上出長右衛門窯 上出惠悟 「幽谷」

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会 期
20110926日 -  20111016
開催時間
11時00分 - 19時00分
休み
会期中無休
クリエイター在廊

9月26日(月)、10月1日(土)
この情報のお問合せ
Yoshimi Arts : 06-6443-0080 or info@yoshimiarts.com
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
Yoshimi Arts
住所
〒550-0002 大阪府
大阪市西区江戸堀1-8-24若狭ビル3F
最寄り駅
肥後橋
電話番号
06-6443-0080

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

この度、Yoshimi Artsでは、上出長右衛門窯 上出惠悟 「幽谷」 を開催致します。
日本の伝統工芸は様々な問題を抱えています。生活スタイルの変容、工業製品の台頭などによる需要の低迷に伴った職人の減少は、道具や原料を作る業者にまで及び、今や伝統工芸は産業として衰退の一路を辿っていると言わざるを得ません。石川の伝統工芸である九谷焼においても、例外ではありません。
上出長右衛門窯の六代目として生まれた20代の上出惠悟は、九谷焼の中でも数少ない磁器の成形から絵付まで一貫して生産する窯元で、上出長右衛門窯を継承し守って行く為に、企業やデザイナーとのコラボレーションや、ワークショップなど九谷焼を広めるための様々な取組や作品の発表を行ってきました。
上出惠悟が試みている活動は、今までの伝統工芸が行ってきたものとは明らかに違うと考えています。今までの伝統工芸の現代性とは、無理やり現代に迎合するが故に、新しい作品を生み出すに至らず、伝統と現代とを同居させただけの歪な作品になってしまっていたように思えてなりません。
日本には今まで戦後一貫した社会の規範や価値基準が存在し、またここ20年はそれらが存在しなくなったと信じたくない社会が蔓延しています。しかし、戦後から続いた価値基準は20代の人々には届いておらず、彼らはその価値に左右されない視点を持っているようです。
上出惠悟の視点は、今まで私たちが見ている「物」としての九谷焼とは同一ですが、見えている風景や未来が違います。1世紀以上継承してきた歴史を一旦据え置き、九谷焼の歴史を最大限に解釈し、整合性を持たせながら、新しい価値を創造することを試みています。
上出長右衛門窯が新しく生み出した作品に、「髑髏 お菓子壷」の花詰文様がありますが、この作品では、過去から受け継いでいる文様を生として解釈し死を表す髑髏に描く事で、単なる文様でしかなかった花詰が髑髏とのコントラストによって異常な生の欲求へと変貌しているのです。
今展では、上出惠悟は九谷焼の歴史と厳しい現状、自身が現在置かれている立場から再生という考えに至り、九谷と自身の源流を考えるという意味で展覧会名を「幽谷」と題しました。髑髏花詰文様から続く物語をさらに掘り下げながら、上出長右衛門窯として器物の可能性を再考する新作を展示発表致します。

*画像:髑髏 お菓子壷 花詰/上出長右衛門窯+丸若屋/2008/磁器
金沢21世紀美術館所蔵
photo:忽那光一郎
≪参考画像≫
今展では「髑髏 お菓子壷 花詰」の新作を含め展示致します

関連情報

レセプション 10月1日(土)18時-

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