開催時間 |
10時00分 - 18時00分
入館は17時30分まで |
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休み |
月曜日
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入場料 |
有料 一般 950 円(760 円)、大学生 650 円(520 円)、高校生以下または18歳未満・丸亀市在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料 ※( )内は前売り及び20 名以上の団体料金 ※同時開催常設展「猪熊弦一郎回顧展」の観覧料を含む |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒763-0022 香川県
丸亀市浜町80-1 |
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最寄り駅 | JR丸亀 |
電話番号 | 0877-24-7755 |
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA ミモカ)は、1年3 ヶ月に及ぶ長寿命化のための建物改修工事を経て、2020 年4 月18 日(土)の正午にリオープンいたします。最初の企画展として「猪熊弦一郎展 アートはバイタミン」を開催します。
「アートというものは、心のヴァイタリティーの一つの薬みたいなものですね。それを大きくすりゃあ、ミュージアムでしょう。病院という、病気のための、人間を生き返らせる機械があるとすると、ミュージアムというのは心の病院です。それを一点でも、もってきて家庭に置けば、結局、バイタミン(vitamin:ビタミン)のいいのを毎日飲んでるようなものですね。」
(対談:猪熊弦一郎、盛田良子「絵かきは長生きしないと」『味の手帖』1982 年9 月号より)
猪熊弦一郎(1902-93)は、生涯を通じて、美を愛し、美を探究し、美をあらわそうとした画家です。美しいものには、人の心を癒したり活性化したりする力があると信じ、自分が作り出した美を、より多くの人々の身近な場所に提供し、世の中や人の生活に役立てたいという思いを強く持っていました。また、家に一ついい絵があれば、それを毎日ほんの少し見るだけで大きな効果があるとし、美術館を「病院」とするならば、家で見る絵は「ビタミン剤」のようなものだと考えていました。そして、常に暮らしを整え、自分の生活そのものも大切にしていました。
本展では、当美術館が長寿命化のための改修工事を経てリオープンするこの機会に、初心に立ち返り、猪熊弦一郎が考えるアートの役割と、猪熊作品が生活のなかに作り出した美のあり方をご紹介するものです。「猪熊自身の暮らし」「プライベート空間への美の提供」「パブリックアート」の三部構成とし、猪熊の終の住処となった田園調布の家の台所と居間の再現や、猪熊作品のある暮らしの実例、猪熊がデザインした家具や包装紙、加えて、長く愛され続けている猪熊の代表的なパブリックアートの現在の様子を展観します。
[みどころ]
〇猪熊弦一郎自身がどのように暮らしていたかをご紹介するため、旧猪熊邸の台所と居間を実物大に再現します。旧猪熊邸は、住宅建築において評価の高い建築家、吉村順三(1908-1997)の設計によるもので、「田園調布の家」という名で吉村建築の重要な1点として知られています。
吉村は、猪熊とは旧知の仲で、猪熊の美意識や生活スタイルを熟慮してこの家を設計しました。猪熊が大切にした美しい暮らしには、この家の建築空間が大きな役割を担っています。吉村が猪熊に提供した美しい空間を、猪熊が愛した家具や小物が彩ります。
〇猪熊弦一郎がプライベート空間に提供した美が、実際に人々の暮らしを彩っている実例として、猪熊作品が個人の家や企業の建物内に飾られている様子を写真やエピソード等でご紹介します。猪熊がデザインし、実際に使われたり販売されていた椅子やローテーブルも展示します。
〇猪熊弦一郎が公共空間に提供した美として、4つのパブリックアート(慶応義塾大学壁画、JR上野駅壁画、香川県庁舎陶画、東京會舘壁画)の現在の様子をご紹介します。これらは、建物の取り壊しにあっても移築されたり、経年による痛みを修復されたりしながら、今もなお、駅や食堂など、多くの人々の日常生活のなかで親しまれているものです。展示では、香川県庁舎東館1階ロビーの陶画《和敬清寂》の一部(8面のうちの3面)を実物大に再現し、パブリックアートのスケール感もあわせてご紹介します。
ギャラリートーク(オンライン配信)
「猪熊弦一郎展 アートはバイタミン」関連プログラム
対談 岡本 仁×中原慎一郎 「いのくまさんの家で考えたこと」
旧猪熊邸や香川県庁舎東館陶画《和敬清寂》の再現をはじめ、本展の会場デザインを担当したLandscape Productsの二人が展覧会の見どころをお話します。
開催日時:2020年9月19日(土)19:00-20:00予定
参加費 :無料
視聴方法:MIMOCA Youtube公式アカウント
https://www.youtube.com/user/mimocainfo
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団