開催時間 |
9時30分 - 17時00分
金・土曜は20時00分まで (入館は閉館の30分前まで) |
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休み |
月曜〔ただし2月24日(月・休)は開館、2月25日(火)は休館〕
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入場料 |
有料 一般:1600円(1400円)/高大生:900円(700円)/小中生:500円(300円) ○夜間割引料金 一般:1400円/高大生:700円/小中生:300円 ※学生証等をご提示ください。 ※()内は前売りおよび団体料金(有料の方が20名以上の場合)。 ※夜間割引料金のチケットは、夜間開館当日午後5時以降に券売所で販売。夜問割引料金で購入されたチケットで午後5時以前に入場することはできません。 ※上記料金で九州国立博物館4階「文化交流展(平常展)」もご覧いただけます。 ※障害者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料です。展示室人口にて障害者手帳等(詳細についてはHP等をご確認ください)をご提示ください。 ※満65歳以上の方は前売り一般料金でご購入いただけます。券売所にて生年月日かわかるもの(健康保険証・運転免許証等)をご提示ください。 ※キャンバスメンバーズの方は団体料金でご購入いただけます。券売所にて学生証、教職員証等をご提示ください。※割引の併用はできません。 |
展覧会の撮影 |
不可 一部可。フラッシュ・三脚等の使用は禁止。 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
050-5542-8600(ハローダイヤル)
ご案内時間 8:00~22:00/年中無休 |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒818-0118 福岡県
太宰府市石坂4-7-2 |
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最寄り駅 | 太宰府 |
電話番号 | 050-5542-8600 |
フランス絵画の最も偉大で華やかな3世紀、すなわち17世紀の古典主義から18世紀のロココ、19世紀の新古典主義、ロマン主義を経て、印象派誕生前夜にいたるまでの壮大なフランス絵画の流れを69点の油彩画、17点の素描によってたどります。
九州国立博物館で開催される本展は、東京富士美術館のコレクション形成に尽力し、ナチスからルーヴル美術館のコレクションを守った人物として有名なフランスの美術史家・故ルネ・ユイグ氏(1906-1997、元ルーヴル美術館絵画部長、アカデミー・フランセーズ会員)へのオマージュを込めて開催いたします。
[展示構成]
第1章 大様式の形成、17世紀:プッサン、ル・プラン、王立美術アカデミー
絶対王政の象徴・太陽王ルイ14世のもとで、1648年に王立美術アカデミーが創設されました。「大王」とも呼ばれたルイ14世にならい、その後のフランス絵画の根幹を決めたフランスの古典主義美術を「大様式」と名付けました。画家として生涯のほとんどをローマで過ごしたニコラ・プッサンの絵画や理論をもとに、フランス美術の古典主義が育まれました。色彩よりもデッサンが重視された時代です。
もっとも重要な絵画理論によれば、描かれるべき絵画の主題には序列があり、古典文学や聖書を主題とする「歴史画」が至上のもので、「静物画」は一番下とみなされていました。
17世紀ヨーロッパにおいて風景画が発達したのは、クロード・ロランらが、イタリア生まれの風景画に歴史画の要素を加えた歴史風景画という新しいジャンルを開拓し、精妙な光の描写で風景を詩的な表現にまで高めたためです。大様式のもうひとつの顔といえます。
第2章 ヴァトーとロココ美術 一新しい様式の創出と感情の表現
この章ではロココ美術が全盛を極めた18世紀を取り扱います。
絶対君主ルイ14世は、ヴェルサイユ宮殿に宮廷を移転させ、絢爛豪華な世界を現出させました。しかしその晩年には、親密で感覚をくすぐる美術を好むようになったことが知られています。また、デッサンよりも色彩を重視するようになったことが、ブーシェの絵画によくうかがえます。
