没後40年バーナード・リーチ展一山本爲三郎コレクションより
会期: 2019-03-21 - 2019-06-09
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
クラフト
展覧会タグ:
陶磁
開催内容
アサヒビール大山崎山荘美術館は、2019年3月21日(木・祝)から6月9日(日)まで、「没後40年バーナード・リーチ展 一山本爲三郎コレクションより」を開催いたします。
画家を目指していたリーチは、日本で陶芸に出合い、その奥深さに魅了されます。また、民藝運動を提唱した柳宗悦や、運動の担い手となる河井寛次郎、濱田庄司と交流を深めました。日本で作陶を学んだリーチは、濱田を伴い、イギリスのセント・アイヴスで困難の末に窯を築いて同地を拠点とします。以降もたびたび来日し、京都、益子(栃木県)などの窯を訪れて作陶をつづけ、日本やイギリス各地の伝統的な技法を自らの作品にとり入れて昇華させ、近代陶芸を代表する陶芸家となりました。
民藝運動を黎明期から篤く支援したことで知られる、アサヒビール初代社長山本爲三郎(ためさぶろう)は、生涯にわたりリーチと親交をむすびました。本展では、山本家から寄贈され、開館以来当館所蔵品の軸である山本爲三郎コレクションを中心に、山本の自邸に建てられ初期民藝運動の拠点となった「三國荘(みくにそう)」や、山本が大阪ロイヤルホテル(現・リーガロイヤルホテル(大阪))に開設した「リーチバー」ゆかりの作品、柳、民藝運動の作家だちとの交流を示す貴重な作品などを含む、約100点を一挙に公開いたします。
関連イベントとして、リーチ研究者である鈴木禎宏(さだひろ)氏(お茶の水女子大学大学院准教授)の講演会を開催いたします。また、喫茶室では、リーガロイヤルホテル京都による本展特製オリジナルスイーツを提供いたします。