開催時間 |
11時00分 - 19時00分
火-土 11:00-19:00、日 12:00-17:00 |
---|---|
休み |
月、火、祝日
|
入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
販売有
|
この情報のお問合せ |
info@hagiwaraprojects.com
|
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒135-0006 東京都
江東区常盤1-13-6 1F |
---|---|
最寄り駅 | 森下 |
電話番号 | 03-6300-5881 |
ハギワラプロジェクツでは7月20日(土)より、松延総司の個展「See the Shades」を開催いたします。松延は主に立体やインスタレーションを制作しながら、ドローイングやデジタルメディアを使用するなど、既存の領域に限定されない独自の表現を行っています。3年ぶりとなる個展では、斜線の筆致をプリントした壁紙のシリーズを中心に、近作を展示します。
松延は、日常の「もの」が持つ機能や成り立ち、法則を一旦解体し、新たなプロセスを経て再構築することで、新しい認識や視点を提示します。たとえば、三次元立体のエッジを細くて黒いテープで縁取ることによって、輪郭線のような二次元的視覚効果をもたらす「Nissed」 (三次元の物をリアルに二次元に描くデッサン”Dessin”の逆表記)、また、大量の木や石を、違う素材をもって手作業で作る「Direction of Materials」などは、労働や技術的なプロセスを重ねることによって物事の成り立ちを入れ替えるだけでなく、様々な事象を内包したまま存在する状態を作り出し、重層的な鑑賞体験を生み出します。
加えて近年では、前回のハギワラプロジェクツでの個展で発表した、フリーハンドで瞬間的に描いた乱雑な線を三次元的に書き換える作品「Knit the Knot」をきっかけとして、より抽象的で概念的なモチーフである「線」や「影」に焦点を当て、一貫した制作を行なっています。
今回発表する壁紙としての作品は、何かを塗りつぶすとき、もしくは掻き取るときの動作の痕跡を、黒い線で無機質にパターン化しています。見えるのは「線」ですが、同時に「塗りつぶす」「掻き取る」行為を見ていることでもあります。「インクの黒」と日陰や影のように「空間に広がる黒」が鑑賞者の認識の中で常にゆらぎ、様々な様子の黒/陰影が混在する状態を作り出します。
作家略歴:
1988年熊本県生まれ。2008 年京都嵯峨芸術大学短期大学部卒業。滋賀県在住。主な展覧会に"FLASH MATTER" ギャラリーPARC (2019,京都)、
"scribbles between spaces" SOX (2018, ベルリン)、"ねじれたライブラリールーム" 熊本市現代美術館ギャラリーIII (2018, 熊本)、"invisible
strings in spring" Devening Projects (2018, シカゴ)、"Knit the Knot" HAGIWARA PROJECTS( 2016, 東京)、"控えめな抽象" Maki Fine Arts (2015, 東京)、"Abstract Jungle" GALERIE DE MULTIPLES (2015, パリ、フランス)、":No Subtitle" HAGIWARA PROJECTS (2013, 東京)、 "SCHEMA, Kyoto.Koln" Schilling Arkitekten x Super Window Project (2012, ケルン、ドイツ)、"VERLANGSAMTE PERFORMANCE" VAN HORN (2012, デュッセルドルフ、ドイツ)、"UNE FENETRE JAPONAISE" Galerie de Multiples(2011, パリ、フランス)、"神戸ビエンナーレ2011 高架下アートプロジェクト" 神戸市元町高架通り(2011, 兵庫)、"岡本太郎現代美術賞" 岡本太郎美術館(2011, 神奈川)、"Direction of Materials" Super Window(2010, 京都)など。
7月20日(土)オープニングレセプション 18:00-20:00
8月11日(日)13:00-14:00 「対話によるアート鑑賞会」
参加費:1000円 (ドリンク付) 人数: 10名
ファシリテーター:アートコミュニケーションランドリー 小田川 悠
協賛:https://whohw.jp/