ジェイ・ムーン|Thin Red Line

ジェイ・ムーン| Jaye Moon "Time Zone" 2018, Commercial clock, vinyl, amplifier Diam. 35.5cm, Edition of 5 ©Jaye Moon

ジェイ・ムーン| Jaye Moon "Time Zone" 2018, Commercial clock, vinyl, amplifier Diam. 35.5cm, Edition of 5 ©Jaye Moon

    タグ
    • 印刷する
    • add calendar
    会 期
    20190525日 -  20190622
    開催時間
    12時00分 - 19時00分
    ※六本木アートナイトの為5 月25 日(土)のみ22:00 まで営業
    休み
    日・月・祝
    入場料
    無料
    作品の販売有無
    販売有
    この情報のお問合せ
    Gallery MoMo Projects
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    GALLERY MoMo Projects
    住所
    〒106-0032 東京都
    港区六本木6-2-6 2F
    最寄り駅
    六本木
    電話番号
    03-3405-4339

    詳細

    展覧会内容

     GALLERY MoMo Projects では、5 月25 日(土)から6 月22 日(土)までニューヨーク在住のアーティスト、ジェイ・ムーンによる「Thin Red Line」を開催いたします。この展覧会は、ニューヨークのマリッサ・ニューマン・プロジェクツにて昨年開催された個展の巡回展となります。

     「 Thin Red Line (Of Courage)」という表現は、アメリカでは消防活動中に亡くなった消防士に敬意を表すために用いられてきました。消防士が他の人命を守る時に、心の奥底にある恐怖を乗り越えた最後のわずかな勇気を「Thin Red Line(細い赤い線)」と呼んでいます。「Thin Red Line」の起源は、1854年のクリミア戦争中に圧倒的ロシア兵に対し少数の戦力で対抗し撃退した大英帝国の軍隊です。この部隊の兵士は赤い制服を着用し、細い赤い線を描いていたことから、「赤い線は、尖った鋼鉄の線だった」とタイムズ紙のウィリアム・H・ラッセルが記述したのが始まりでした。また、ロバート・ギブが19881年に、同名タイトルで絵画を残しています。
     1962年、ジェイムス・ジョーンズは第二次世界大戦中に起きたガダルカナル島の戦いでの日本軍とアメリカ歩兵部隊について描いた小説のタイトルに、この「Thin Red Line」を選びました。この小説は二度映画化され、ジェイ・ムーンは1998年にテレンス・マリックによって脚色された台詞を今展で展示されるインスタレーション作品のインスピレーションにしました。
     この映画は、戦争映画ですが、戦地の美しい自然や現地の人々の生活と交流なども描かれ、最前線で戦う兵士が、死の恐怖に直面する中で、ふとその風景を思い出しながら自分自身に「死」を問いかけるようなシーンは哲学的で、兵士の内面に迫る作りとなっています。
     作家は、この映画の台詞を自身が癌を経験した時の心情と重ね合わせました。彼女は。闘病に向き合う際に、沈黙に囲まれ、その沈黙に向き合うことの方が難しいことに気がつきました。作家が暗号化した台詞は、沈黙の中で死と向き合った象徴的なシーンから引用されています。
     ムーンは、彼女自身が考案したミニマルな言語を用いて、フロアーインスタレーション「Thin Red Line」を制作しました。違う色のブリックの組み合わせでできた床は、映画の台詞を英語の点字に再解釈し、その言語とイメージを目に見えない、聞くことができない形に翻訳しました。
     今展では、ニューヨークのギャラリーを56,576 ピースの違う色のブリックの組み合わせで埋め尽くしたサイトスペシフィックな作品を当ギャラリーにて再現します。より鑑賞者にムーンが向き合った静寂を感じてもらうため、ギャラリー内に瞑想部屋のような個室を制作し、そこにフロアーインスタレーションを展示する予定です。床は繊細な素材で作られているので、鑑賞者は、地雷の中を歩くような感覚を連想させるように、慎重に繊細さを感じながら、不安定な気持ちでインスタレーションの上を歩いていきます。作品の中央に位置する細い赤線にたどり着くには、地雷を歩くことは避けられません。この作品は、戦争や死は人間が存在するのに避けられない真実であるとしても、鑑賞者が自分自身の中で、その答えを探すことを示唆しています。

    ジェイ・ムーンは、韓国ソウル出身で、1994 年プラット・インスティチュート彫刻科で修士号を取得後、ニューヨークでは 個展を3度開催し、Art in America やArtforum にて作品が紹介されるなど、多くの好評を得ました。2006年にもポロック・クライスナー財団の助成金を授与され、2009年にはNYFA の奨学助成金プログラム、並びにAHL 財団賞にも選出されました。2012年には韓国でCJ アートスタジオレジデンシープログラムに参加し活動の幅をアメリカからアジアへと広げています。
    1996年からレゴを使った作品を制作し始め、2010年よりニューヨーク、マイアミ、ネブラスカなどアメリカ各地で、ツリーハウスや都市景観を描いたようなパブリックアート作り始めました。多くの人と考えを共有するため、英国や韓国でも同様にレゴを使って、建築や自然を象った参加型のプロジェクトを実施しました。2015 年に開催された六本木アートナイトに於いても、日本で初めてこのレゴによる参加型プロジェクトが実施されました。

    平均:0.0 
    レビューした人:0 人

    近くの展覧会

    人気の展覧会

    <<        >>

    クリップした展覧会はありません。