』『十代に共感する奴はみんな嘘つき』などがある。作詞提供もおこなう。清川あさみとの共著『千年後の百人一首』では100首の現代語訳をし、翌年、案内エッセイ『百年一首という感情』刊行。2017年にルミネのクリスマスキャンペーン、2018年に太田市美術館・図書館での企画展に参加、2019年に横浜美術館で個展開催、HOTELSHE,KYOTOでの期間限定のコラボルーム「詩のホテル」オープンなど、幅広い活動が続く。最新刊は、自らの劣等感に光を当てて映る世界を紡ぐエッセイ集『コンプレックス・プリズム』。
    公式サイト:http://tahi.jp/

    言葉は、常に運動をしている。何億人もの人がその言葉を用い、それでいて、それぞれが少しずつ違った意味や印象を、言葉の向こうに見出している。だからこそ言葉は、刻々と変化し、運動を続けている。
    わたし一人が、言葉を一方的に、道具として用いることなどできず、常に、言葉が抱える無数の意味や価値の渦に巻き込まれていく。そのコントロールのできなさ、言葉に振り回される瞬間に、わたしは「言葉に書かされている」と感じます。それは時に、わたしよりも深く「わたし」を捉える言葉となる、わたしを飛び越えた、別の何かへと変貌する言葉となる、それこそが、わたしにとっての「書く喜び」です。言葉がわたしの代弁者として、世界へ出ることなどありません。わたしはいつも置き去りにされ、そこが痛快であるのです。
    知らない自分に、言葉で会うこと。それは、自分の底さえ突き破り、その向こうの、自分ですらないものへと、繋がることだ。だからこそ言葉は、書かれ、他の誰かに読まることをじっとじっと待っている。

    詩の展示。
    言葉が、わたしを飛び越える。
    それは、「読む」瞬間もきっと同じです。読むことは、与えられた言葉を受動的に読むのではなく、その言葉を自分だけの言葉へと変容させていく行為だと思う。そのとき、言葉の変化は、読むその人の予想を、そしてその人自身を、時に追い越していくだろう。それは「書かれた言葉」のスピードであると、読み手は思うのかもしれない。けれど、あなたも加速している、あなたの言葉が、加速している。
    そのスピードを、肌で、気配で、空間として、感じられる場所を、私は「詩の展示」と呼んでいます。

    われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。あなたしか立つことのできない確かな星から、どうか、言葉を見に来てください。
    最果タヒ

    主催・協賛・後援

    主催:三菱地所、三菱地所アルティアム、イムズ、西日本新聞社
    後援:福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団
    協力:リトルモア
    企画制作:キョードー大阪

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