開催時間 |
10時00分 - 18時00分
特別展開催中の金・土曜日は20時00分まで 入場は閉館の30分前まで |
---|---|
休み |
月曜日(ただし1月13日、2月24日は開館、1月14日、2月25日の火曜日は休館)、年末年始およびメンテナンス休館(12月31日(火)-1月10日(金))
|
入場料 |
有料 一般500円(400円)、大学生400円(300円)、高校生以下無料、70歳以上250円(200円)、障がい者一般100円、障がい者大学生100円 特別展とのセット割引:一般300円、大学生200円、70歳以上150円、障がい者一般50円、障がい者大学生50円、高校生以下無料 ※70歳以上、障がい者の方は証明できるものをご提示ください ※障がいのある方1名につき、介護の方1名は無料 ※毎月第2日曜日は公益財団法人伊藤文化財団のご協力により無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
|
この情報のお問合せ |
兵庫県立美術館
|
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒651-0073 兵庫県
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 [HAT神戸内] |
---|---|
最寄り駅 | 岩屋 |
電話番号 | 078-262-1011 |
マルセル・デュシャンの《トランクの中の箱》は、デュシャン自身の主要作品のミニチュアや写真複製等で構成されたマルチプル作品です。それ自体も作品の一部である革製の「トランク」に全ての構成要素を収納することが可能で、デュシャン芸術が凝縮した「持ち運びできる、小さな美術館」(デュシャン)として作られています。
本作は、購入したコレクターが個人的に手に取って眺めるか、或いは美術館等で公開される場合にはその集合体的な性質が強調され、「トランク」の中やその周囲に個々の要素が折り重ねられる展示方法が一般的です。それ故、納められた構成要素が個々物として公共の場で提示される機会はあまりなかったといえます。
この小さな箱を「持ち運びできる、小さな美術館」と形容したデュシャンの言葉を文字通り受け取るひとつの方法として、この企画では、本作の個々の要素(80アイテム)の提示を試みます。可能な限り全ての要素を見ることができる状態で展示することで、各構成要素のひとつひとつに目を向けると共に、本作品の全体像を「見る」ことが可能になります。小さなトランクから次々と作品が現れる、本作独自の魅力もご堪能いただける機会となります。
マルセル・デュシャン(1887-1968 年)は20 世紀を代表する芸術家のひとりであり、同時に非常に謎めいた人物としても知られています。画家として出発した彼は、次第に絵画や彫刻といった伝統的な芸術の枠組みから遠ざかり、大量生産された既製品を選択して作品とする「レディ・メイド」や、機械仕掛けの男女が織りなす「愛」の神話をガラス上に視覚化した《彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも》(通称《大ガラス》)等、「芸術作品」や「芸術家」の概念を問い直す作品を多く発表しました。
■講演会「デュシャンと箱と美術館」
講師:平芳幸浩氏(京都工芸繊維大学准教授)
2019年12月22日(日)午後2 時~(約90 分)
レクチャールーム 参加無料(先着100 名・要観覧券)
デュシャンの活動や作品について多数の著作がある平芳幸浩氏をお招きし、同展出品作品である《トランクの中の箱》やデュシャンの展示へのアプローチについてお話しいただく予定です。
■学芸員によるギャラリートーク
2019 年12 月14 日(土)、2020 年1 月18 日(土) いずれも午後4 時~(約45 分)
エントランスホール集合 参加無料(要観覧券)
主催:兵庫県立美術館
協賛:公益財団法人 伊藤文化財団、株式会社ハーフ・センチュリー・モア(サンシティタワー神戸)
クリップした展覧会はありません。