【延期】日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ショパン-200年の肖像

《フリデリク・ショパンの肖像》 アリ・シェフェール 1847年 油彩・カンヴァス ドルトレヒト美術館蔵 Dordrechts Museum

《フリデリク・ショパンの肖像》 アリ・シェフェール 1847年 油彩・カンヴァス ドルトレヒト美術館蔵 Dordrechts Museum

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    会 期
    20200426日 -  20200628
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    入館は17時30分まで
    休み
    月曜日(ただし 、 5月4日(月・ 休)は 開館、5月7日(木)は休館)
    入場料
    有料
    一般 1,000 円、高校・大学生および 65~74歳 800円、中学生以下および 75歳以上無料(その他各種割引制度あり)
    ※一般以外の方(無料・割引対象者)は年齢等の確認できるものをお持ちください。
    展覧会の撮影
    不可
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    練馬区立美術館
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    練馬区立美術館
    住所
    〒176-0021 東京都
    練馬区貫井1-36-16
    最寄り駅
    中村橋
    電話番号
    03-3577-1821

    詳細

    展覧会内容

     2019年、日本とポーランドは国交100周年を迎えました。これを記念して、ポーランドが誇るロマン主義を代表するピアニストで作曲家のフリデリク・ショパン(Fryderyk Chopin / 1810-1849 )を新たな視点から再考する展覧会を開催します。
     「ピアノの詩人」と称されたショパンの楽曲は、母国ポーランドやロマン主義の舞台であったフランスは然ることながら、日本をはじめ世界中で愛されてきました。ただ、ショパン自身については、幼い頃か ら身体が弱く、恋人であった作家ジョルジュ・サンドとの別れによる傷心のうちに若くして亡くなったという画一的なイメージが流布しています。そこで本展では、ショパンの息吹を感じる自筆譜や手紙、遺品のみならず、彼にまつわる様々な美術作品や資料に基づき、ショパンという芸術家の人間像と音楽創造の背景を見つめ直します。とりわけ現代のアーティストたちがショパンからインスピレーションを得て制作した数々の造形作品を一同に展覧し、多角的なショパン像を発見しようという試みは新しいアプローチと言えるでしょう。
     本展では、現在、ショパ ンの遺品・権利などを一括して保有・管理、研究および普及活動を行っているワルシャワの国立フリデリク・ショパン研究所(NIFC Narodowy Instytut Fryderyka Chopina )の全面協力のもと、彼らの所有する本邦初公開の自筆譜や手紙、美術作品などを中心に、ワルシャワ国立博物館や ドルトレヒト 美術館(オランダ)、国内美術館が所蔵する油彩画など貴重な約 250点を展示します。
     日本・ポーランド両国にとって本展は、ショパンとその時代の芸術への一層の興味・関心を喚起し、両国の相互理解を促すだけ でなく、ますますの強固な友好関係を築くものとなるでしょう。

    [みどころ]
    日本初公開の自筆の楽譜と手紙
     ショパンの自筆の楽譜は、ポーランドの至宝です。 非常に厳重に保管 されており、所蔵するフリデリク・ショパン博物館でも公開は限られているため、ポーランド国外に出ることはほとんどありません 。今回は その貴重な自筆譜を、日本にいながらにして 間近で鑑賞できるまたとない機会となります。 あわせて 、自筆の手紙も展示します。ショパンは手紙以外の文章を書き残してないため、人間ショパンを知る手立てとして手紙がとても重要な役割を担っています。筆致からはその時々の心情が伝わってくるようです。日本語の翻訳文と一緒に鑑賞することでショパンを 身近に感じることができるでしょう。

