開催時間 |
10時00分 - 18時00分
金・土曜日は20時00分まで 入場は閉館の30分前まで |
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休み |
月曜日(ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・休)は開館)および5月7日(火)
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入場料 |
有料 一般:500(400)[300]円/大学生:400(300)[200]円/ 70歳以上:250(200)[150]円/高校生以下:無料 ※( )内は20名以上の団体料金/ [ ]内は特別展とのセット料金 ※障がいのある方(70歳以上を除く)は各観覧料金の75%割引、その介護の方1名は無料 ※毎月第2日曜日は公益財団法人伊藤文化財団のご協力により無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
兵庫県立美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒651-0073 兵庫県
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 [HAT神戸内] |
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最寄り駅 | 岩屋 |
電話番号 | 078-262-1011 |
2019 年度コレクション展の第Ⅰ期では、「境界」をテーマとして展覧会を開催します。
私たちの身の周りには、大小さまざまな境界が存在するようです。個々の境界は、緩やかに変化し、移動し、新しく生まれて消えることもあるのではないでしょうか。しかし、境界というものが無くなることはありません。事物を区分する境界は、乗り越えることがときに困難であり、ときに不可能なこともあるでしょう。一方で、境界の存在ゆえに守られているものもあれば、さらに、境界による線引きがあるからこそ、つながりを再認識し、相互の濃密な結びつきが生まれる可能性があるのかもしれません。
同展では、当館コレクションの名品を「境界」にかかわる6つのテーマに沿って展示します。多様なジャンル・時代の作品が、自分がいる境界のこちら側と、むこうにある世界を見つめるためのきっかけとなれば幸いです。
(前期展示:3月16日(土)~ 5月6日(月・休) 後期展示:5月8日(水)~ 6月23日(日))
[展示構成]
第1 章 領域
境界は、さまざまな領域をつくります。国という大きな場所はもちろんのこと、もっと狭い地域や部屋、そして、物理的な場所のみならず、心理的なテリトリーまで、それぞれの領域は、境界によって定義され、ときには、守られていることもあるでしょう。まず、はじめの章では、領域というものが描かれた作品をご紹介します。
第2 章 線をひく
作家は、キャンバスや紙の上にさまざまな線をひいて絵を描きます。キャンバスにひかれた1本の線は、境界のように画面を分割することもあるでしょう。本章では、線によって区切られ、構成された作品を展示します。
第3 章 東/西
作家たちは表現を通して、さまざまな境界を越えていきます。明治維新以降に洋画を志した日本人画家たちは、西洋の技法や主題を学びました。そして、現在活躍する作家もまた、東洋的な要素と西洋的なものを融合させた表現を展開しています。
第4 章 生/死
生と死の間には、絶対的な境界線が存在しています。家族や親しい友人を失うという耐え難い体験から制作へと向かう作家もいます。そして、生の輝きや巡る生と死を
表現することで鎮魂の祈りが込められた作品をご紹介します。
第5 章 他者/自己
ときには絶望的に思えるほどの他者との違いを埋めることはできるのでしょうか。自己と他者の姿に改めて出会い見つめ直す、その端緒となる作品を展示します。人との差異を発見することで、自身の姿が見えてくることがあるのではないでしょうか。
第6 章 現実/非現実
意識と無意識の狭間で、夢か現実かわからない世界を描いたシュルレアリスムの作家たちをはじめ、自然の描写の中に現れた不思議な光景など、境界線の曖昧な世界が描かれた作品をご紹介します。
(1)学芸員によるギャラリートーク
3月30日(土)、4月27日(土)、5月18 日(土)
※いずれも午後4時より(所要時間:45分) ※参加無料、要観覧券
(2)ミュージアム・ボランティアによるガイド・ツアー
会期中の金・土・日曜の午後1時から(所要時間:45分) ※参加無料、要観覧券
主催:兵庫県立美術館
後援:公益財団法人 伊藤文化財団
協賛:株式会社ハーフ・センチュリー・モア(サンシティタワー神戸)