ファビアン・クネヒト、田村友一郎、ラウル・ワルヒ 「suspense」

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会 期
20200307日 -  20200404
開催時間
11時00分 - 18時00分
金曜20時00分まで
休み
日・月・祝
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
YUKA TSURUNO
情報提供者/投稿者
開催場所
Yuka Tsuruno Gallery
住所
〒140-0002 東京都
品川区東品川1-33-10-3F
最寄り駅
天王洲アイル
電話番号
03-5781-2525

詳細

展覧会内容

 ユカ・ツルノ・ギャラリーはファビアン・クネヒト、田村友一郎、ラウル・ワルヒの三人展「suspense」を2020 年3 月7 日(土)から4 月4 日(土)まで開催いたします。2013 年の同時期にベルリン芸術大学・空間実験研究所(オラファー・エリアソンクラス)に在籍したことから始まった三人の対話は、各々が異なる仕方で国際的に活躍しながら今日まで活発に続いています。三人の作品に共通して見られる運動や美学的な言語に焦点を当て、彼らの作品の読み直しを図ります。

 クネヒト、田村、ラウルの三人はともに、写真、映像、インスタレーション、パブリック・インターベンション、パフォーマンスなど多岐にわたる方法でアーティスとしての実践を重ねてきました。本展覧会では、空間や場所、モノや出来事に付属されてきた社会的なコードや意味、歴史といった輪郭を一旦停止させ、仮説的な反復や異化的な状態を築くことによってそこに潜む規範を揺るがし、不可視な関係性を導き出す作品を発表します。
 タイトル「suspense」-サスペンス-はジャンルとして確立されているように物語のエンディングに向かいながらも観客のうちに緊張が持続する心理状態を言いますが、一方でそれは「宙吊り状態の持続」とも言えます。三人にとってその「宙吊り状態」は、終わりない繰り返し、固定化した垂直運動、浮動的なオブジェとして、永続的に残ることのない儚い運動の軌跡として現れています。
 例えば、「展覧会」という枠組みを解体した作品を多く発表してきているファビアン・クネヒトの《Genitiv》(2017)ではベルリンのハンブルガー・バーンホフ現代美術館の窓から下降する男性が映し出され、田村友一郎の《C’s Ladder, N’s Ashbins》(2020)と《suspense》(2020)では落下のための梯子とゴミ箱、そして吊り下がる暖簾が配置され、ラウル・ワルヒのパブリック・インターベンションのシリーズ《Eureka》(2016/2018)では噴き上がったあとは地面に打ち付けられ消えていくはずの水が瞬間的に捉えられています。これらのエンディングが見えながらも何かの出来事に対処するための過程を保留し、空に浮き続ける動きとしての作品たちは、同時に物資的であり非物質な一時性と、その反復の再編成を促します。オープニングでは、ワルヒの新たなインターベンションとして《Eureka Tokyo》も発表される予定です。

作家プロフィール

ファビアン・クネヒト
1980 年マクデブルク生まれ。ベルリン芸術大学とカルフォルニア芸術大学にて学ぶ。オラファー・エリアソンの空間実験研究所に2009 年から2014 年まで在籍し、2014 年に修士号取得。2012年にはニューヨークにあるマシュー・バーニーのスタジオにてアシスタントを務める。これまでに、ザグレブ現代美術館、モスクワ・ビエンナーレ、新ナショナルギャラリー(ベルリン)、ハンブルガー・バーンホフ(ベルリン)、帝国戦争博物館(ロンドン)、州立美術館(バーデン=バーデン)などドイツ国内外の美術館など、作品発表の場は多様。

田村友一郎
1977年富山県生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科にて博士号取得。ベルリン芸術大学空間実験研究所にて客員研究員として在籍(2013-2014)。近年の主な個展に「Milky Mountain / 裏返りの山」(ゴベット・ブリュースター美術館、ニュープリマス、2019)、「叫び声/ Hell Scream」(@KCUA、京都、2018)、またグループ展には、「Asian Art Biennial」(国立台湾美術館、台中、2019)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館、東京、2019)、「六本木クロッシング2019:つないでみる」(森美術館、東京)、「日産アートアワード2017」(BankART Studio NYK、横浜)、「2 or 3 Tigers」(世界文化会館(HKB)、ベルリン、2017)など国内外多数。

ラウル・ワルヒ
1980 年生まれ。ベルリン・ヴァイセンゼー芸術大学にて彫刻を学び、ベルリン芸術大学にてオラファー・エリアソンのもとフライエ・クンスト(自由芸術)を学び、空間実験研究所では奨学生となる。これまで、新ナショナルギャラリー(ベルリン)、ハンブルガー・バーンホフ(ベルリン)、ドレスデン美術館、アルンスベルク美術館などで作品を発表。トーキョーアーツアンドスペースやニダ・アート・コロニーやヘッセ文化財団などの多くのレジデンシー・プログラムに参加してきたため、国際的に活動している。ワルヒは現在、バウハウス大学ワイマールにてパブリック・アートとニュー・アーティスティック・ストラテジーの教鞭をとっている。

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