開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」

ヴァシリー・カンディンスキー《自らが輝く》1924年 ( 新収蔵作品)

ヴァシリー・カンディンスキー《自らが輝く》1924年 ( 新収蔵作品)

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    会 期
    20200118日 -  20200331
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    毎週金曜日は20時00分 まで / 但し3月20日を除く
    ※入館は閉館の30分前まで
    休み
    月曜日( 祝日にあたる2月24日は開館 )、 2月25日(火)
    入場料
    有料
    アーティゾン美術館は日時指定の予約制です。当館ウェブサイトよりご来館前に「ウェブ予約チケット」をご購入いただけます。
    一般 1500円(1100円)、大学生以下無料
    ※( )内はWEB予約チケット料金。 ※ウェブ予約チケット:各入館時間枠の終了10 分前まで販売 販売開始日2019年11月1日より ※中学生以下予約不要
    ※日時指定予約制とは、入館までの待ち時間の緩和、より快適な鑑賞環境をご提供するために、1日を以下の入館時間枠に区切り、その時間枠内にご入館頂きます。
    ①10:00-11:30  ②12:00-13:30  ③14:00-15:30  ④16:00-17:30 ⑤金曜日のみ18:00-19:30(但し3 月20 日を除く)
    指定した時間枠内であれば、いつでもご入館頂けます。
    ● 入館後は閉館まで時間制限なくご鑑賞頂けます。入替制ではありません。
    ● 各時間枠の開始時刻直後は混雑が予想され、入館をお待ち頂く場合があります。開始時刻から多少遅れてのご来館をおすすめします。
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    Tel: 03-5777-8600( ハローダイヤル) 
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    アーティゾン美術館
    住所
    〒104-0061 東京都
    中央区京橋1-7-2
    最寄り駅
    東京
    電話番号
    03-5777-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

    公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館(館長 石橋 )は、1952年に創設されたブリヂストン美術館を前身とし、2015年5月から建て替えのため長期休館していましたが、2019年7月の館名変更を経て2020年1月18日(土)に開館します。旧美術館と同じ東京・京橋の地に、約2倍の展示面積と最新の設備を伴い、さらに古代美術、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、そして現代美術まで視野を広げ、美術の多彩な楽しみを提供します。
    開館記念展では全展示室を用い、約2,800点の石橋財団コレクションの中から初公開作品約30点を含む約200点を選りすぐり、2部構成で紹介します。第1部「アートをひろげる」では、近代から現代に至る東西の名品を一つの地平に並べ、時間、空間を超えた美術の風景を一望します。第2部「アートをさぐる」では、7つのテーマからアートを掘り下げ、その歴史の奥底へと誘います。

    第1部 「アートをひろげる」
    最初にご覧いただく6 階の展示室では、当館が所蔵する近代から現代までの作品の精髄を選り抜きました。1870 年代のマネの作品から2000 年代のスーラージュまでの約140 年間です。美術家たちによる果敢な実験や試行の連続によって、私たちの美術の概念が次々に拡大していった歴史です。それは決して直線的に進んだものではなく、時間と空間をとびこえて様々な関わり合いが見てとれます。一つの地平のなかに並べたからこそ見えてくる風景があるでしょう。
    出品作家:エドゥアール・マネ、 アンリ・ファンタン=ラトゥール、 ポール・セザンヌ、ピエール= オーギュスト・ルノワール、 ヴァシリー・カンディンスキー、 青木繁、 マーク・ロスコ、ジャクソン・ポロック、 草間彌生ほか

    第2 部 「アートをさぐる」
    6 階の展示室で水平に美術をご覧いただいたのち、杭を垂直に打ち込むように、7つの視点からアートを掘りさげてみたいと思います。アートの歴史に分け入り、私たちの心のなかにあるアートの核心に迫ります。

    ① 装飾
    人間の根源的な欲求に装飾があります。ヒトの最初の絵画はボディペインティングだった、と考える人たちもいます。それは今日の私たちが考える写実的な絵画ではなく、なにかしらの意味やメッセージを持つ文様だったのでしょう。人間はやがて身辺の器物、そして生活空間を装飾して楽しむようになります。機能を追究するだけでは人間は生きていけないと思われます。手の動きや営みが残す痕跡が様々な感情を生み出す力をもつことに、人間は古代から気づいていました。
    出品作家:エミール・ガレ、 藤島武二、アンリ・マティス、 梅原龍三郎、 佐伯祐三ほか

    ② 古典
    美術の営みのなかで、だれでもが納得できるような規範を突きつめたいという欲望が生まれてきます。ギリシア・ローマ時代につくられた筋道がその最も典型的なものでしょう。できあがった古典は、作品そのものによって、そして教育を通じて次の世代に受け継がれていきました。同時に、既存の規範を壊して新たな枠組みをつくりたいという願望も登場します。しかし、その壊そうとする営みも、古典があってこそ成り立つものです。現代でも、古典が果たす役割は小さくありません。
    出品作家:ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル、パブロ・ピカソ、アメデオ・モディリアーニ、藤田嗣治、安井曾太郎ほか

