開催時間 |
11時00分 - 19時00分
|
---|---|
休み |
11月2日(水)-7日(月) 休廊
|
この情報のお問合せ |
info@yoshimiarts.com 06-6443-0080
|
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒550-0002 大阪府
大阪市西区江戸堀1-8-24若狭ビル3F |
---|---|
最寄り駅 | 肥後橋 |
電話番号 | 06-6443-0080 |
井上花と山本志帆は、Yoshimi Artsにて個展やグループ展で継続的に作品を発表してきました。
井上花は、天性のカラリストといえる色彩と、岩絵具によるざらざらとした物質感、金箔・銀箔や切金の技術により、多層的な画面を作り出します。
描かれるのは、家の軒先に咲く美しい花や木になる実、旅行に行った時に遭遇した感動的な景色や出来事、また井上花が大好きな、オオサンショウウオ!(正面から見る顔が一番可愛い!:井上花談)
日常には、いっぱい美しいものがあり、感動的な出来事に溢れています。ただ、どう見えるかは見る人の気持ちにかかっています。井上花は、対象に愛を持って接し、感動し、描くことで、その作品には画面いっぱいに幸せが溢れ出るのです。
山本志帆の作品は、抽象表現の様にも見えます。「水を抱く」では、風景と人物、時間の3つの要素で構成されていますが、それぞれが遠目からは判断がつかない程最小限の情報で小さく描かれ、それぞれの関係性は最終的に鑑賞者に委ねられると言えます。
また、社会の近代化に伴い様々な変化を迫られました近代絵画からの技術的な影響が見て取れます。一つは、住居空間の変化によって掛軸から額装へ移行した為、掛軸に3次元を取り入れる構図の研究から、額装に2次元を表現する描き方が研究・開発されましたが、その技術が継承されています。もう一つは、熊谷守一が水墨画を描いていたからこそ生み出した、線と面という発想からの2次元による画面構成の影響が見えます。
共に日本画の技術・技法を素材とし表現する、二作家の新作を展示致します。