「The Rite of Spring」

「The Rite of Spring」
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    会 期
    20200125日 -  20200222
    開催時間
    11時00分 - 18時00分
    金曜20時00分まで
    休み
    日・月・祝
    入場料
    無料
    作品の販売有無
    販売有
    この情報のお問合せ
    YUKA TSURUNO
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    Yuka Tsuruno Gallery
    住所
    〒140-0002 東京都
    品川区東品川1-33-10-3F
    最寄り駅
    天王洲アイル
    電話番号
    03-5781-2525

    詳細

    展覧会内容

     ユカ・ツルノ・ギャラリーは、上田暁子、松川朋奈、笠井麻衣子、新田友美のグループ展「The Rite of Spring」を2020年1月25日(土)から2月22日(土)まで開催いたします。ストラヴィンスキーのバレエ作品に見られるポリフォニーに満ちた生命を突き動かすような世界の胎動—4人のペインターの作品が織りなす対話から生まれる幻想的で創造的な力をもたらす春の息吹で、2020年、新たな一年の幕開けを飾ります。
     
     霊感であり生命のエネルギーに変換されていく春の息吹。そのエネルギーが生まれるのは所与の世界ではなく、出来事をとおして全体として出来上がっては生まれ変わっていくような世界です。
     刻一刻と変わり続ける流動的な出来事に関心を寄せる上田暁子は、ベルギーへの留学を通して、より抽象的な絵画空間へとその関心を落とし込むようになりました。一つの舞台セットを幾度も手入れをし、組み替え、新たな要素をそのなかに組み込みながら世界を作っていくように、上田の作品は異なる時空間や相反する属性が緩やかに溶け合った風景からいくつもの物語を生み出します。
     同世代や自身と同じ状況を持つ人々のインタビューを通して、数々の声が重ね合わされた松川朋奈のリアリスティックな絵画は、行為の痕跡や仕草に表れるいまここに生きる人間の内面性や想いを描いてきました。そこからさらに、新たな息吹—子ども—を象徴するような植物とオーロラに輝く光のなかで生まれる関係性は、過去から現在だけでなく未来へと結びつけられた世界へと志向されています。
      登場人物が背景の植物の中に埋もれ同化するように描かれた笠井麻衣子のヒトやモノと世界との境界線が曖昧なありさまは、まさに自身の手で編むことによって世界を創出していく様子を表現しているといえます。それは、創出者としてその世界を眺めながらも、まさに描く営みの行為やそこから生まれる出来事がその世界を作り出していくという作家自身のあり方をも照射しているかのようです。
     人間の存在論的な営みと無限に広がる世界の認識について身体表象を通じて模索してきた新田友美は、近年は自然のモチーフを描くことによって、自分と人間以外も含めた他者との境目が無くなっていくその生命や世界のあり方を思惟するようになりました。とくに、生命を動かすその根幹に「息」を意味する古代ギリシャ語「プシュケー」を重ね合わせ、その「息」が転じて意味するようになった「魂」や「生命」のあり方を自身の身近な植物を介して表現しています。

     春の息吹はまさに植物が芽吹く時期。バレエ「春の祭典」が激しいダンスや不協和音を通して世界と交渉するように、4人のアーティストは各々の視点と制作を通して世界と交渉し続け、新たな息吹を生み出すことによって世界を紡いでいます。

    作家プロフィール
    上田暁子
    1983年京都市生まれ、2006年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。2018年ポーラ美術振興財団在外研修員(ベルギー)。主な個展に「絵画が画家の寝顔を見る時」(第一生命南ギャラリー、東京、2015年)、「ARKO2012/上田暁子」(大原美術館、倉敷、2012年)、「世界は大きな花束でもある」(清須市はるひ美術館、清須、2009年)、グループ展に「ネオヴィジョン新たな広がり」(信濃美術館、長野、2017年)、「VOCA展2011」(上野の森美術館、東京、2011年)。

    松川朋奈
    1987年愛知県生まれ。2011年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。近年の展示に「六本木クロッシング 2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、東京、2016年)、「シェルアーティストセレクション」(国立新美術館、東京、2013年)、「Artist Meets 倉敷vol.12 松川朋奈」(大原美術館、岡山、2016年)など。Asian Art Award ファイナリスト(2017年)、福沢一郎記念賞(2011年)、ホルベインスカラシップ(2010年)を受賞。

    笠井麻衣子
    1983年愛知県生まれ、金沢美術工芸大学大学院修了。2008年『シェル美術賞 2008』準グランプリ受賞。主な展示に「VOCA展2016 現代美術の展望 – 新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2016年)、「シェル美術賞 アーティスト セレクション」(新国立美術館、東京、2012年)、「第30回損保ジャパン美術財団選抜奨励展」(損保ジャパン東郷青児美術館、東京、2011年)。

    新田友美
    1978年奈良県生まれ、2001年京都大学法学部卒業、2010年多摩美術大学美術大学卒業。多摩美術大学に入学する以前は米国に渡りコーコラン・カレッジ・オブ・アーツ・アンド・デザインやペンシルバニア美術アカデミーで美術を学ぶ。現在、シンガポール在住。近年の個展に「Hanging Garden」(ジャパン・クリエイティブ・センター、在シンガポール日本大使館、2016年)、「Infinite Set 3」(Hillyer Art Space、ワシントンDC、2012年)、グループ展に「Presence: Figurative Painting」(The Morris and Gwendolyn Cafritz Foundation Arts Center King Street Gallery、米メリーランド、2015年)、「Likeness: Tomomi Nitta + Karen Ann Myers」(The Athenaeum Gallery、米ヴァージニア、2012年)、など。

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