    ③ 原始
    人間は、生物としての記憶を身体の中に深く刻み込んでました。文字を持つ以前の記憶、そして5,000年前に文字を手にしてからの記録。美術の痕跡には、双方にまたがる記憶が現れています。ときに美術には荒々しい表現が噴出しますが、動物としての人間が持つ、本来的な、ぬぐい去れない特質が潜んでいるといえるでしょう。原始以来の人間の歴史がたたみ込んできた衝動が、古今東西を問わず、ときに噴出するのです。
    出品作家:ポール・ゴーガン、 青木 繁、コンスタンティン・ブランクーシ、ヘンリー・ムア、柄澤 齊ほか

    ④ 異界
    手の届く目の前の現実世界だけでは、人間は生きていけません。いまここにないもの、内面にしかないもの、空間や時間を超えて遠くにあるものをつかみ取って理解し、そしてそれを造形で表現しようとします。ときには文字ではなく造形でしか表すことできないものもあるでしょう。それは決して私たちに優しく語りかけてくるものばかりではなく、畏怖や憧憬、渇望が混じり合うものかも知れません。同時に美術以外の分野の芸術、文学や音楽などへの接近も見逃せません。
    出品作家:オディロン・ルドン、 パウル・クレー、古賀春江、 浜口陽三、 ヴォルスほか

    ⑤ 聖俗
    世界各地の、様々な時代の宗教美術に見られるように、人間の存在を超越した聖なるものを眼前に定着させたい、現実のなかから聖性を掘り起こして確認したいという願望は、人間に普遍的なものです。人間には聖なるものを希求する心が備わっています。また逆に、聖性と対蹠的な俗性に惹きつけられる性質も、ぬぐいがたく人間はもっています。そうした聖と俗が、実は自在に往き来するところに美術の面白さがあるでしょう。
    出品作家:ジョルジュ・ルオー、パブロ・ピカソ、オシップ・ザツキン、ゲオルグ・グロス、アルベルト・ジャコメッティ、《洛中洛外図屏風》ほか

    ⑥ 記録
    世界は渾沌としています。言語によって世界を分節化できるようになった人間は、同時にその分節化した世界をイメージとして定着させることに取り憑かれました。「世
    界」には、私たちの視覚の前に存在する世界も、あるいは私たちの内側にある世界もあります。あるいは外と内を往き来する部分もあります。私たちの生を支える社会の記録、時間の推移をともなう出来事の記録、あるいは、美術家自身の刻々と変化する内面世界の記録が、美術の大きな部分を占めています。
    出品作家:ジャック・カロ、ベルト・モリゾ、 中村 彝、岸田劉生、 松本竣介ほか

    ⑦幸福
    過去に積み上げてきた美術作品の一つひとつが、私たちの生活を豊かに彩っています。私たちは美術作品から、人間が何を感じてきたのか、何をあらわそうとしてきたのかを感じとろうとします。いわば、生きる意味を探ろうとしているといってよいでしょう。そうした作品を、秩序だてた組合せや方法でみなさまに示している美術館は、人間がつくりだした最も先鋭的な仕組みです。美術作家と美術館が様々に協働してつくりあげる空間が、みなさまの生を支え励ますものになっています。
    出品作家:メアリー・カサット、坂本繁二郎、エミリー・カーム・ウンワリィ、 ピエール・スーラージュ、ザオ・ウーキーほか

    関連イベント

    ■ 土曜講座 「 アートの現場 」 
     2020年1月18日~2月8日(全4 回)
     時間:14:00-15:30  
     場所 :3 階レクチャールーム 聴講無料
     *当日は12:00 からレクチャールーム前で整理券を配布します。定員になり次第、受付終了。

     1月18日 「ブリヂストン美術館から、アーティゾン美術館へ」 石橋 寛( アーティゾン美術館館長) 田畑多嘉司( 同館クリエイティブディレクター)
     1月25 日 「アートと人のための空間」 米谷ひろし( デザイナー、有限会社トネリコ代表、多摩美術大学教授)
     2月1日 「意識の発火 デザインからデザインまで」 廣村正彰 ( グラフィックデザイナー、 廣村デザイン事務所代表)
     2月8日 「ホモ・ピクトル・ムジカーリス─描き音楽するヒト」 岩田 誠( メディカルクリニック柿の木坂院長、 東京女子医科大学名誉教授 )

    ■ 学芸員によるギャラリートーク
     毎月第1金曜日 18:30-19:30 第3金曜日 15:30-16:30
     集合場所 6 階展示室入口
     参加費・申込み不要
     *入場券が必要です。
     *混雑状況により、3 階レクチャールームでの講座に変更、または中止する場合があります。

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