村松桂作品展「Natura naturans」

《Theophany: Wolverine》2019
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    会 期
    20190921日 -  20191104
    開催時間
    9時00分 - 17時00分
    入館は16:30まで
    休み
    9月30日(月)
    入場料
    有料
    大人(高校生以上)700円、小人(小・中学生)600円、幼児(4・5歳)400円
    展覧会の撮影
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    naturanaturans2019@gmail.com(担当:西田)
    イベントURL
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    つやま自然のふしぎ館
    住所
    〒708-0022 岡山県
    津山市山下98-1
    最寄り駅
    津山
    電話番号
    0868-22-3518

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    この度つやま自然のふしぎ館において、東京在住の写真家・村松桂の個展を開催いたします。これは、ふしぎ館が1963年に開館して以来初の試みである、現代アーティストとのコラボレーションによる展覧会となります。
    村松は写真家としての活動を始めた当初より、イメージを重ねたり組み合わせたりする「多重露光」や「フォトコラージュ」と呼ばれる手法で独特の写真作品を制作してきました。その手法の裏側には、「見ること」や「記憶」に対する懐疑の念や、「写真」と一般的に呼ばれるものへの抗いが存在し、観る者を原初的な感覚へ立ち戻らせようとします。
    本展では剥製の目の中に、その動物が生きていた時に見たと”剥製を見る私たちが想像する”景色を重ねたシリーズ《Ordo》をはじめ、剥製の横顔と生息地が同じ植物のイメージを重ねて”表情とは何か”を問うシリーズ《Theophany》などの新作を展示いたします。村松はこの新作を制作するにあたり二度にわたってふしぎ館に滞在し、剥製や標本の撮影を行いました。展覧会では写真作品と被写体が同じ空間を共有するように展示されることになります。

    【作家ステートメント】
    10年前の2009年、お正月の休みに初めて「つやま自然のふしぎ館」を訪れた。お正月ということもあって来館者は私以外一人もいない。はじめのうちは興味本位の面白半分で観ていたけれども、博物館の設立趣旨という文章を読み2階へ上がった頃には今まで感じたことのない震えのようなものを体感していた。後から思うと、その時私は美術館で有名な名画を観たり、観光地で絶景を見るときよりも、まるで心の傷になって残るほど、その場で何かを受け取ったのだ。
    私は写真を始めてからずっと、あらゆるものを疑ってきたように思う。見えること、「写真は一瞬を捉える」という言葉、今・目の前にある世界、あるいは「あるとされている」遠い場所のこと。10年前にこの博物館で受けた衝撃は、展示品から臆面もなく伝わってくる創設者・森本慶三の「信じる」姿勢が与えたものかもしれない。
    この展覧会は形式上私の個展ということになっているが、本当は「信じる者」としての森本慶三と、「疑う者」としての私による二人展なのである。

    主催・協賛・後援

    主催:つやま自然のふしぎ館
    後援:津山文化振興財団、津山市、岡山県文化連盟

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