    日本初公開の「フリデリク・ショパンの肖像」アリ・シェフェール作
     ショパンの肖像画の中でも特に有名な作品のひとつである本作は、 オランダ出身の画家アリ・ シェフェールによるものです。 シェフェールは、 19世紀前半のパリでロマン主義の画家として活躍し、ショパンはじめ、様々な文化人と交流がありました。現在は 、 パリでロマン派美術館となっているシェフェールのアトリエには芸術家たちが集い、ショパンやリストらが演奏会を開いていました。友人シェフェールに向けられたショパンの眼差しは温かです。シェフェールは、ショパンを誇り高く、貴族的で知性のある人物 として描いています。この作品は、シェフェール自身が保有していたものです。

    日本におけるショパン受容
     これまで語られる機会が少なかった明治期から第二次世界大戦までの日本におけるショパン受容を、当時の出版物や資料を通じてご紹介します。まさに日ポ国交樹立100周年記念にふさわしい内容です。明治期に輸入された楽譜や日本で出版されたショパンにまつわる書物の数々、日本最初の「ショパン弾き」澤田柳吉に関する資料などを展示します。日本でショパン作品が流布し、日本人にとって大切な音楽家として愛されていく様子が伝わってきます。

    『ピアノの森』の展示を同時開催
     幅広い層から絶大な人気を集めている漫画『ピアノの森』は、困難な環境で育った天才的なピアノの才能がある少年が、良き指導者や周りの人々に支えられ、ショパン・コンクールを目指すストーリーです。1998年から2015年まで講談社の漫画雑誌に連載され、2018年と19年にはTVアニメがNHKで放送されています。今回、本展に隣接して、著者の一色まこと氏による貴重な原画やTVアニメ『ピアノの森』の壮大なオープニング映像などから構成される展示コーナーを設け、その奥深い魅力をお伝えします。また、本展の音声ガイドでは、TVアニメ『ピアノの森』で主人公の母親役を演じる坂本真綾さんによるナレーションで本展をお楽しみいただけます。

    多彩な関連イベント
     本展では、美術作品を鑑賞するだけでなく、様々な視点からショパンを楽しんでもらえるよう1877年製スタンウェイのスクエアピアノによるコンサートやショパン研究家やポーランド研究家による講演会などを実施します。また、区内の文化施設で、ショパンをテーマとした様々なイベントを行う施設連携事業「ショパン!ショパン!ショパン!」を2020年(令和2年)4月~6月にかけて開催し、音楽や美術、文学などジャンルの枠を超えた文化芸術の魅力を発信していきます。

    [展示構成]
    第1楽章 わたしたちのショパン
     19世紀ロマン主義音楽を代表する作曲家、ピアニストとして広く知られているフリデリク・ショパン(18101849)。その素晴らしい楽曲は、同時代の人々だけでなく今日の私たちをも強く魅了しています。ショパン誕生の地であるポーランドのみならず、華々しく活躍したフランス、そして多くのピアニストをショパン国際ピアノコンクールへ輩出している日本など世界中で愛されているショパンには、「ピアノの詩人」と呼ばれるようなある種のステレオタイプなイメージが流通しています。しかし、実際には「人間、ショパン」のイメージは、もっと複雑で多面的であり、彼やその楽曲からインスピレーションを得た美術作品は、様々なショパン像を私たちに伝えています。
     この章では、ポーランドのフリデリク・ショパン博物館から出展の現代作品で、200年にわたり造形化されたショパン像を紹介します。また、明治から昭和にかけての日本におけるショパン受容に関する楽譜や書籍、資料も展示します。

    第2楽章 ショパンを育んだ都市ワルシャワ
     ショパンはポーランドのジェラゾヴァ・ヴォラで1810年に誕生し、1830年にワルシャワ音楽院を主席で卒業します。1816年頃からピアノ教師ヴォイチェフ・ジヌヴィにピアノを習い始め、「ポロネーズ」をわずか7歳で作曲するなど早くからその才能を開花させていました。約20年間をポーランドで過ごしたショパンのこの類まれなる才能は、両親、姉妹、友人たちはもちろんジヌヴィやワルシャワ音楽院のユゼフ・エルスネルをはじめとした教師たちに温かく見守られ、育まれました。
     この章では、歴史的・文化的背景の解説とともにショパンが育ったポーランドの風景、彼を取り巻く人々の肖像画などを中心にワルシャワでのショパンの音楽活動や生活を紹介します。

