[延期]富野由悠季の世界:ロボットアニメの変革者(イノベーター)

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会 期
20200418日 -  20200621
開催時間
9時30分 - 17時30分
6月1日以降は9時00分~18時00分
入館は閉館の30分前まで
休み
5月11日(火)、25日(月)、6月8日(月)
入場料
有料
一般1,500(1,300)円 高校生・大学生1,000(800)円 中学生以下無料
※( )内は前売券及び20名以上の団体料金。 ※障がい者手帳をご提示の方とその付添者1名は無料。 ※コレクション展観覧料は含まれません。
展覧会の撮影
不可
作品の販売有無
展示のみ
子連れ
この情報のお問合せ
青森県立美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
青森県立美術館
住所
〒038-0021 青森県
青森市安田字近野185
最寄り駅
青森
電話番号
017-783-3000

詳細

展覧会内容

※新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のため、開催を延期します。4月生を目途に新たな開催時期を決定します。(静岡県立美術館での展示終了(11月8日)以降で年度内の開始に向け調整しています。
※前売り券については、新たな会期においても使用できることとします。払い戻しについても調整中です。調整次第、青森県立美術館のホームページでお知らせします。

富野由悠季の作品を覚えている者は幸せである。
心豊かであろうから。

それまでの「勧善懲悪」、「単純明快」を常とするロボットアニメに「確固たる世界観」と「深いドラマ」を取り入れ、その構造を大きく変革させた演出家、富野由悠季(1 941 - )。本展は、大きな社会現象となった『機動戦士ガンダム』(1979年)をはじめ、『Gのレコンギスタ』(2014年)などの「ガンダム」シリーズの他、『伝説巨神イデオン』(1980年)、『戦闘メカザブングル』(1982年)、『聖戦士ダンバイン』(1983年)などで総監督を務め、国内外のアニメシーンのみならず、現代文化に対しても多大な影響を与えてきた富野由悠季の仕事を回顧、検証する初の展覧会です。

宇宙に憧れた少年時代、映像作家を志した青年時代を経て、1964年に『鉄腕アトム』の演出家としてデビューした富野。以降、約55年の長きにわたって第一線で活躍し、数々のアニメ作品を世に送り出してきました。本展では、富野が手がけた膨大な設定メモ、スケッチやアニメの設計図となる絵コンテ、さらにはキャラクターやメカニックデザイン、美術設定への修正指示などをとおして、どのようにして富野が「世界」と「ドラマ」を作りだしていったかを検証し、あわせてその「演出」の魅力にも迫ります。また、様々なスタッフの共同作業によって完成するアニメの特性を踏まえ、富野と共に仕事をした安彦良和、湖川友謙、大河原邦男、中村光毅、永野護、安田朗といったクリエーターの原画、撮影に使われたセル画、各種イラストなども紹介します。
本展をとおして、アニメというメディアの豊かな表現力を感じ取っていただくとともに、現代文明や社会に対する富野由悠季の批評性をぜひ読み取ってください。

展覧会「富野由悠季の世界」によせて
「概念の展示」は不可能なのだが…

この展覧会の企画について、美術館の学芸員の方々からご提案をいただいたときには、嬉しかった反面、「展示するものなどはないのだからやめたほうがいい」と何度も伝えました。「演出」という仕事は、感覚的な仕事であると同時に、たいへん観念的な作業で、「概念(考え方)を示すことができる仕事」なのです。つまり、この一行半を展示で説明することはできないのです。しかし、美術館の学芸員の方々は、みなさん方がとても熱心で、ぼくの言うことを聞いてくれませんでした。(笑)

そして、彼らと話し合いをするうちに、「トミノは巨大ロボットを動かすだけではないという部分を記録してみたい」と思うようになりました。

それで、子供のころから学生時代までの記録を見直してみて、記憶の通りでありながらも、結局は、当時ただひとつ好きだった連載漫画『鉄腕アトム』に引っ張られながらも、アメリカのSF映画群から「映画的なるもの」に触発され、好きでもなかったアニメの世界に入ってしまったのです。しかも手塚治虫主宰のプロダクションに就職したのですから、たいへん幅の狭い道でした。

