駒形克哉 個展“ET IN ARCADIA EGO”

「エコーの森」 2017 年 B1 サイズ(103X73X3cm)、切り紙細工に彩色。木製パネル、紙、ガラス

「エコーの森」 2017 年 B1 サイズ(103X73X3cm)、切り紙細工に彩色。木製パネル、紙、ガラス

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会 期
20190705日 -  20190913
開催時間
12時00分 - 18時00分
休み
日( 7/7(日)は開廊) 
月火は予約制
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
+Y Gallery
情報提供者/投稿者
開催場所
+Y Gallery
住所
〒540-0024 大阪府
大阪市中央区南新町1-3-11-301
最寄り駅
天満橋
電話番号
06-4792-0011

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

前期−新作個展 “ET IN ARCADIA EGO” 2019年07月05日(金)〜08月10日(土) 
後期−旧作セレクション 2019年08月21日(水)〜9月13日(金)

この度+Y Gallery では駒形克哉の関西初個展を開催いたします。今回は、前期後期に分け、前期は新作を中心として切り紙と油彩で構成します。後期は旧作より代表作を選出し展示いたします。駒形克哉 は 1959 年東京生まれ、多摩美術大学に在学中の85 年に佐賀町エキジビットスペースでの大掛かりなインスタレーションでデビューします。大学を卒業後、イタリア(ミラノ)ブレラ美術学校に留学、アルテポーヴェラのルチャーノ・ファブロ(Luciano Fabro/1936-2007)の元に学び卒業します。
その作品は、主に切り紙や切り紙を使ったインスタレーションで知られます。楽園の中に少女(ニンフ)たちが佇む神話的な風景、あるいは、繊細な花輪や対称的な幾何学的図形など優美な大小複数の切り絵で構成するインスタレーションなど、切り紙や油彩の他にも立体、架空の物語を元にしたパフォーマンス的な空間を呈示するなどその表現は複数のメディアに渡ります。メディアの違う表現も、遡れば、幾重にも奥行きのある重層的な絵画的空間を根源としています。切り紙はそれら奥行きのある空間への表層の誘いであり、眼前へ切り取られた一面ともいえるでしょう。前期に出品される新作の彩色切り紙は、これまでの地(黒)と図(白や金)作品の他にも、白地に彩色された作品が数点出品されます。地と図の対立の中間にグラデーションが生まれ、切り紙は奥行きのある絵画を志向するような空間に変わってゆきます。これまでの作品形態と、油彩絵画の間を繋ぐような作品として位置すると言えます。そのような意味においてこれまでの作品形態と油彩作品を繋ぐような展覧会となるように思います。駒形克哉の描く理想郷、楽園的空間を堪能できるまたとない機会となると思います。

 初日にはささやかなパーティを開催します。駒形氏は関東在住のため在廊機会が限られております。作者を囲んだ語らいの場になればと思います。是非にお運びくださいませ。

“ET IN ARCADIA EGO”

絵の中にある土地に行ってみたくなった。なぜなら画面の上から見てるだけでは味わえない真実があるだろうから。
その絵の絵の具を見つめながら「ET IN ARCADIA EGO」と唱えながら芸術の神さまに祈ると夢の中でそこに行けるという。
ET IN ARCADIA EGO「理想郷にもまた我あり」イタリアバロックの画家グエルチーノの絵に書き込まれた言葉だ。
私は絵の中の理想郷に行き、描かれた森の中を動物たちと彷徨い、小川のせせらぎに耳を澄まし、泉の甘い水を飲もう。その中に楽しく生きている描かれた人やニンフたちと彼らの暮らしを邪魔しないように気をつけながら語らおう。
夢が覚めて絵の中から帰ってきても、その思い出でまたしばらく朗らかに生きることができる。そんな絵を描こうと努めている。

駒形克哉

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