石本藤雄展 マリメッコの花から陶の実へ-琳派との対話-
会期: 2019-03-09 - 2019-04-21
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
テキスタイル
開催内容
細見美術館では2019年春、テキスタイルデザイナー、陶芸家の石本藤雄の原点と、新たな作品を紹介する展覧会を開催します。
石本藤雄は、世界中に多くのファンをもつフィンランドのライフスタイルブランド<マリメッコ>のテキスタイルデザイナーとして、32年間で400点を超えるテキスタイルデザインを生み出したのち、フィンランドの老舗陶器メーカー<アラビア>のアート部門に所属、77歳を迎えた現在も陶芸家として数多くの作品を生み出しています。2011年にはフィンランドの芸術家に贈られてきた最高位の勲章、[フィンランド獅子勲章プロ・フィンランディア・メダル]を受賞するなど、フィンランドデザインの礎を築いた一人といっても過言ではありません。
本展では、石本が生み出したマリメッコデザインの中から厳選したファブリックのインスタレーションや、デザインの基となった原画を展観するほか、近年手掛けた陶の作品を紹介します。また、細見コレクションの主軸となる「琳派」の作品との競演も当館ならではの見どころとなっています。デザイナー、アーティストとして活躍し、人々の心を豊かに彩る石本と、京都で育まれ、身のまわりを美しく飾る意匠を生み出した琳派との時空を超えた新たな出会いをお楽しみください。
石本藤雄 Fujiwo Ishimoto
1941年愛媛県砥部町出身、フィンランド・ヘルシンキ在住。1970年にフィンランドに移り、1974年から同国を代表するライフスタイルブランド<マリメッコ>で32年に渡りテキスタイルデザイナーを務める。現在はフィンランドの老舗陶器メーカー<アラビア>のアート部門の一員として陶芸制作に取り組む。カイ・フランク賞、フィンランド獅子勲章プロ・フィンランディア・メダル、日本では旭日小綬章など多数受賞。