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Jay Chung & Q Takeki Maeda ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ 「Moulting」2019より 資生堂包装紙、矢部季、1924年

Jay Chung & Q Takeki Maeda ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ 「Moulting」2019より 資生堂包装紙、矢部季、1924年

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    会 期
    20191018日 -  20191222
    開催時間
    11時00分 - 19時00分
    日・祝 18時00分まで
    休み
    月(月曜日が祝日にあたる場合も休館)
    入場料
    無料
    作品の販売有無
    販売有
    この情報のお問合せ
    資生堂ギャラリー
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    資生堂ギャラリー
    住所
    〒104-0061 東京都
    中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
    最寄り駅
    新橋
    電話番号
    03-3572-3901

    詳細

    展覧会内容

    資生堂ギャラリーは100周年を記念し、ベルリンを拠点に活動するアーティスト ・デュオ の ジェイ・チュンキュウ・タケキ・マエダを招き、彼らの セレクションによる展覧会を開催いたします。

     資生堂は、1872年に東京銀座で創業しました。創業者の福原有信が、日本の近代化にあたり、西洋の知見のもとに日本初の西洋調剤薬局・資生堂を開業したのが始まりです。有信の三男、福原信三は、1908年にアメリカに渡り薬学を学んだ後、1913年にはヨーロッパに渡り、パリではアメリカ時代からの友人の画家、川島理一郎の紹介で、藤田嗣治ら多くの芸術家に出会いました。信三が欧米で得た新しいアートの知見は、その後の資生堂の美意識に大きな影響を与えます。
     1919年に福原信三が設立した資生堂ギャラリーは、現存する日本最古の画廊といわれています。設立当初から、新進のアーティストたちに発表の場を提供することで彼らを支援しました。最初の展覧会は、川島理一郎の個展でした。翌年フランスに戻った川島から送られてくるパリの情報や品々は、当時の日本では貴重な西洋文化のソースとして、1924年に資生堂が消費者向け機関紙として創刊した『資生堂月報』に、「巴里通信」として洒脱なイラストとともに掲載されました。『資生堂月報』は、1933年創刊の『資生堂グラフ』、1937年創刊の『花椿』に引き継がれ、最先端の欧米のトレンド、文化教養読み物、ファッション・美容情報などを提供してきました。

     ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダは、2002年の結成以来、主にヨーロッパやアメリカで展覧会を行ってきました。日本では、2018年国立国際美術館開館40周年記念「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」展、第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」などで、美術史や批評に言及した作品を発表し、注目を集める気鋭のアーティストです。彼らは、今年4月にドイツのケルン・クンストフェラインで行われた個展「The Auratic Narrative」で資生堂のビジュアル・イメージを再構成したスライドショー「Moulting」を発表しました。Moultingとは脱皮や羽化を意味します。日本が近代化する過程において西欧の美学が果たした役割に興味を持った彼らは、資生堂がその先駆的存在として、西欧のモダンアートを積極的に取り入れていた事に注目し、資生堂の広告や前出の印刷物の中からモダンアートやファッション、ディスプレイシステム、都市の生活様式、社会的観念などのテーマに沿ってイメージを抜き出し、ビジュアル・ポエトリーを制作しました。

    本展は、「Moulting」で扱われるテーマをもとに、ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダが選んだ5名のアーティスト、サーラ・ドゥラート、ピエール・ルギヨン、クララ・リーデン、カリッサ・ロドリゲス、竹岡雄二による作品で構成します。西欧文化を取り込み日本の美と融合させることで独自性を築いた資生堂のビジュアル・イメージの変遷と、歴史や既成概念を問い直しながら自身の作品へと昇華させていく現代美術の作家たちによる展覧会をぜひお楽しみください。

    サーラ・ドゥラートは、目の前で起こっている展覧会という状況に関心を持っています、また、観客をありのままに存在する作品に直面させることを意図しています。本展でドゥラートは、これまで発表されていない作品を展示します。

    「The Museum of Mistakes(間違い美術館)」を自ら設立し運営するピエール・ルギヨンは、アートがどの様に社会に受け入れられるか、そのシステム自体を私たちに再考することを問いかけます。彼の作品には、布が頻繁に起用され、ルギヨン自身が幅広い絣コレクションを所有しています。本展でルギヨンは、福岡県八女市の絣職人である下川強臓と共同制作したペインティング「Mérida(Painting for Sale,by the Meter)」を展示し、会期中に販売します。

    クララ・リーデンは、都市のインフラストラクチャーと社会構造を一つの道具とし、そのフレームの中で彼女自身の身体やその存在を発動させます。彫刻やインスタレーション、自発的でパフォーマティヴな介入において、街が提供するもの、例えば、公共のゴミ箱やATM、標識、フェンスなど様々な素材を利用します。本展のために、リーデンは東京で滞在制作し、新作を発表します。

    カリッサ・ロドリゲスは、自身を他の分野からアートにやって来たアートへの不法侵入者だと定義しています。彼女は、アート活動を職業として認識し、いつでも次の世界に行くことができるように、彼女自身の内的、外的、意識的、無意識的な状態を統合しており、作品や展覧会はその企てのための証拠と考えています。本展では、昨年ロドリゲスがニューヨークのスカルプチャーセンターの個展で発表した映像作品「The Maid」を紹介します。

    竹岡雄二は、1970年代に「もの」を現象として考察することから始め、試行錯誤の末、台座そのものを作品とする「台座彫刻」という形式に至りました。また作品と共にある空間に意識を向けた「空間の呈示」、さらには「空間ディスポジション(転移・転換)」という概念でアートを実践し続けています。本展では、1986年に竹岡が、デュッセルドルフのコンラッドフィシャー・ギャラリーの初個展で発表したドローイングを展示します。

