開催時間 |
10時00分 - 18時00分
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休み |
火、4月30日は開館、6月22日16時00分 閉館
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入場料 |
有料 一般500円、65歳以上250円 高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方および付添いの方(1名まで)無料 |
展覧会の撮影 |
可 一部の作品を除き可能 フラッシュ撮影はご遠慮ください。 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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子連れ |
可 |
この情報のお問合せ |
はじまりの美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒969-3122 福島県
耶麻郡猪苗代町新町4873 |
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最寄り駅 | 猪苗代 |
電話番号 | 0242-62-3454 |
あなたの目にうつる風景。
山、道路、人、田んぼ、家、草木、ねこ・・・
風景をつくるものは、さまざまです。
そして、それらの多くは、人の暮らしによって作られ、時の流れとともに変化しています。
つまり風景は、その地で生きる人々の暮らしの蓄積そのものとも言えるでしょう。
つみかさなった、人々の暮らしの痕跡に囲まれて、
わたしたちは「いま」を生きているのではないでしょうか。
そして、わたしも、あなたも、赤ん坊も、おじいさんおばあさんも、障がいのある方も、
すべての人々が、日々の生活のなかで、新しい痕跡をつくっています。すべての人々が、新しい風景をつくっているのです。
また、みんなで同じ場所に立ち、同じものを見ても、
きっと、感じること、想うことは人それぞれ違うでしょう。
あなたの目にうつる風景は、あなたがそれまでに出会い、感じ、得てきたものが反映された、
あなたにしか見ることのできない風景なのではないでしょうか。
本展覧会では、風景にかかわる表現をする8 組の作家を紹介します。
それぞれの作家の目には、どのように風景がうつっているのでしょうか。
風景にかかわる表現との出会いを通して、
「いま」を、そして「あした」をどう暮らしていくかを考えるきっかけになることを願います。
[みどころ]
さまざまな「風景」にかかわる作品を展示
クワクボリョウタによる日用品が風景のように見える、光と影を用いたインスタレーション作品。ハンセン病により故郷に帰ることが叶わなかった作家が故郷の思い出を表現した、国立療養所菊池恵楓園絵画クラブ金陽会による平面作品。気に入った写真を何年も触り続けたことにより写真の形が変形した杉浦篤の作品。鈴木のぞみによる、かつてその窓越しに眺められていたであろう風景を窓ガラスに写真の技法で定着させた作品。瀬尾夏美による東日本大震災以降に陸前高田市などで見聞きした言葉や風景に着想を得て紡いだ絵物語の作品。
高橋和彦による本や写真をもとに高橋独自の視点で描かれるユーモラスな風景画。谷川俊太郎による本展コンセプトをもとに「風景」をテーマに書き下ろした詩。ハナムラチカヒロによる「いま」「ここ」を体感でき、内面へ問いかけるインスタレーション作品など、さまざまな「風景」にかかわる表現を展示します。
谷川俊太郎、クワクボリョウタ、ハナムラチカヒロによる新作を展示
谷川俊太郎が本展のために書き下ろした新作の詩「今日をつかめ」を展示します!また、クワクボリョウタは、光と影を素材にした「LOST」シリーズの新作「LOST#17」を展示。ハナムラチカヒロは、「いま」「ここ」を体感できる新作インスタレーション「Translucent Fukushima/半透明の福島」を展示します。
「風景」の見え方が変化する多数の体験型のイベントを開催
地元の歴史に詳しい案内人と一緒にまちあるきをする「みんなで遠足!~この地を ふみしめる~」や、本展広報物のイラストも担当している コーチはじめ による「大きな花の顔出し看板で写真を撮ったり、好きに塗ったチョウチョを貼ったりできるコーナー」、バーバリアン・ブックス(グラフィックデザインユニットITWST[楢崎萌々恵とウィリアム・シャム]によるコミュニティスペース/プリントショップ/小さな図書館)企画・制作の、使い捨てカメラで写真を撮り、撮った写真は後日ZINE(小冊子)になって手元に届くワークショップ「一瞬のヒント」などを開催します。
[出展作家]クワクボリョウタ、国立療養所菊池恵楓園絵画クラブ金陽会、杉浦篤、鈴木のぞみ、瀬尾夏美、高橋和彦、谷川俊太郎、ハナムラチカヒロ
■ギャラリートーク ~みんなで一緒に展示室をめぐろう!~
日時:2019年4月6日(土)、5月4日(土)、6月29日(土)いずれも13:30~14:30
参加費:無料(要展覧会観覧料)
詳細:美術館スタッフと一緒にみんなで「まんなか展」をめぐろう!誰かと一緒に作品を見ると、新しい気づきがあるかもしれません。
■ワークショップ「一瞬のヒント」
日時:2019年4月6日(土)~4月30日(火・祝) ※開館中随時参加可・先着順
会場:美術館から徒歩圏内
参加費: 300 円
企画・制作:バーバリアン・ブックス
詳細:”使い捨てカメラ”を数台用意しておきます。好きなカメラをひとつ選んだら美術館の外へ出てみましょう。街の中を歩きながら、あなたが「記憶したい」と感じた瞬間を3枚写真に撮って来てください。皆さんが撮った写真は後日ZINE(小冊子)になって皆さんの手元に届きます。タイムカプセルを開けるようなドキドキ感を楽しんでみませんか。
※カメラの撮影枚数が終わり次第終了します。参加希望の方はお早めに!