    第3楽章 華開くパリのショパン
     ワルシャワを旅立った青年ショパンはウィーンを経て、1831年、華の都パリに到着しました。パリでの演奏会は賞賛され、順調にフランスでの歩みを進めます。旺盛な作曲活動や上流社会子女のピアノ教師、サロンでの演奏会と、病弱ながらも華やかな生活を過ごします。しかし、ピアニストそして作曲家としての成功だけでなく、彼のパリでの人生については女流作家ジョルジュ・サンドとの悲恋は語らずに終われません。
     この章では、ショパンの音楽活動や人的交流の紹介に加え、ショパンが人生の幕引きをした都市パリの時代背景からパリでのサロンやオペラ座の様子、そしてロマン主義の絵画などからショパンの生きたパリを俯瞰します。

    第4楽章 真実のショパン-楽譜、手紙-
     ショパンの息づかいを感じるものは、やはり彼自身の手によるものです。本章で紹介するショパンの自筆の楽譜や手紙は、彼の心の内や日々の生活を照らしています。当然のことながらポーランド国家にとって至宝ですが、そればかりでなく異国の地の私たちにとってもショパンを理解し、感じさせてくれる命ある遺物といえます。本章ではショパンを直接知る人々による肖像画や、ショパンが病床で人を呼ぶために日常的に使用していたベルなども展示します。

    第5楽章 ショパン国際ピアノコンクール
     あまりにも有名なショパン国際ピアノコンクールは、ロシアのチャイコフスキー国際コンクールと並び、世界最高峰の音楽コンクールとされています。初回は、第1次世界大戦終結後のポーランド独立から9年を経た1927年。第3回(1937年)には日本人二人が初参加し、原智恵子氏が名誉ディプロマを得ました。以降多くの日本人ピアニストが腕を競っています。このコンクールを告知するポスターは、毎回、ポーランドを代表するグラフィックデザイナーが手掛け、ポーランドのデザイン力を世界に知らしめています。本章では、それらのポスターから、コンクールの歴史と卓越したポーランドのグラフィックを展観します。また映像や写真などの資料を通じてコンクールの魅力と意義を探ります。
     さらに2018年9月、国立フリデリク・ショパン研究所が開催した第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールも紹介します。

    関連イベント

    スペシャル・コンサート
     4月26日(日) 「ショパンを讃えて」川口成彦(ピアノ)
     5月17日(日) 「ピアノの詩人ショパン~その39年の生涯」高橋多佳子(ピアノ)

    連続講演会<ショパン⇄ポーランド>
     5月16日(土)、5月23日(土) 
     Lecture1~ポーランドを知る2日間~
     講師:関口時正(東京外国語大学名誉教授)・白木太一(大正大学教授)
     6月13日(土)
     Lecture2~ショパンを多視点から考える
     講師:武田幸子(ショパン研究)・多田純一(ショパン研究)
     6月20日(土)
     Lecture3~ショパン・コンクールを知る
     講師:下田幸二(音楽評論家・ピアニスト)

    ※上記については、事前申込制・抽選です。 詳細については美術館ホームページにて、2月下旬に公開予定です。

    主催・協賛・後援

    主催:練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
    共催:国立フリデリク・ショパン研究所
    後援:駐日ポーランド共和国大使館、日本ショパン協会
    特別協力:ポーランド広報文化センター、ワルシャワ国立博物館、ドルトレヒト美術館
    協力:LOTポーランド航空、KLMオランダ航空、大阪音楽大学、講談社、株式会社河合楽器製作所、株式会社ヤマハミュージックジャパン
    企画協力 神戸新聞社、ROBINS

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