しかし、中高時代は漫画離れをして、ペン画や短編小説を試作し、大学時代は学生運動というほどのものではないにしても世間を覗くことができて、その結果、テレビ漫画『鉄腕アトム』の演出の仕事にはいり、それから、初監督作品『海のトリトン』から始まって、出世作となった『機動戦士ガンダム』を経て、『Gのレコンギスタ』まで55年間。

仕事を成立させるために、先に思い(観念的なこと)を吐き出してしまい、そのあと付けを考えるということを繰り返してきました。それは基礎学力のない情けないキャリアで辟易するのですが、しかしながら、「アニメは映画だ」というコンセプトだけは振り回してきたつもりです。

そのことは何なのだ!?その説明はとても不可能なのですが、「映画というのはただ動く絵の陳列ではないんだよ」ということを知っていただきたい、もっと素敵で強固な媒体なのだ、ということを想像していただきたいのです。そのために、今回のような形で恥を晒してみせましたので、映像作家を目指す諸君には、ここから独自の道筋をお考えいただければ、と心から願うのです。

富野由悠季

青森展の見どころ
※本展は全国6会場を巡回する共同企画展ですが、青森会場では下記の追加展示を行います。

①通常の企画展示よりもスペースを広くとり、各種設定、絵コンテ、原画、セル画、映像、イラスト、立体物など約3,000点の膨大な作品、資料で富野由悠季作品の魅力に迫ります。青森県立美術館ならではの魅力的な空間いっぱいに富野ワールドが広がります。

②今年放送40周年を迎える『伝説巨神イデオン』の展示コーナーを拡充します。富野監督の作劇、演出のアイデアが詰め込まれた「イデオンノート」の重要箇所を一挙に公開。さらにイデオンや重機動メカの立体作品も大多数展示いたします。

③2019年12月に逝去した世界的インダストリアルデザイナーであるシド・ミードの功績を顕彰するため、『∀ガンダム』のためにデザインされたモピルスーツのスケッチを多数紹介いたします。

④『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』に登場したモビルスーツ「リ・ガズィ」のダミーバルーンを原寸大の胸像として再現します。モビルスーツの大きさを体感してみてください。

⑤人気声優が製作したロボット模型や、雑誌に掲載された有名モデラーの作品を多数展示いたします。

⑥青森では展示の最後に「エンディング」のコーナーが追加されます。果たして何が展示されるのか…、「君の目で確かめろ!」

主な展示作品
「富野由悠季をかたちづくった、幼少期から大学時代までの貴重な資料」
『鉄腕アトム』(1963~66年)
『海のトリトン』(1972年)
『しあわせの王子』(1974年)
『ラ・セーヌの星』(1975年)
『勇者ライディーン』(1975-76年)
『無敵超人ザンボット3』(1977-78年)
『無敷網人ダイターン3』(1978-79年)
『機動戦士ガンダム』(1979-80年)
『伝説巨神イデオン』(1980-81年)
『戦闘メカザブングル』(1982-83年)
『聖戦士ダンバイン』(1983-84年)
『重戦機エルガイム』(1984-85年)
『機動戦士Zガンダム』(1985-86年)
『機動戦士ガンダムZZ』(1986-87年)
『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』(1988年)
『機動戦士ガンダムF91』(1991年)
『機動戦士Vガンダム』(1993-94年)
『闇夜の時代劇正体を見る』(1995年)
『ガーゼィの翼』(1996-97年)
『ブレンパワード』(1998年)
『∀ガンダム』(1999-2000年)
『OVERMANキングゲイナー』(2002-03年)
『リーンの翼』(2005-06年)
『Gのレコンギスタ』(2014-15年)