■みんなで遠足!~この地を ふみしめる~(全3 回)
はじまりの美術館がある猪苗代・北塩原エリアの歴史に詳しい地元案内人と一緒に、この地を歩きます。
知れば知るほど奥深い、この地の風景の成り立ち。大人も子どもも大歓迎です!
<まち編>はじまりの美術館周辺をふみしめる
日時:2019年5月3日(金・祝) 13:00-15:00[要予約]
案内人:新明 哲也(新明家具)、鈴木 清孝(寄り合いメンバー)
集合場所:はじまりの美術館 定 員:15 名
参加費:500 円(企画展観覧料含む)・高校生以下無料
詳細:まちの歴史に詳しい案内人と一緒に、明治~昭和時代の昔の地図を見ながら、はじまりの美術館周辺をめぐります。地図と今のまちを比べると新しい発見があるかもしれません!
<ふもと編>土津神社周辺をふみしめる
日時:2019年5月12日(日) 13:00-15:00[要予約]
案内人:宮澤 重嗣(土津神社 禰宜) 定 員:15 名
集合場所:土津神社 白大鳥居の下
参加費:500 円(企画展観覧料含む)・高校生以下無料
詳細:土津神社の禰宜さんと一緒に、土津神社・バテレン塚をめぐります。土津神社の鳥居はなぜ白いの? 猪苗代の隠れキリシタン文化って?この地に根付いた信仰の歴史を紐解きます!
<やま編>磐梯山・五色沼をふみしめる
日時:2019年7月6日(土) 13:00-15:00[要予約]
案内人:佐藤 公(磐梯山噴火記念館 館長) 定 員:15 名
集合場所:磐梯山噴火記念館(福島県耶麻郡北塩原村桧原字剣ヶ峯1093-36)
参加費:500 円(はじまりの美術館 企画展観覧料含む)・高校生以下無料
詳細:磐梯山噴火記念館の館長さんと一緒に、五色沼周辺をめぐります。五色沼ってどうやってできたの? 磐梯山噴火の歴史を学びながら、大自然の中を歩きます!
■大きな花の顔出し看板で写真を撮ったり、好きに塗ったチョウチョを貼ったりできるコーナー
日時:2019年6月9日(日)10:00~16:00
アーティスト:コーチはじめ
参加費:無料
会場:はじまりの美術館 カフェスペース
詳細:イラストレーターのコーチはじめさんと一緒に、大きな花の顔出し看板で写真を撮ったり、自由に色を塗ったチョウチョを貼ったりできます!子どもも大人も、みんな集まれ~!
■「二重のまち/交代地のうたを編む」上映会&トークイベント
日時:2019年6月22日(土) 17:00~20:00
ゲスト:小森はるか(映像作家)、瀬尾夏美(画家、作家)
定員:30 名
会場:はじまりの美術館
参加費:1500 円(企画展観覧料含む)
詳細:東日本大震災後、東京から陸前高田に移住し活動してきた小森はるか+瀬尾夏美の新作映像「二重のまち/交代地のうたを編む」の上映会です。当日はお二人をお招きし、上映後にこの映像を制作した背景、8年たった現在の想いなどお話いただきます。
◯AIZU COFFEE TIME! 2019
日時:2019 年5 月26 日(日) 10:00-16:00
会場:はじまりの美術館 西側駐車場
主催:AIZU COFFEE TIME!実行委員会
HP :https://aizucoffeetime.localinfo.jp/
◯はじまるしぇ~開館記念GoGo5周年!~
日時:2019 年6 月9 日(日) 10:00-16:00
会場:はじまりの美術館 西側駐車場
主催:社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
主催:社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
協力: 一般社団法人金陽会、一般社団法人ヒューマンライツふくおか、一般社団法人ブリコラージュファウンデーション、大阪府立大学 花村研究室、大阪府立大学 緑地計画学研究室、社会福祉法人自立更生会 盛岡杉生園、社会福祉法人みぬま福祉会 工房集、rin art association
後援:福島県、福島県教育委員会、猪苗代町、猪苗代町教育委員会、あさかホスピタルグループ
助成:公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団