    [作家プロフィール]
    ■ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ(Jay Chung & Q Takeki Maeda)
    ジェイ・チュン1976年、米国マディソン生まれ。キュウ・タケキ・マエダ1977年、愛知県生まれ。共にベルリン在住。
    近年の個展に「The Auratic Narrative」(ケルン・クンストフェライン、2019年)、「New Images」(House of Gaga、メキシコシティ、2018年)、「Jay Chung and Q Takeki Maeda」(statements、東京、2017年)、「Jay Chung and Q Takeki Maeda」(Essex Street、ニューヨーク、2016年)、「Dull and Bathos」(Galerie Francesca Pia、チューリッヒ、2015年)など。

    ■サーラ・ドゥラート(Sara Deraedt)
    1984年、ベルギー、リーデケルケ生まれ、ブリュッセル在住。
    現在、シカゴ美術館で個展「Sara Deraedt -Ruttenberg Contemporary Photography Series」が開催中。
    グループ展に「The Photographic I」(S.M.A.K.、ゲント、2017年)、「Foreign Places」(Wiels、ブリュッセル、2016年)、「A wavy line is drawn across the middle of the original plans」(ケルン・クンストフェライン、2012年)、「Attachments & Assignations」(Cubitt、ロンドン、2014年)、「Bulletin Board Blvd」(Pro Choice、ウィーン、2009年)など。

    ■ピエール・ルギヨン(Pierre Leguillon)
    1969年、フランス、ノジャン・シュル・マルヌ生まれ、ブリュッセル在住。
    2013年に「The Museum of Mistakes(間違い美術館)」をブリュッセルに設立。近年の個展に「見習うParler aux yeux Learning from Looking」(Fondationd Entreprise Ricard、パリ、2019年)、「The Museum of Mistakes:Contemporary Art and Class Struggle」(Wiels Contemporary ArtCentre、ブリュッセル、2015年)、「Danselibre」(Mamco、ジュネーブ、2015年)など。グループ展にTaipei Biennial(台北、2017年)、パフォーマンス・レクチャー「スクリーンの約束Lapromesse de l'écran.」(カモシカ書店、大分、2018年)など。

    ■クララ・リーデン(KlaraLidén)
    1979年、ストックホルム生まれ、ベルリン在住。
    近年の個展に「Now Two Three」(Weiss Falk、バーゼル、2019年)、「Auf jeden Fal」(ゼセッシオン、ウィーン、2019年)、「Grounding」(Reena Spaulings Fine Art、ニューヨーク、2018年)、「Warm-up」(Piece Unique、ケルン、2018年)、「LAVORO(with Karl Holmqvist)」(INDIPENDENZA、ローマ、2017年)など。グループ展に「Strange Days:Memories of the Future」(StoreX、ロンドン、2018年)、「Germany is not an Island」(ブンデス・クンストハレ、2018年)など。

    ■カリッサ・ロドリゲス(Carissa Rodriguez)
    1970年、ニューヨーク生まれ、ニューヨーク在住。2020年、シカゴ美術館で個展を予定。2018年〜2019年は、個展「The Maid」を開催(SculptureCenter、ニューヨーク、MIT List Visual Arts Center、ケンブリッジ・マサチューセッツ、ウォーカー・アート・センター、ミネアポリスを巡回)。グループ展に「ホイットニー・ビエンナーレ」(ホイットーニー美術館、ニューヨーク、2014年&2019年)など。

    ■竹岡雄二(Yuji Takeoka)
    1946年、京都市生まれ、デュッセルドルフ在住。
    近年の個展に「竹岡雄二|台座から空間へ」(国立国際美術館、大阪、埼玉県立近代美術館、遠山記念館、2016年)、「竹岡雄二|Museo」(Josef Albers Museum、ボトロップ、2011年)、「竹岡雄二|空間」(Kunstverein für die Rheinlande und Westfalen、デユッセルドルフ、2000年)など。グループ展に「強風の前の静けさ|ラインランドのポストミニマルアート」(Museum Morsbroich、レバクーゼン、2015年)、「ミニマルマクシマル|ミニマルアートとその展開|1990年代の現代美術」(千葉市美術館、京都国立近代美術館、福岡美術館を巡回、2001年)、ドクメンタ9(カッセル、1992年)など。

    関連イベント

    ■ギャラリートーク
     Jay Chung & Q Takeki Maeda と参加アーティストが、展覧会と作品について語ります。
     日時:2019 年 10 月 20 日(日) 14 00 16 00
     会場:SHISEIDO THE TABLES (SHISEIDO THE STORE 4F)
     参加費:無料
     定員: 30 名

    関連情報

    ■資生堂唐草原画展
    資生堂の商品や宣伝広告にデザインされた唐草文様は、描版師・薄希英(すすきまれひで)氏によって多くの版下が描かれました。その原画を中心に資生堂唐草の制作過程を展示します。
     会期:2019年10月15日(火)~12月13日(金)11:0019:00※土・日・祝日は休館
     会場:資生堂銀座ビル2階 ギンザコミュニケーションスペース\GINZACOMMUNICATIONSPACE

    ■DESIGNART TOKYO 2019
     デザインとアートの領域を横断するモノやコトの素晴らしさを発信、共有するDESIGNART TOKYO 2019に資生堂ギャラリーが参加します。
     http://designart.jp/
     期間:2019年10月18日(金)~10月27日(日)

    ■「銀クリ」スタンプラリー
     銀座の4つのギャラリーをめぐってスタンプを集めると、スタンプの数に応じてオリジナルグッズをプレゼントします。
     https://www.facebook.com/ginzacreation
     期間:2019年10月23日12月26日)
     会場:資生堂ギャラリー、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)、クリエイションギャラリーG8、ガーディアン・ガーデン

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