narrative
会期: 2019-04-02 - 2019-04-14
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
kafkanako
escocse
むすび
むくむくしたけもの
竹下真澄
キセ
さくら
青木香織
グループ展
アート
開催内容
ナラティヴ(narrative)という言葉は、物語、語りという意味ですが、音声や文字で表されるものだけ ではなく、語られる時の身振りや表情など非言語的なものも含みます。 非言語的なもの。つまり、作家におけるナラティヴとは、作品なのではないでしょうか。
言葉で作品について伝えることは重要ですが、決まったストーリー(物語)を押し付けるのでなく、鑑 賞者に作品を体験させ、介入させ、自分なりの答えを再構築させることが、作品を通して伝えるべ き、もっとも大事なことだと思います。
過去の経験や事実によって構成された、人生や考え方、信条、様々な想いを作家たちは作品に込めますが、経験や事実も語る方向によってさまざまな別の物語になり得ます。
ポストモダンの考え方と通ずる点があり、ナラティヴの研究者、マーシャ・ロシターは、「ナラティヴは意味づけの行為であり、経験に意味を与えていく方法である」とも示しています。
人は現在と未来については、変えられると考えがちですが、実際には過去も再解釈により変化していきます。ナラティヴとは、この過去の再解釈による、現在と未来のさらなる変化を指しています。
経験がどういう意味をもち、固定化されない語りが、どう作品に反映されていくのか。
一緒に物語を紐解きましょう。