関連イベント

1.富野由悠季監督来館!
①開幕記念対談「富野由悠季×樋口真嗣:ロボットアニメの過去、現在、そして未来」
 4月18日(土)14:00~15:30(13:30開場)
 ※富野由悠季監督と『シン・ゴジラ』(2016年)、『シン・ウルトラマン』(2021年公開予定)などを手がける樋口真嗣監督のビッグ対談です。
 会場:美術館シアター/入場無料(ただし企画展のチケットまたは半券が必要となります)/事前申込制(定員100名)/申込多数の場合は抽選となります(応募締切は3月31日)

②劇場版『Gのレコンギスタ』特別上映会&富野由悠季総監督による舞台挨拶
 6月7日(日)13:00~(12:30開場)
 ※第何部を上映するかについては5月1日(金)13時に美術館WEBサイト、ツィッター等で発表します。
 会場:美術館シアター/入場無料(ただし企画展のチケットまたは半券が必要となります)/事前申込制(定員100名)/申込多数の場合は抽選となります(応募締切は5月25日)

 ○申込み方法:1.参加希望イベント名、2;氏名、3.住所、4.電話番号、5.メールアドレスをご記入の上、下記メールアドレスまでお申し込みください。メール1通につき1イベントの申込みとなります(1通1名様1イベントまで、2通目以降は無効となります)。
 申込アドレス:tomino@aomori-museumjp

2.「めぐりあいJAXA」トーク
 5月17日(日)14:00~15:00
 ※富野由悠季監督の描いてきた未来の「宇宙」が、リアルな宇宙開発とどのような関係性を持っているのかを探ります。
 トーカー:度會英教(宇宙航空研究開発機構)×澤隆志(キュレーター)
 会場:企画展示室/入場無料(ただし企画展のチケットが必要となります)/応募不要(参加ご希望の方は当日会場にお集まりください。)

3.学芸員によるトーク
①企画チーム座談会:「富野由悠季の世界」展の”作り方”と”ここだけの話”
 4月19日(日)14:00~15:30
 ※展覧会を企画した各館の学芸員が語る裏話トークです。
 会場:ワークショップA/入場無料/応募不要(参加ご希望の方は当日会場にお集まりください。)

②ギャラリートーク:富野由悠季の世界~接触篇
 5月2日(土)、6月20日(土)各14:00~15:30
 ※トミノワールド初心者向けトークです。
 会場:企画展示室/入場無料(ただし企画展のチケットが必要となります)/応募不要(参加ご希望の方は当日会場にお集まりください。)

③ギャラリートーク:富野由悠季の世界~発動篇
 5月3日(日)、6月21日(日)各14:00~15:30
 ※集まれ、トミノマニア!みなで因果地平へ!!
 会場:企画展示室/入場無料(ただし企画展のチケットが必要となります)/応募不要(参加ご希望の方は当日会場にお集まりください。)

④座学:富野由悠季と日本商業アニメーションの歩み
 5月5日(火・祝)14:00~15:30
 ※約55年にわたる富野由悠季監督の仕事を日本の商業アニメーションの歴史と重ね合わせながら紹介します。

 講師:工藤健志(青森県立美術館学芸員、日本アニメーション学会会員)
 会場:ワークショップA/入場無料/応募不要(参加ご希望の方は当日会場にお集まりください。)

4.街中連携イベント:富野由悠季監督映画作品上映会
※会期中にシネマディクト(青森市)とフオーラム八戸(八戸市)にて、宮野作品の映画上映会を開催し
 ます。上映作品、上映時間等は決定次第、各上映館、美術館のWEBサイトでお知らせいたします。

主催・協賛・後援

主催:富野由悠季の世界青森実行委員会(青森朝日放送、青森県観光連盟、青森県立美術館)
企画協力:神戸新聞社
特別協力:サンライズ、東北新車、手塚プロダクション、日本アニメーション、オフィス アイ
協力:青い森鉄道、JR東日本青森商業開発
後援:東奥日報社、陸奥新報社、デーリー東北新聞社、青森ケーブルテレビ、エフエム青森

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