開催時間 |
9時30分 - 17時00分
金曜、土曜は21時00分まで ※入館は閉館30分前まで |
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休み |
月曜日、2月25日(火) ※ただし2月24日(月・休)は開館
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入場料 |
有料 一般1600円他 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
03-5777-8600(ハローダイヤル)
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒110-8712 東京都
台東区上野公園13-9 |
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最寄り駅 | 上野 |
電話番号 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
東京国立博物館 平成館(東京・上野公園)では、2020年1月15日(水)から3月8日(日)まで、日本書紀成立1300年特別展「出雲と大和」を開催します。
出雲大社本殿は、古代には 48mの高さを誇ったといわれています。この高さの本殿を支えるには巨大な柱が必要であったことは想像に難くありません。鎌倉~室町時代(13~16世紀)に製作された出雲大社本殿の平面図「金輪御造営差図(かなわのごぞうえいさしず)」には、本殿は長さ109mの長い階段を有し、巨木3本を一組とする直径約3m の柱9本で支えられた壮大な偉容を誇った姿で描かれています。しかし、長らく、図面としての信憑性に疑問がもたれてきました。
0平成12年(2000)、出雲大社境内の地下 1.3m から大型の本殿遺構がみつかり、柱材が出土しました。それはまさに、この御造営差図に描かれた巨大本殿の存在を裏付けるような発見です。柱材は、杉の大材3本を束ねて1つの柱としたもので、出雲大社本殿を構成する 9か所の柱のうち 3か所が発掘で確認されています。本殿の中心に位置するのが「心御柱(しんのみはしら)」、本殿正面中央に位置するのが「宇豆柱(うづばしら)」です。
本展で、古代の出雲大社本殿を支えた「心御柱」と「宇豆柱」がそろって出品することが決まりました。2件そろっての公開は史上初で、その大きさや保存状態を考えると、今回が“最初で最後”の機会となるかもしれません。
【みどころ】
古墳人気、埴輪人気、高まる!!メスリ山古墳出土の世界最大の「円筒埴輪(えんとうはにわ)」は、東京初公開、修理完成後初公開!
大和に出現した巨大な墳墓である前方後円墳は、政治権力の象徴で王権の儀礼が繰り広げられた舞台でもあります。奈良県桜井市にあるメスリ山古墳は、古墳時代前期後半(4世紀前半)につくられた墳丘長224mの前方後円墳です。後円部の中央には被葬者を埋葬するために竪穴式石室が築かれています。その上に方形の区画をなすように、約170本の「円筒埴輪」がびっしり並んでいました。被葬者が眠る埋葬施設と外界を遮断し、「聖域」を保護していたと考えられています。「円筒埴輪」のうち、最も大きなものは、高さ242㎝、底部の直径 90 ㎝、口縁部の直径131㎝と世界最大です。この大きさに対して、厚さは 1.6~1.8 ㎝という薄さ。製作技術の高さをうかがい知ることができます。
日本書紀に記載されている「七つの枝を持つ刀」を裏付ける作品国宝「七支刀(しちしとう)」は、通期展示で公開!
日本書紀の神功(じんぐう)皇后 52 年 9 月条には、百済から倭王に「七つの枝をもつ刀」が献上されたという記述があります。当時の朝鮮半島は、北の高句麗が南下し、百済を攻めていました。百済から倭王への献上は、このような情勢を背景にしています。
石上神宮に伝わる宝剣「七支刀」(写真⑤)は、左右3つずつの枝刃と、幹となる本体の刃先をあわせて 7 つの枝があるようにみえる刀剣で、まさに日本書紀に記述されたものと合致すると考えられています。石上神宮では、御神体に準じる神宝であり、かつては御本殿内に安置されていました。通期での公開は珍しく、特別な機会となります。
前期展示 1 月 15 日(水)~2 月 9 日(日) 後期展示 2 月 11 日(火・祝)~3 月 8 日(日)
主催:東京国立博物館、島根県、奈良県、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
後援:文化庁