開催時間 |
10時00分 - 18時00分
金・土曜日は20時00分まで 入場は閉館の30分前まで |
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休み |
月
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
兵庫県立美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒651-0073 兵庫県
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 |
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最寄り駅 | 岩屋 |
電話番号 | 078-262-0901 |
兵庫県立美術館では2010 年より毎年「注目作家紹介プログラム〈チャンネル〉」を開催してきました。10回目となる2019年度の「チャンネル」では、岡山県出身で広島を拠点として活動する入江早耶(1983 ~)をご紹介します。
入江はこれまで、長靴、鉛筆や化粧品などの日常的な素材を用いて作品を制作するなかで、一貫して、変わらないものの存在を問い続けてきました。消しゴムを用いたシリーズでは、掛軸や写真などのイメージを消し、消し去った観音や小鳥などを小さな立体物として消しカスで制作しています。
同展では、兵庫の「菟原処女(うないおとめ)の伝説」をテーマとして、新作を発表します。二人の男性に求婚された娘はいずれか一人を選ぶことができず、自ら命を絶ち、彼らも娘の後を追いました。悲しい伝説は、作家のユニークな手法によって、新しい視点で現代に生まれ変わります。同じ伝説から着想を得た能「求塚」では、自らのために失われた命によって、娘は永く苦しむこととなりますが、新作では、乙女の純真さに焦点が当てられています。入江の作り出す祭壇によって、娘の長い苦悩は昇華されることでしょう。美術館の様々な場所に展示された作品を巡り、愛のラビリンスを堪能いただければ幸いです。
主催:兵庫県立美術館
協賛:公益財団法人伊藤文化財団
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人中内力コンベンション振興財団
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