開催時間 |
11時00分 - 19時00分
金曜日のみ20:00まで |
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休み |
月曜日
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入場料 |
無料 |
この情報のお問合せ |
【Tel】 075-231-0706
【Mail】info@galleryparc.com |
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒602-8242 京都府
〒602-8242 京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階 |
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最寄り駅 | 京都市バス「堀川中立売」 |
電話番号 | 075-334-5085 |
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では2019年5月3日(金)から5月19日(日)まで、田中和人による個展「Self-Dual」を開催いたします。
田中和人(たなか・かずひと/1973年・埼玉県生まれ)は、明治大学商学部卒業後、会社勤務を経て渡米。2004年にSchool of VISUAL ATRS(ニューヨーク)を卒業後に帰国。現在は京都・埼玉を拠点に活動しながら、「写真による抽象表現の探求」を主題に国内外で多くの個展やグループ展などに取り組んでいます。
本展「Self-Dual」は、田中が2015年から取り組む「pLastic_fLowers」シリーズの最新作となる「pLastic_fLowers III」と、新たな取り組みとなる「PP」シリーズによる作品で構成いたします。 机上に置いた花瓶の花をモチーフに、様々な角度から見たその「印象」を手前に設置した透明な板に描き、最後にそのドローイング越しに花を撮影した「pLastic_fLowers III」。これは「世界に在る(認識される)もの」を必ず写してしまう写真において、その「印象」を描いた絵画を同一のイメージ(写真)へと統合することで、私たちの認識にズレをつくり出し、写真を抽象化する試みです。
新作となる「PP」は、抽象絵画の歴史を視野に田中が描いたペインティングに、様々な色に露光した写真(印画紙)を貼ることで構成されています。その構成は十分に時間をかけて考慮されたもので、田中はここで、繊細な印画作業による写真と即興性を帯びた絵画を、それぞれのメディウムやプロセスを維持しながら、ひとつのイメージへと統合「しようと」しています。
絵画と写真を「同一」のイメージに統合することで、そこに生じるズレを顕在化させる「pLastic_fLowers」。絵画と写真を「異なる」ものとして扱いながら、その関係に重点を置くことでイメージを発生させる「PP」。対照的なアプローチによる二つのシリーズ作品により「絵画と写真の二重性」を探求する本展では、鑑賞者はそれぞれ作品の視点・視野の違いをお楽しみいただけるのではないでしょうか。