江戸のエナジー 風俗画と浮世絵

「四美人やつし車引」 喜多川歌麿 寛政5年(1793)頃 静嘉堂文庫美術館蔵 【後期】

「四美人やつし車引」 喜多川歌麿 寛政5年(1793)頃 静嘉堂文庫美術館蔵 【後期】

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    会 期
    20201219日 -  20210207
    開催時間
    10時00分 - 16時30分
    入館は閉館の30 分前まで
    休み
    月曜日、年末年始(12月28日~1月4日)、ただし1月11日は開館、1月12日は休館
    入場料
    有料
    一般1,000円、大高生及び障害者手帖をお持ちの方(同伴者1名を含む)700円、中学生以下無料 ※20名以上の団体、200円割引
    展覧会の撮影
    不可
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    03-5777-8600(ハローダイヤル) 英語版も共通
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    静嘉堂文庫美術館
    住所
    〒157-0076 東京都
    世田谷区岡本2-23-1
    最寄り駅
    二子玉川
    電話番号
    03-5777-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

     浮世絵の「浮世」は、もとは「憂世」と書きました。中世までは、憂いことの多い世の中を悲観する概念でしたが、江戸時代に入りこうした厭世的なものではなく、経済生活を確立しつつあった庶民のエナジーによって大きく変化し始めます。“はかないこの世を享楽的に生きよう”という“浮世の概念”が誕生します。
     絵画においても、日常生活は画題となり、庶民も絵を買い求め、絵師たちは多彩な活動を始めたのです。時代を写す鏡のような風俗画や浮世絵の誕生はその最たるものといえるでしょう。
     本展では、静嘉堂の誇る重要文化財「四条河原遊楽図屏風」など近世初期風俗画のほか、軽妙洒脱に江戸の風俗を描いた英一蝶の「朝暾曳馬図」を修理後初公開します。また静嘉堂の浮世絵といえば、平成8年、22年、30年に公開した幕末の人気絵師・国貞の錦絵画帖ですが、本展では秘蔵の浮世絵版画を、錦絵誕生以前から春信、そして黄金期の歌麿、北斎、近年人気の国芳まで通史的に展示します。これらは昭和52年、静嘉堂文庫展示館開設当初にごく一部を公開していますが、平成4年当館開館以後、初公開となります。加えて、明治末期、海外向けに日本美術を紹介した豪華画集『浮世絵派画集』(審美書院)に掲載された「男爵岩崎彌之助君所蔵」の肉筆浮世絵などを初めて展示いたします。
     江戸時代初期の風俗画から浮世絵に溢れる、江戸時代の人々のエナジーを、静嘉堂秘蔵の名品でご堪能ください。

    [展示構成]
    序章 英一蝶「朝暾曳馬図」と円山応挙「江口君図」
     静嘉堂を代表する近世絵画の名幅、英一蝶「朝暾曳馬図」と円山応挙「江口君図」。一方は17世紀、江戸で活躍した絵師による優しく繊細な、もう一方は18世紀京都で活躍した絵師の優美な作品です。けれども双方とも江戸時代ならではの、江戸のエナジーに支えられた作品です。まずはそれぞれの魅力を味わってみましょう。

    第一章 近世初期風俗画のエナジー―歌舞伎・遊里・庶民の暮らし
     江戸時代のはじめ、いわゆる「近世初期」という時代は、中世における厭世的な概念を脱し、庶民のエナジーが爆発した時代です。経済力をもった名もなき庶民は絵画においても画面の主役として躍り出ます。庶民風俗を主題とした年中行事図や、彼らの遊び場を描いた歌舞伎図、四条河原図など静嘉堂の優品で、等身大の人々の姿、そのエナジーをご堪能ください。

    第二章 “錦絵”の誕生と展開―春信・歌麿・北斎・広重・国芳
     江戸庶民の娯楽といえば、遊里と歌舞伎でした。彼らは遊里や歌舞伎小屋に出かけると、思い出のつまったお土産のようにして、その様子を描いた絵、つまり浮世絵を求めました。浮世絵は量産できる木版画が主流となり、美人画と役者絵は浮世絵版画の二大ジャンルとなります。木版技術も徐々に発達します。はじめは墨摺りで着色は手彩色でしたが、紅摺絵(草色と紅色と墨の3板)が、ついに明和2年(1765)、鈴木春信(?~1770)らによって、錦のように美しい錦絵(多色摺木版画)が誕生します。本章では静嘉堂秘蔵の浮世絵版画によって、初期浮世絵から錦絵の誕生、そして清長、歌麿、北斎らにいたる浮世絵黄金期、円熟期までをご覧いただきます。

    第三章 東西美人くらべ―肉筆浮世絵の美
     浮世絵は「江戸絵」、錦絵は「東錦絵」とも呼ばれましたが、錦絵誕生以前から、紙や絹に絵筆を揮った「肉筆浮世絵」も描かれ、主に美人画などが「仕込絵」として売買されていました。江戸では、菱川師宣(?~1694)や奥村政信(1686~1764)ら、肉筆・版画ともに斬新な画題や画風を取り入れる一方、宮川長春(1682~1752)や勝川春章(1726~92)など肉筆を中心に活動する絵師も現れます。関西でも上方歌舞伎に取材した上方浮世絵のほか、肉筆美人画が描かれるようになります。本章では、岩﨑彌之助が明治後期には所蔵していた秘蔵の肉筆浮世絵を初展示します。江戸と京の美人画の競演をお楽しみください。

    主催・協賛・後援

    主催:公益財団法人 静嘉堂
    後援:世田谷区教育委員会

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