ヴァトーは、宮廷貴族の楽しみをまねたパリの豊かな市民(ブルジョワジー)が野外で楽しんだ雅な宴を描く「雅宴画」を生みだしました。そこでは、恋や憧れ、不安といった微妙で繊細な感情が表現されました。また、人工的な世界を描く牧歌的なジャンル・パストラールは、ブーシェの得意とするところでした。サロンと呼ばれる展覧会が定期的に開かれ、肖像画、風俗画や風景画がもてはやされるようになりました。なかでも、王妃マリー・アントワネットお気に入りの女流肖像画家ヴィジェ・ルブランは、典雅な肖像画を数多く描きました。
第3章 ナポレオンの遺産一伝統への挑戦と近代美術の創出
この章では、絶対王政に終止符を打ったフランス革命から印象派誕生前夜までを取り扱います。17世紀の古典主義美術と18世紀半ばのポンペイ遺跡などの発掘をきっかけとする古代美術への関心から、新古典主義美術が生まれたといわれています。特にダヴィッドとアングルは、第1章で取りた大様式、すなわち古典主義を受け継ぐとともにさらに発展させました。
社会体制の大転換、ジャーナリズムの飛躍的な発展、エジプトなど中近東へのナポレオンによる遠征を通して人々のオリエント世界への関心がたかまったことなどから、美術家たちは表現上の自由を手に入れました。なかでも、ジェリコーとドラクロワは、同時代の世界を描き、狂気や無意識の世界を開拓することで、ロマン主義美術を発展させました。
19世紀の美術アカデミーは、デッサンを重視し、仕上げのなめらかさにこだわり、古代作品や自然の模倣を大事にする画家の一団を生み出しました。なかでもブグローは、一般大衆から大いに評価されました。
第4章 デッサン
フランスの王立美術アカデミーの創設以降も、デッサンと色彩のどちらが大事かという論争が繰り返されてきました。デッサンには、油絵という最終絵画作品を準備するための習作、あるいは画家の構想や観察を記録する役割があることはもちろんですが、それ自体を鑑賞しても楽しめる魅力に満ちあふれています。なかでもヴァトーをはじめとする18世紀の両家たちが好んで用いた、黒・赤・白の3色チョークの作品が示す豊かな表現力をじっくりご鑑賞ください。
■記念講演会「フランス絵画の栄光 - 古典主義からロマン主義まで」
日時:令和2年2月9日(日) 13時30分~15時00分
会場:九州国立博物館1階ミュージアムホール
講師:高階秀爾(美術評論家・美術史家、大原美術館館長)
定員:280名(要申し込み)
申込〆切:1月20日(月)必着
聴講料:無料 *ただし、本展の観覧券もしくは半券の提示が必要。
申し込み方法:往復はがき、もしくはartne.jpで受付。講演会名、郵便番号、住所、希望者全員の氏名(ふりがな)、電話番号、人数(1通につき最大2名まで受付可)を名記の上、下記宛に申し込みください。
〒810-0001 福岡市中央区天神1-4-1 西日本新聞イベントサービス「フランス絵画展」係
*往信用裏面/上記必要事項をご記入ください。返信用表面/郵便番号、住所、氏名をご記入ください。
*2名で応募される場合は、それぞれの氏名を名記ください。
*応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
*当選者の発表は聴講券の発送をもってかえさせていただきます。
*ご応募の際にいただいた個人情報は、本イベントの連絡のみ使用させていただきます。
主催:九州国立博物館・福岡県、東京富士美術館、西日本新聞社、毎日新聞社、九州朝日放送
共催:(公財)九州国立博物館振興財団
特別協賛:東日印刷
協賛:大和ハウス工業、アクセンチュア、三井住友信託銀行、光村印刷、二鶴堂、西武ガス
特別協力:ヴェルサイユ宮殿美術館、太宰府天満宮
協力:ヤマトグローバルロジスティクスジャパン
後援:外務省、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、佐賀県、熊本県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、九州・沖縄各県教育委員会、福岡市、福岡市教育員会、北九州市、北九州市教育委員会、太宰府市、太宰府市教育委員会、FM FUKUOKA、cross fm、LOVE FM、yab山口朝日放送、NCC長崎文化放送、KAB熊本朝日放送、西日本鉄道、九州旅客鉄道、一般財団法人日本自動車連盟福岡支部、NEXCO西日本九州支社、一般社団法人福岡市タクシー協会、一般社団方針福岡県タクシー協会、福岡商工会議所、太宰府市環境協会、一般社団法人日本旅行業協会、西日本文化サークル連合、西日本TNC文化サークル、毎日メディアサービス・サンデー新聞